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ROOTをプレイする上で、プレイ人数や派閥選択の組み合わせは数百通りに及びます。
もちろん、それぞれが好みの派閥を使用して遊ぶのが一番ではありますが、『より面白いゲームを演出する為の組み合わせ』を作る方法を公式が公開しています。

今回は派閥選択の目安となる『リーチ』について説明します。

◆『リーチ』とは

各派閥に与えられる、マップ上での『勢力拡大能力』を表す値が『リーチ』です。
プレイ人数毎に望ましい合計リーチ数が定められており、その値以上になるように派閥を選択することでバランスの良いゲームプレイが可能となります。

※『百鼠の王』と『鉄の番人』は日本では未発売の拡張『THE MARAUDER EXPANSION』にて追加された派閥

※放浪部族は1人であればリーチ数5、拡張『さざめく河のけだもの軍記』に収録されているもう1セットの放浪部族を使用して放浪部族が2人になる場合は1人目はリーチ数5、2人目はリーチ数2となる

例えば4人で遊ぶ時は合計リーチ数21以上が望ましいので
猫野侯国(10)、河民商団(5)、森林連合(3)、黒烏結社(3)の4派閥であれば合計リーチ数21となりバランス良く遊ぶことができます。
しかし、鷲巣王朝(7)、河民商団(5)、森林連合(3)、蜥蜴教団(2)の4派閥であれば合計リーチ数17となり、推奨されている値には届かない、ということになります。

◆補足

積極的にハードな環境でプレイしたい場合は自由な派閥を選択しても問題ないとされていますが、『最低でも合計17以上』となることだけは推奨されています。

つまり基本セットを使用して2人でプレイする場合、
『猫野侯国』VS『鷲巣王朝』に限定される、ということが分かります。

◆人数問わず好きな派閥で遊びたい時は

うーん…猫野侯国も鷲巣王朝も大好きですが、せっかくだから2人プレイでもいろいろな派閥を使用して遊びたいですよね。

というわけで、各派閥を自動化する為の拡張
『時計仕掛け (THE CLOCKWORK EXPANSION)』の使用もオススメです。
こちらも日本語版はまだ未発売ですが、僕が作成した日本語訳の説明書とカードや派閥ボードに貼るシールを印刷する為のPDFを公開しているので、ご自由にご使用ください。

こちらを使用することによって、基本4派閥を任意の派閥数だけ自動化して遊ぶことができます。2人プレイでの合計リーチ数は17以上推奨なので、鷲巣王朝と森林連合では遊びにくいですが、上記拡張の『メカ野侯国2.0(自動で動く派閥)』を使用することでリーチ数は18(自動を含む3人プレイ想定になった為)を超えることができます。

この拡張の購入方法は…?となると、輸入してAmazonや楽天市場などで販売している業者さんから購入するか、ROOTを販売しているドイツのメーカー、LederGamesさんの公式サイトから個人輸入する、の2択になるかと思われます。

個人輸入方法はまた別途noteにしようと思います。

プレイヤー全員が慣れてくるといろいろな組み合わせで遊びたくなり、リーチをあまり意識しなくても楽しめるとは思いますが、初心者の方を含めるのであれば、可能な限りバランス良く遊べた方が公平性もあって更に楽しめるかと思います。
ぜひ、今回ご紹介した『リーチ』を意識した派閥選びで遊んでみてください。

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