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【LIFE BLOG】先のことをちょっと想像してみる~定年後のリアルについて

40も半ばを過ぎると、徐々に考え始めるアフター定年(何カッコつけてるんだか笑)。まだまだ先のように感じていましたが、干支一回りちょいしたら自分もそんな年齢なんだよな、となんだか妙に身近に感じてきた矢先に「PRESIDENT」の特集が、まあなんと「50代60代のリアル後悔「2000人大調査!もっと準備すればよかったランキング」というのが目に入り、食い入るように読んでしまいました。ちょうど連休期間でしたので、なんだかちょっと自分にとってはそう遠くない未来について思いをはせてみた、という話をしてみたいと思います。


気づきをもらった前職メンバーとの食事会

きっかけは先月半ばのことでした。前職の同じ教室でお世話になった恩師(つまりは上司)の方お二人と、今は教室長として活躍している同世代の元同僚と久々に食事会を開きました。もうかれこれ15年ほど前に縁あってご一緒できた素晴らしい先輩方であり、同志との会食でしたので、そうした懐かし話に花が咲くかと思いきや、それもあったのですが、話はそれだけでなく、役職定年だとかそういった類いのお話を伺うことができました。

さらには今では諸先輩や私の同期世代ではなく、もっと若手を登用して若返りを図ろうとしているような話も耳にし、「(皆さん←ま、当時の私も含めて)あれだけ会社に尽くして来たのに・・・」というなんとなく釈然としない複雑な気持ちになりました。

そうなってくると俄然考えてしまうのが、これまでは会社ファーストだった人生から、自分の生活をもっと大事にしよう、ということ。まあ、私なんかは一足先に飛び出してしまったわけですが、なんだかそんな思いをより一層強く感じてしまいました。

そんな矢先の「PRESIDENT」の特集がなんと・・・!

ということで、そうした気づきを得たところで手に取った雑誌の特集が、なななんと「定年後のリアル」だったわけでして・・・。まだまだ先のように感じていましたが、気付けば60という年齢の方が近くなってきたことも事実。連休中ということもあり、ちょっとだけ先を考えながら、準備のつもりで先輩方の声からヒントを得てみようと思った次第です。

仕事の後悔ランキング~資格や語学など、定年後を見据えた勉強の大切さを痛感

仕事の後悔ランキング
資格や語学など、定年後を見据えた勉強の大切さを痛感
(回答者の平均スコア)
1. 定年後も働けるように資格を取っておけば良かった(2.59)
2. 海外で稼げるように、外国語を勉強しておけばよかった(2.44)
3. 自分のやりたい仕事をしたほうが良かった(2.38)
4. もっと稼げる仕事をした方が良かった(2.15)
5. 再就職に向けた準備をした方が良かった(2.07)
6. 起業や独立を真剣に目指して働いた方が良かった(2.01)
7. 副業をしておけば良かった(1.92)
8. もっと転職でキャリアアップをすべきだった(1.77)
9. 昇進や昇格を真剣に目指して働いた方が良かった(1.75)
10. 定年が遅かったり、ない会社に転職しておいたほうが良かった(1.65)

PRESIDENT 2024/3/29号より

うーん、なかなかヘビーですよね。これは昨年転職活動をした際にも痛感した内容とリンクするものが多く、「皆さん、同じような思いを持っていらっしゃるんだな」と感じました。資格や語学に関しては、やはりそれだけ重要なんですね。とはいえ、急に前職や現職と異なる資格を取ったところで、60を超えてからの再就職において、新しい職種、新しい職場で活かせることはなかなか難しいのかな、なんて実行に移す前からヒヨってしまっているんですが・・・(涙)。やっぱり関連した職業ということになってしまうんですかね。

ただ、「再就職に向けた準備をしておくべきだった」「起業や独立を真剣に考えるべきだった」「副業をしておくべきだった」というこれらについては、今からでも準備できる内容だな、と思って少しだけ今後に活かせそうだなと収穫を得た気持ちになりました。ただ、では「何をするか!?」これがまだ難題なわけですが・・・笑。

お金の後悔ランキング~先立つ貯えがなければ、趣味も仕事も楽しみづらい

お金の後悔ランキング
先立つ貯えがなければ、趣味も仕事も楽しみづらい
1. もっと貯金をしておけばよかった(2.93)
2. もっと早くから株式投資をしておけば良かった(2.88)
3. もっと自分の経験にお金を使えばよかった(2.69)
4. NISAやiDeCoを早くから始めておけばよかった(2.66)
5. 収入が減っても問題ない生活設計を立てておけばよかった(2.52)
6. 高くても質の良い服やアイテムにお金を使えばよかった(2.16)
7. 衝動買いをしなければよかった(2.04)
8. サブスクなどの固定費を減らしておけばよかった(1.87)
9. 住宅を買っておけばよかった(1.55)
10. 不動産投資をしておけばよかった(1.35)

