津島 結武(Musubu Tsushima)@心理学 読書

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津島 結武(Musubu Tsushima)@心理学 読書

公認心理師を目指して勉強をしている大学院生 人の役に立つような記事を更新していきます I will update articles that will be useful to you.

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最近の記事

カジュアルセックスに関する小ネタ:機能的承認とポリアモリー、ポリアモリーの性的ヘルスケアの選択、暴露前予防薬の開始意向の年齢差

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    • 2024年1月~3月に出版されたセックスに関する書籍の目録

      大見出しの数はNDCによる分類(一部実際の分類とは異なる) 150 倫理学 道徳大森美佐 恋愛ってなんだろう? (中学生の質問箱) 平凡社 恋愛や結婚は個人的なことなのに、社会のルールを気にしてしまうのはどうしてだろう? 恋愛を研究する社会学者が、恋愛について、さまざまな切り口から対話形式で語る。 367.2 女性史・事情若林理央 母にはなれないかもしれない : 産まない女のシスターフッド 旬報社 友だち、親、同僚、パートナー、SNSの言葉に戸惑い、傷つく女性たち。

      • カジュアルセックスに関する小ネタ:ポリアモリーの性格特性、ポリアモリーの課題、カジュアルセックスと自尊感情

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        • 「彼は信頼できるから……」コンドームからピルに移行する:エスノグラフィーによる研究

          性的快楽と親密さは、人々がセックスをする主な理由であるにもかかわらず、人々が避妊についてどのように決断を下すかについてはまだ十分に検討されていません。 『Journal of Positive Sexuality』に掲載された新しい研究は、安心感や信頼といった関係性のポジティブな要素が、避妊具としてのコンドームの使用からピルへ移行することを示しました。 Boydell, V. (2024). Creating Lasting Love: An Ethnographic St

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        • カジュアルセックスの科学
          24本
          ¥1,500
        • パパ活の科学
          7本
        • ダークトライアド
          34本
        • 物書きで古本好きな心理学専攻の大学院生によるエッセイ
          4本
        • 文学の論文紹介
          3本
        • 哲学っぽいこと
          1本

        記事

          解放された身体:性的暴力と資本主義の交差点で

          『Journal of Positive Sexuality』に掲載された新しい論文(エッセイ)は、著者自身の取り引き的性交や快楽のためのセックスに関与してきた経験を通して、性的暴力や売春のスティグマなどの構造的な問題を取り上げています。 Hedley, J. (2024). My Body Under Capitalism. Journal of Positive Sexuality, 10(1). はじめにこの創造的で批評的な個人的なエッセイのなかで、著者はジェンダー

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          解放された身体:性的暴力と資本主義の交差点で

          青春期の恋愛:ヤングアダルト文学における関係性の描写とその影響

          アーカンソー大学の英語学部から提出された学士論文では、ヤングアダルト(YA)文学がティーンエイジャーに与える影響と、性の表現がどのように社会的規範と結びついているかを分析しています。 また、性教育、レイプ文化、フェミニズムの動きがYA文学における恋愛関係の描写にどのように影響しているかを探求しています。 この研究は、YA文学が若者の性に関する認識と行動にどのように影響を与えるかを理解する上で重要な洞察を提供しています。 Gutche, A. (2024). Beyond t

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          カジュアルセックスに関する小ネタ:青年期のセクハラ、シチュエーションシップ、セクスティング

          青年期がセクハラする理由、セクハラされる理由:ノルウェーの研究

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          2023年に出版されたセックスに関する書籍目録

          2023年に出版されたセックスに関する書籍をまとめました。 分類は日本十進分類(NDC)に依拠しています。 人工知能ケイト・デヴリン ヒトは生成AIとセックスできるか : 人工知能とロボットの性愛未来学 新潮社 人工知能とロボット技術が合体する未来。ChatGPTに恋したらどうなるのか。性欲を定義してロボットに実装することは可能か。スマートセックストイの利用情報は誰のものか。セックスロボットが広まるとヒトはどうなるのか?セックスとAIについて考えることは、ヒトについて考え

