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高知とストランドビースト

6月24日に家族で高知県の美術館にストランドビースト(strand beest)を見に行きました。(※高知県での展示は終了しています。次回は島根県立美術館で2023/7/7〜2023/8/28開催予定です。)

高知県は四国の下側(北が上の場合)にありまして、四国は高知県、愛媛県、香川県、徳島県の四県です。ちなみに淡路島は兵庫県です。

ストランドビーストはオランダのアーティスト、テオ・ヤンセンが作った、下のポスターのようなふしぎな形をした作品です。

右側のリトル・デス・クラブが気になりますが

ストランドビーストとは、
オランダ語で砂浜を意味する「strand」と、生命体の「beest」をつなぎ合わせた、テオ・ ヤンセンによる造語からきているそうです。

以前にテレビや雑誌でテオさんの作品を見たことがあり「わー、なんかようわからんけどカッコええやん」と、一度直接見たかった。ちょうど高知県立美術館に作品がやってきたので、子どもたちが気に入ってくれるか多少不安でしたが、家族で行くことにした。

ちなみに徳島市から高知市までは約160kmの道のりがあり、高速道路を利用して2時間ちょっと。腹ごしらえをして出発した。

はま寿司のレーンは直線のみなので、回らない寿司といえるのではないか
高知に着いたぜよ
つぎは植物園にいきますので
※美術館内撮影OKでした。

美術館に到着し作品を観る。軽自動車くらいのサイズの作品かなと思っていたけど、想像より大きく圧倒された。ストランドビーストを近くでみるとビニールパイプに熱を加えて変形させテープや結束バンドで固定しているので、とても手作り感あふれる作品でした。パイプの切断面や加工している部分も歪んでいたり仕上がりもまばらで「本当に手作業でつないでるんや!」と驚いた。実際にペットボトルに圧縮空気を送り込んでビーストを動かす実演もあり、ビーストは生き物のようにスムーズに動いていた。ビーストの構造上、前進はできるが後退できないらしく実演終了後スタッフの方に後ろに引っ張られていく様子はかわいかった。

実際にストランドビーストをさわって動かすことができる体験コーナーもあった。子どもの力でもガシャガシャと動くビーストが面白かったらしく、何度も列に並んでビーストを動かしていた。
変なところをさわって壊したらどうしよう、と心配していたがスタッフの方が優しく声を掛けてくれたので子どもが安心して体験することができた。一通り作品を見たらお土産コーナーへ。

子どももおとなも夢中で風を送る
すぐ横で同じものが売っています、楽しいので財布のヒモもゆるむ
かおてんは楽しかったので今回も行きたい

テオ・ヤンセンさんのストランドビースト、子どもも妻も楽しめたようでよかった。
ビニールパイプ、テープ、結束バンド、ペットボトル、布などどこでも手に入る材料で、見た人がびっくりするものを作れるってすごいことだね、と子どもと話をした。
あと、子どもたちがスタッフの方に声をかけて作品のことを質問したり、池に消毒液を入れているお兄さんに「なにしてるん?」と聞いているのを見た。知らない人に声をかけるのはなかなかハードルが高いですが、自分が疑問に思ったことをすぐに聞けるというのはすごいことだなあと思った。そのうち人に聞くのが恥ずかしい時期がくるかもしれないけど、分からないことがあればどんどん人に聞いてほしい。子どもに質問されるのは大人もうれしいと思う。

遊び足りない子どもたちが美術館の池に入る勢いだったのでスマホで良さげな公園を探した。

良さげな公園
にんじゃになりたいむすめ
お花をささっと摘んで母ちゃんにプレゼントするにんじゃ

公園で一通り遊んで、びっくりドンキーでご飯を食べて(20年ぶりに行きましたが美味しかった)、徳島に帰りました。
今回、子ども以上に私も楽しんだのですが、楽しいことや面白いことを家族で一緒に体験したり共有するっていい事だなぁ、と改めて感じた一日でした。子どもの成長を感じることができたのもよかった。
買った模型をまだ組み立てていないので子どもと一緒に作ろうと思います。

貴重なお時間を使って、読んでいただきありがとうございました。

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