同上

これもまたかなりリアルですよね・・・それこそ年金2000万円問題なんかもありましたしね。さらには税金のみならず社会保険料もどんどんアップしていますし。おまけに今の40代後半から50代前半の「超氷河期世代」は30年間賃金が唯一過去と比べて上がっていないという調査結果もX(旧ツイッター)で見かけたような。ま、とはいえ同世代でも頑張っている方も多くいらっしゃるので、時代のせいにして文句を言うのはなんだか気が引けますが、そんな世代だからこそ、諸先輩からのお言葉は大事にしたいですよね。

しかし、今では新NISAやiDeCoといった投資しやすい環境も整備されてきていますよね。節税にもなって、将来に向けた資産形成ができるとなれば、やらない手はないと思います。私自身、なんとなく2,30代の頃から漠然と貯蓄に関しては「大の数学嫌い」のクセに、お金を欲する願望だけは強かったので(笑)、投資信託を始めていました。ちょうど仕事にのめり込んでいて、投資信託のことすら忘れていたので、数年(多分10年弱)してから金額を見てビックリ!という経験(もちろん大金!というほどではないですけどね)があるので、これからも続けていこうと思っています。

あとは「経験にお金を使う」っていうのも改めて大事だな、と思いました。やっぱり年齢を重ねることによって、昔できたことがだんだん難しくなるってこともありますよね。それこそ、実は20代前半期にバックパッカーとして海外を回っていたことがあるんですが、当時は1部屋あたり2段ベッドに8人のドミトリーに宿泊し、風呂トイレ共同。さらに食事はキッチンで自炊・・・みたいな貧乏旅行でした。しかし、この年になり、もう一回あの旅ができるか?というと・・・やっぱりキツいですよね。あれは若いからこそできたわけで、今はもっとゆっくりしたいし、周りの目も気にしてしまうというかなんというか・・・(←日本人ですね・・・笑)。それに食べれる量も少なくなり、どんどん食も細っていきますしね。もちろん年齢に応じた旅だったり、趣味を見つけて体験すればいいんですけどね。

「働き方」の分岐点~50代で次の職探しを始める

「働き方」の分岐点・・・50代で次の職探しを始める
① 小商い・・・個人レベルの商売を一人で立ち上げる
② 組織で働く・・・業務委託やパートタイムなどで働く
③ 趣味に生きる・・・趣味や特技で自分を活かす
④ 地域活動・ボランティア・・・これまでの経験や知識を活かして社会貢献する
⑤ 学び直し・・・学校や地域の生涯学習センターなどで学ぶ

同上

話は戻って「働き方」について。やっぱり社会との接点という意味でも、仕事は体が動く限り、ちょっとしたものでもいいので、続けていきたいなとは思っています。これは転職が決まるまでの、数か月で「何もしない」ということに飽きてしまったという反省をもとに、そう考えています。

人間、なんだかわがままなもので、前職でいろいろあり、希望して一旦リセット!というつもりで退職したまでは良かったものの、のんびり過ごすのも楽しいのは最初の1か月くらいなもので、だんだん飽きてきてしまったんですよね。あれだけ憧れた「(似非)FIRE生活」だったのですが、退職前に「辞めたらコレをするぞ」というリストはどんどん消化し、やりつくしてしまうと・・・「このままでいいのか?」という社会から取り残された感を味わうことになり・・・なんだかダメでした、貧乏性の私には(笑)。

そういうわけで、この経験はもしかしたら疑似リタイア後を事前に味わえたのかな、と勝手にそう思うことにし(←このへんが無駄にポジティブw)、出きることなら体が動く限りは、何か仕事をしたいな、とは思っています。それが自分のやりたいことだったり、これまでの経験が役立つことなら猶更いいですよね。

まとめ~こうして事前に「考える」ことは大事!

そういうわけで、こうしたことを考えるきっかけとなり、有意義な特集だったな、と思いました。ぜひ全編をお読みいただくと、もっといろいろ役に立つ内容(特に年金だったり、退職金のリアルなどは必見!)も含まれていましたので、ぜひぜひお読みいただければと思います。まだまだ自分には当分先だー、なんて思っていましたが、30代から40代までもあっという間でしたし、40代に入って厄年3か年を超えるもあっという間だった気がします。それに気づくと今年ももう5月。ということはあと一か月したら、2024年も半分終了!という具合で、1年って本当に短いですよね。もちろん常に退職後を考える・・・というのも、おかしな話ですが、時にこうして未来を予測しながら、逆算していくというのもまた重要なのかな、と思いました。なんだか不思議な連休でしたね、私にとっては(笑)。もし、お読みくださった皆さんにとって何かしら「気づき」を届けられたら幸いです。


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