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UniVIRTUALの新人さんが凄いらしいぞ!

※見出し画像は公式チャンネルのティザーPVよりスクリーンショットを引用させていただいています。

久しぶりの更新となります。今回はUniVIRTUALに新しく加入した陽茅やちほのかさん、蒼羽未音あおばみおんさんの2名について紹介。

UniVIRTUALと言えば“音楽を軸に、夢を一緒に叶える”をモットーとして活動する音楽系のVtuber事務所。2022年12月に初期メンバー4人が活動を開始し、その後に個人勢Vtuberとして活動していた2人を加えて6人体制で運営していきます。2023年には初期メンバーが活動1周年を迎え、事務所としても貫禄が出てきた中で、今回、新たに完全新規のメンバーとして陽茅ほのかさん、蒼羽未音さんが加入した形です。UniVIRTUALとしても初期メンバー以来の真っ新な状態からスタートするVtuberさんということで、弥が上にも期待が高まります。

実を言うと私は、常にUniVIRTUALを積極的に追っていた訳ではなく、最近の各メンバーに関しては、「〇〇さんがチャンネル登録者数〇〇人を達成した」などの情報は仕入れていたものの、一時ほどの熱量を見出せないでいました。しかし今回の新人2人の加入で「UniVIRTUALやっぱり熱いじゃん!」と熱が再燃し、優先度をグンと上げて追いかけています。そうさせるほどのものが2人にはあり、まだデビューして1ヶ月という短い期間でありながら、決して先輩におんぶにだっこではなく、自らが入り口となって事務所の魅力を伝えることが出来る素晴らしいVtuberさんなのです。

今回は、そんな2人の魅力の一端だけでも伝えられたらと思いますので、ぜひとも最後まで読んでいただけると嬉しいです。

陽茅ほのかさん

まずはキラキラ、フワフワといったイメージの可愛らしい見た目をした陽茅ほのかさんから紹介します。

普段の話し声は落ち着いた声質。聴いていてドキッとするというよりはホッとするような、そんな包容力を感じさせる声です。テンションが過剰に上がりすぎることもなく、配信をBGM的に聞き流すのにも向いている印象。配信は基本的に19時、または22時から開始することが多いですが、例えば仕事終わり、はたまた寝る前のリラックスタイムという方も多い時間帯に、聴いていてリラックスできる優しい声をしています。

一方で、歌となると、かっこいい曲から繊細なバラードまで歌いこなすマルチプレイヤーに変身。歌配信を聴いていても「あ、こんな曲も歌えるんだ」、「こんな感じの曲も歌いこなすの!」と日々驚いてしまうほど。息を混ぜて歌ったり、エッジボイスを使ったりと歌のテクニックも豊富で、曲に合わせて適切に使い分けています。奥深い魅力を持っているので、ぜひ1つの配信で“こんな歌声”と判断せず、1回、2回と足を運んで聴いてほしいですね。

よく色々な曲を歌いこなす方に向けて使われる形容詞に“カメレオンのような”という言葉がありますが、陽茅ほのかさんの場合は曲ごとにガラッと変わるというよりはしっかりとした幹が根元にあって、そこから分かれる枝葉で振れ幅を作っているようなイメージ。だからこそ聴いていて違和感を感じることはなく、いつでも親しみのある“陽茅ほのかさんの歌声”であり続けてくれます。この安心感はファンが根付く要因の一つとなっているような気がしますね。

少し音楽の話題から逸れますが、ここで歌以外での陽茅ほのかさんの魅力も紹介しておきましょう。

先ほど様々な曲を歌いこなすマルチプレイヤーと称しましたが、音楽に関してだけでなく、その他の面でもマルチな才能を持っています。

例えばイラストであったり、例えばblenderであったり、クリエイティブな配信も多数行っていて、決して歌のみに特化している訳ではないのが凄い。まだまだ何か才能を隠しているような気もするほどで、何を見せてくれるか楽しみです(ちなみに後々紹介する歌ってみたのイラストも自身で担当しています)。

そしてもう1つ注目したいのがトーク力。Vtuberにとって必要不可欠な能力で、配信に繰り返し来てもらえるかどうかにも関わるものですが、陽茅ほのかさんはここも凄い!まず知識量が豊富でネットミーム的なものにも詳しく、リスナーのボケを巧みに拾い上げて展開してくれます。リスナーのコメントはあくまで文字でしかないため、全ての意図を汲み取るのは中々難しいことですが、陽茅ほのかさんはスッと理解して話を広げてくれるのでリスナー側としても気持ちよくネタに振り切ることが出来ます。配信中のコメントの流れが活発なのは、陽茅ほのかさん自身の人気もあるでしょうが、楽しくお話を展開できるトーク力もその一端を担っている気がしますね。

ここで閑話休題。音楽の話題に戻ります。陽茅ほのかさんが最近出した歌ってみたについて紹介しましょう。

「アイドルマスターシャイニーカラーズ」に登場する黛冬優子まゆずみふゆこさんのソロ曲「SOS」のカバー。

曲調としては平成中期あたりのアニメ主題歌っぽいちょっと懐かしさを感じるような楽曲で、歌詞を見てもザ・アイドルソングといった感じの言葉が並んでいます。

それだけに陽茅ほのかさんも弾むような歌声でかわいさに振り切って歌っており、聴いていて思わず「かわいい…」と呟いてしまうほど。それでいてやりすぎ感は無くてあくまで自然体な感じなのでとても聴きやすく仕上がっています。

