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モノクロマティック

大好きなミュージシャンであり
クリエイターでもある
オザケンこと小沢健二さん。

先日、小沢健二(以下、敬意を込めて敬称略)の
コンサートに行ってきた。

今回のツアーはふたつの特徴があって

ひとつはツアー名の通り
モノクロマティック
単色的
白・グレー・黒の世界ということ。

照明もカラフルなものを使わず
モノクロの世界の中で

歌詞や音楽を
"無色"のまま楽しもう

というのがコンセプトである。

もうひとつの特徴は
全席に秘密小道具が付いてくるということ。

小沢健二と一緒に
モノクロの世界をつくるアイテム??

どんなライブになるんだろうー

--

当日

ツアー最終日
雨があがった東京渋谷
推奨のドレスコード
モノクロコーデで会場に入る

秘密小道具を受け取ると
中にはネクタイとホイッスルが入っていた。

ホイッスルをネクタイに取り付け
首に巻けば準備完了

秘密道具を受け取っても
???だったけど

館内アナウンスを聞いていると
ようやく全容が見えてくる。

小沢健二が今回したかったこと。

ホイッスル交響楽団

観客みんなでホイッスルを吹き
会場全体でオーケストラになろうという
ちゃめっけたっぷりな壮大な計画

斬新すぎる。

ホイッスルの出番は
せいぜい2-3曲なのかなーと思ってたけど

小沢健二の「ホイッスゥー」の合図でピーピー吹いて
ほとんどの曲に参加をした。

会場全体で鳴り響くホイッスルの音色

もうみんなノリノリ

音がそろうと気持ちいい。

-- 吹く快感

-- 心地いい音色

どちらもかなえてくれるから
ホイッスルってすごい。

--

アンコールを含め
3時間のコンサート。

笛をふきまくり
一緒に歌いまくり
手をたたきまくり

モノクロマティックな空間で
大好きな曲を楽しんだ最高の一夜に。

みんなでモノクロのネクタイを身につけ
交響楽団の一員として
ホイッスルを吹きまくる

こんな夜はもう二度とないだろうし

こういう空間をつくりだす
小沢健二ってすごいなと思う。

コンサートという枠を越えた
アトラクションショーに
参加した気分。

そしてホイッスルに限らず
ライブ中も新しい試みばかり。

朗読ともMCとも違う
曲にのせたモノローグ(一人の小話)を
たくさんしてくれたり

新曲は歌詞をじっくり聞かせてくれたあとに
音にのせてくれたり

新しいことをどんどんやってのけて
過去にしがみついている感じは全くない。

こちらの曲が入っている
3トラックで1,000円のCDも
実に小沢健二&スチャダラらしくて

3トラック目は
おまけのおしゃべりが30分入っている。

歌にならないギリギリの声と
演奏にならないギリギリの楽器の音からなる
おしゃべりが聞きごたえ満点。

1/4の確率でオザケンステッカーをゲット
やったー!
30年前にヒットした
今夜はブギーバックの歌詞がカルタに笑

小沢健二は間違いなく今が一番かっこいい。

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