lee・g・chang

2024年、なんとなく始めたnote。 前半生の50年を過ぎた林住期は、世俗を離れ、…

lee・g・chang

2024年、なんとなく始めたnote。 前半生の50年を過ぎた林住期は、世俗を離れ、迷いが晴れ、自分らしく自由に、人間らしく生きる時期。 このnoteに、日々、起こったこと、頭に浮かんだことをつらつらと書き留め、林住記として残しておこう。

マガジン

  • PERFECT DAYS 集めてみよ

    日日是好日でありたい私。幸せなことを集めてみよ。

  • ドキュメント72時間〜紙上アーカイブ

    子供の頃からドキュメンタリーに心奪われてたな。 noteと同じ匂いがするドキュメント72H。昭和、平成、令和。同時代に生きた、生きてる人たちの声が集まってる。

  • 林住期『つぶやく』

    日々のつぶやきはデトックスですね😊

  • my favorite movie

    好きな映画を自由に語ろ

  • バッテリー充電note

    スキなnoterの記事を集めて充電しちゃお。

最近の記事

映画『怪物』ー普通ってなんだよー

「普通ってなんだよ」と言う歌を思い出した。最近のロックは大人しい。優しい言葉で、柔らかい音で、世界の片隅に追いやられた人たちの気持ちを包もうとしている。 私のいつも出会う人たちは、自分の殻に閉じこもるか、わからないように隠れるか、逃げるかしている人が多い。多くの人の目に触れることを好まない人も多い。 そんな彼、彼女らは昔のロックのように、今ある世界に対してNOを突きつけ、戦いの狼煙を上げる音楽は余計に居心地が悪くなるかもしれない。 そうそう、「普通ってなんだよ」って話だ

    • ドキュメント72時間 家電量販店 春は新たに

      家電製品は、生活の彩り。 三種の神器どころか、八百万の神器。店員さんが巫女さんに見えてきた。 ホットサンドつくる機械、ヒーター、空気清浄機、炭酸つくる機械、食洗機、たこ焼き器、電気ポット、炊飯器etsetora。 買い替え時は、家族が増えた時、一人暮らしを始めた時、引っ越してきた時。 ペアルックのカップル。家事は、三人で分担。家電を入れればね。 家電の買い替えは人生の節目。 「これが最後の冷蔵庫だわ」は、シニアあるある。たいてい、また買い替える。 新社会人の洗濯

      • マイナスな感情が起こったら、口に出すのはやめておけ

        転職して3年目。4人しかいない部署だがひとりが入れ替わった。昨晩、ようやく新メンバーの歓迎会と称する飲み会を行った。 私の部署は、上司の異動により管理職の在籍がなくなった。年齢は皆違えど同僚。仕事自体は独立して士業を行える仕事でもあるので、組織が認めれば横並びで特に問題がない。自分としては事務所を置かせてもらってる感覚を勝手に持って仕事してる。 入れ替わりの異動については、トップにプレゼンした結果が出た。ありがたいことだ。 その飲み会。普通に気持ち良かった。昨年までの飲

        • 昔の推し活、今の推し活

          推し活の話になったので「推しを育ててエネルギーをもらう育て系ですね」と返したら「いやいや、みんな出来上がってから舞台に出てくるので育てはしないのです」と返答された。どうやら母性系の話ではなかったらしい。いままでアイドル推しが投じるお金は、ひよこを見つけて愛情を持って育てる物語に参加する料金だと思ってた。それは、ひと昔前の話、いまや違うらしい。対価を払って、神のようなパワーやエネルギーをもらう等価交換のようだ。なるほど、みんながオオタニさんを好きなのもその神のようなパワーへの憧

        映画『怪物』ー普通ってなんだよー

        マガジン

        • PERFECT DAYS 集めてみよ
          55本
        • ドキュメント72時間〜紙上アーカイブ
          14本
        • 林住期『つぶやく』
          17本
        • my favorite movie
          20本
        • バッテリー充電note
          32本
        • フォト散歩 鎌倉・横浜・東京
          14本

        記事

          和田さん、言いたいのはコレ?最後まで自分の頭で考えて、世界にたった一つしかない旅を楽しもう。

          と、精神科医の和田秀樹は言う。 なんとなれば、身体も脳も新品ではないから。なるほど、もう大分使い込んでるわ。そして、脳を老化させないコツは、新しい刺激にさらすこと。ルーティンをこなして現状に甘んじているのであれば前頭葉は確実に衰えていく。 定年まで待って何かを始める。それは、遅すぎる。しかもそのルールは、自分がが決めたことではなく、社会が勝手に押しつけてるもの。彼らは時勢の都合に応じて簡単にルールを変更するので、ウカウカしてられない。 いまや60歳では解放されず、65歳