今回だけでも十二分に魅力が伝わるカバーでしたが、個人的にはさらに真価を発揮するのはもっと歌ってみたが出揃ってからなのかもしれないとも感じています。陽茅ほのかさんの魅力はマルチにどんな曲でも歌いこなすところにあり、作品ごとに違った一面を見せてくれるはず。そう期待しているからこそ、次の曲はどんなものを歌うんだろうと期待が高まりますし、複数投稿された後に改めて歌声の幅広さが際立つのではないかと思います。楽しみですね。

まだ1ヶ月という短い活動期間ながら、既に歌でもその他の面でも様々な魅力を見せてくれている陽茅ほのかさん。特に歌に関しては、どんなジャンルの曲でもその系統のシンガーさんとして通用するほどの歌唱力を持っています。クリエイター的な一面も合わせて、これからも色々な顔を見せてくれそうで楽しみです。

蒼羽未音さん

続いてはもう1人の新人さん、蒼羽未音さんを紹介。煌びやかな衣装を身にまとったキュートなVtuberさんです。

見た目はかわいい系の蒼羽未音さんですが、声質は中性的と言いますか、ボーイッシュなイメージが強い中低音の声質。それだけに女性曲だけでなく男性曲もかっこよく歌いこなせます。中でも敬愛するMrs. GREEN APPLEの楽曲は歌配信においてファンの間でも特に人気が高く、歌い方等、多大な影響を受けているような印象があります。

蒼羽未音さんの歌声の魅力は地声の力強さと裏声の柔らかさ。地声が強くて裏声が柔らかいというのは当然の話ではありますが、蒼羽未音さんの場合はそれがより顕著なように感じます。

歌配信のアーカイブでいくつか歌声を聴いてもらうと分かりますが、地声で歌っている部分はパワフルで耳にガツンとくる感じ。そして一方裏声を使う場面は非常に繊細で柔らかく、そこが“抜け感”となり歌声に清涼感を与えている気がします。

常に力強い歌声も良いものですが、ずっと聴いていると聴き疲れしてしまいます。そんな中で蒼羽未音さんの場合は柔らかな裏声のおかげで爽やかで、いつまでも聴いていられるような歌声となっています。例えるなら炭酸飲料のような爽やかさは聴いていて心地よさを感じるでしょう。この緩急は聴く人をグッと惹きつける魅力と言えると思います。

最近では地声よりも裏声の存在感が強い曲(例えば「メルト」や「きゅうくらりん」、「ニア」など)も聴かせてくれて、また違った聴き心地も楽しませてくれます。いわゆる“ヘッドボイス”と呼ばれるような力強い裏声と、繊細な裏声とを使い分けていて、高音が続いてもしっかりと表現として成立しているのが凄いところ。改めて蒼羽未音さんの歌声の可能性の高さを感じます。

ここで陽茅ほのかさんのときと同じく、蒼羽未音さんが投稿した歌ってみたも紹介していきましょう。

Mrs. GREEN APPLEの「StaRt」を歌っています。最初に書いた通り、蒼羽未音さんはMrs. GREEN APPLEを敬愛しており、そういった意味でも最初のカバーとして出すのはやはりこのアーティストの曲からになるのかなといった印象。そしてタイトルからしてもここからスタートするという思いの強さが感じられてとてもいいです。

MVで描かれるのは青空の下、笑顔で歌う蒼羽未音さんの姿。爽やかさが強調された画面の中、力強い歌声を聴くことが出来ます。

今回、蒼羽未音さんは全編を通して地声で歌っていて、一番の魅力であるパワフルな歌声を存分に発揮して歌詞が持つ前向きなメッセージ性をドンと前に出して表現しています。まさに聴いていて勇気づけられるカバーとなっており、これから何かに挑戦する方にとっても響く作品になっていると言えるでしょう。自身のスタートへの思いと、聴く人を勇気づける思いの両方が入っていて、最初の歌ってみたとしてこれ以上ないくらいふさわしいものになったと言えると思います。

ちなみに、歌ってみたについては蒼羽未音さん自身も定期雑談配信で込めた思いや表現のこだわり等を話しているので、そちらも合わせて見ていただくとまた違った聴こえ方がするかもしれません。1つのワード、さらには一音にさえもこだわっていて、とても興味深い内容となっています。

たくさんの歌うまVtuberが揃っているUniVIRTUALの中においても、その個性的でアーティスト性のある歌声は際立った存在感を放っていると言えます。既に良さはガチっと固まっていますが、これからキャリアを重ねていくにつれてさらに変化をしていくような気もしていて楽しみです。影響を与えてくれる存在は事務所内にも外にもたくさんいると思うので、陽茅ほのかさん共々、どんどん成長していって欲しいですね。

最後に

今回はUniVIRTUALの新人、陽茅ほのかさんと蒼羽未音さんを紹介していきました。この記事では2人にスポットを当てて紹介しましたが、UniVIRTUALはその他の既存のメンバーもこの1年でパワーアップしており、チャンネル登録者数7万人を突破した白玖しらたまウタノさんを筆頭に、それぞれが活動のスタイルを確立し、独自の交友関係を広げ、思い思いの形で輝きを見せています。

事務所全体を見ても、他事務所との共同での歌枠リレーや公式ニコニコ動画チャンネルでの配信など活動の場所をどんどん広げてきていて素晴らしい。個人、事務所共にレベルアップしている印象を受けますね。

そんな中で加入した新人2人も新たな燃料となり、UniVIRTUALの勢いをさらに加速させてくれることは間違いなく、最初にも書いた通り、入り口となって新規のファン獲得にも繋がっていくでしょう。本当に楽しみです。

これからもマストで追っていきたいVtuber事務所UniVIRTUAL。新人2人も含めてぜひ注目していただきたい存在です。

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