          2023年に出版されたセックスに関する書籍目録

          セックスに同意が必要なのはわかっているが、つい忘れてしまう:オーストラリアの研究

          『Sexuality Research and Social Policy』に掲載された新しい研究は、性的同意に関する理論的理解と実際の経験との間に不一致があることを示し、ジェンダーの役割と文脈が同意プロセスに重要な影響を与えることを強調しています。 また、理想的な性的コミュニケーションと同意の実践が常に行動に反映されるわけではないことも明らかにしました。 Waling, A., James, A., & Moor, L. (2024). “Dude, Come On, L

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          パンデミック中の独身者の交際状況:ブラジルとポーランドの比較研究

          『Acta Universitatis Lodziensis. Folia Sociologica』に掲載された新しい研究は、パンデミック中のブラジルとポーランドの独身者の交際状況を調査し、ほとんどの参加者が恋愛関係になく、カジュアルな関係やオンラインデートは予測より少なかったことを明らかにしました。 また、子どものいない未婚者が多数を占め、社会的孤立時の生活形態や人間関係のダイナミクスに影響を与えていることが示されました。 Czernecka, J., & Andrade

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          カジュアルセックスに関する小ネタ:マルトリートメント・愛着スタイル・デートDV・危険な性行動、シンバイオセクシャリティ、セクシャル・ダブル・スタンダード

          マルトリートメントと親子の愛着の役割はデートDVと危険な性行動に影響を与えるか?

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          取り引き的性交に関する小ネタ:軍、児童の性的搾取、促進要因

          国内避難民女性の失業と平和維持要員による取り引き的性交との間に潜在的な関連性があるか?

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          アンソロジー短編小説集を出版しました

          皆さんこんにちは、津島結武です。 普段は心理学等に関する記事を書いていますが、今回は小説家の卵としての津島結武でお送りします。 タイトルにもある通り、アンソロジー短編小説集を出版しました。 今回はそのお知らせをしたいと思います。 『映画はチョコレートのように甘いかビターで』まずは書名ですが、見出しにある通り、『映画はチョコレートのように甘いかビターで』です。 初のアンソロジー短編集は、「映画」と「チョコレート」をテーマに作品をまとめました。 著者様には、それぞれのテーマ

          アンソロジー短編小説集を出版しました

          被害者にされる少女たち、加害者にされる男児たち

          女児の性的行動は、しばしば綿密に調査され、被害者性や責任と結びつけられるのに対し、男児の性的行動は、指摘されると通常、性的非行と結びつけられます。 『Feminist Criminology』に掲載された新しい研究は、性的行動が社会福祉制度のなかでどのように解釈され、どのように管理されるかに大きな男女格差があることを浮き彫りにしています。 Vogel, M. A., & Pettersson, T. (2024). Blurring the Lines Between Vi

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          被害者にされる少女たち、加害者にされる男児たち

          フックアップ・カルチャーは男女不平等を再生産するが、女性を守り、女性同士のつながりを強める動きもある

          『Embodied: The Stanford Undergraduate Journal of Feminist, Gender, and Sexuality Studies』に掲載された新しい論文は、女性の友情に焦点を当て、女性が管理する場を拡大することで、女性のフックアップ・カルチャー体験を改善できることを示唆しています。 Ruskey, M. (2024). Evaluating Hookup Culture on Campus: A Lesbian Separat

          フックアップ・カルチャーは男女不平等を再生産するが、女性を守り、女性同士のつながりを強める動きもある

          シンバイオセクシャリティ:「尊い」の性愛研究

          はじめに従来の性的・恋愛的魅力に関する理解は、主に性別やその他の特徴に基づく個人への指向に焦点を当ててきました。 しかし、最近の文化的・学術的言説は、従来の欲望や魅力の概念に異議を唱える、シンバイオセクシャリティとして知られる現象を明るみに出しています。 シンバイオセクシャリティとは? シンバイオセクシャリティとは、既存の人間関係にある人々に対して性的および/または恋愛的な魅力を感じる経験を指します。 この魅力は個人に向けられたものではなく、むしろ2人以上の関係性の中で共

          シンバイオセクシャリティ:「尊い」の性愛研究