          和田さん、言いたいのはコレ?最後まで自分の頭で考えて、世界にたった一つしかない旅を楽しもう。

          ドキュメント72時間 秋田 真夜中のそば屋で

          寒いところで食べるのってうまいよね。 年輩者だって若者だって。年は関係ないか。 気の合う仲間と一緒に食べるのうまいよね。 食べれば仲間になれる。喰えばわかるってやつ。 これから始まる人生に向けた、仲間で食べる最後の晩餐もあった。  別れの言葉は、行ってきま〜す。 必ずまた会える。 朝まで働く人達も、温かいもの食べたい。午前4時。さあ、帰って休もう。 そば屋で夫婦のふたり飲み。ずっとそばにいるんだって。ごちそうさま。 隣に座る人に話しかけて友だちをつくるおじさ

          ドキュメント72時間 秋田 真夜中のそば屋で

          爽やかな風を感じたい時はこれ、『緑の歌』―収集群風―

          久しぶりに漫画読みたくなったので、本棚から探してきた。爽やかな風を感じたい気分のときはこの本。 『緑の歌』の高妍(ガオ・イェン)は村上春樹の本の装丁も手掛けたことのあるイラストレーター。 台湾・台北・日本を舞台にひとりの繊細な少女の心の成長を丁寧に紡いでいく物語。まだ大人になりきらない彼女の心の靄を細野晴臣や村上春樹、岩井俊二ら日本の名だたるクリエイターたちの作品や人なりが晴らしていく。彼らへの一途なオマージュ。手触りの不確かな世界をゆらぎながら、しっかりと摑まえようとも

          爽やかな風を感じたい時はこれ、『緑の歌』―収集群風―

          目撃

          車内で「助けてください」とくぐもっているが緊迫した女性の声。ふと顔を見上げると大きなリュックを背負ったジャンパー姿の男が耳に当てたスマートフォンから漏れてる音だった。 スピーカー機能で聞いてるのだろうか?低い音だが響いてる。 他の乗客は聞こえてるのか、聞こえていないのかノーリアクション。 そのうち、一段高い子どものような声が漏れる。男は、困惑した表情でスマートフォンから耳を離し画面を見つめてる。 そのうち、電話が切れたのか放心したような表情になる。どこにも視点があって

          『帰って来た橋本治展』6月2日まで開催中

          内田樹さんが書いてた橋本治さんのエピソード。 先日、神奈川近代文学館で『帰ってきた橋本治展』を見たあとなのでとても腑に落ちた。単なるいい話ではなく、橋本治さんをつくった秘密のひとつなのだろう。全体を見ることは細部を見ること。全体を見られる人は細部を見られる人。橋本さんは、とことんまで突き詰める作家の魂を軽やかな仮面で覆って人には見せない方だったのだろう。 noteサーフィンしてたらこんな素敵なnoterもいた。橋本治を知らない人、知ってる人におすすめ。 神奈川近代文学館

          『帰って来た橋本治展』6月2日まで開催中

          『帰って来た橋本治展』 イラストレーター・小説家・ニット作家、その正体

          フジテレビと組んで軽チャーなんて、ふざけてたイメージが強かった橋本治。ところが、興味を持った対象については、とことん考え抜く、知の深堀りマスターのような人だった。 本展は彼の出自から始まり、学生時代の葛藤や全共闘運動との距離、イラストレーターとして世に出て、愛する少女漫画から文体を見出して作家として認められるまでの第1部で始まる。 この人に惹きつけられたのは、傾いてるものを無理やり鋳型に押し込めようとする大人に対しての反逆が根っこにあったたからだったのだ。 とはいえ、マ

          『帰って来た橋本治展』 イラストレーター・小説家・ニット作家、その正体

          2024.5.10 ハマスタ イレギュラーバウンドが宮崎の顔面に ガンバレコール起こる

          5月10日、ハマスタで横浜VS阪神戦を観戦。東と青柳のエース対決で試合前から盛り上がり、楽しみな試合だった。 横浜進化のスローガンのもとにスタートしたベイスターズ。先日、筒香も戻ってきて挨拶がてらのホームラン。お陰さまで打線も厚みを増した。 運営会社の企画の賜物、イニング間のお楽しみも多く、子供連れや女性ファンも確実に増えており、本日は満席御礼のアナウンスもあった。 試合は、先発東が絶好調の近本に先頭打者ホームランを打たれた。その裏、青柳はコントロールが定まらず、大量点

          2024.5.10 ハマスタ イレギュラーバウンドが宮崎の顔面に ガンバレコール起こる

          「食事は死への情事であった」アラーキーかく語りき。

          うつせみヤさんの記事を読んだら、アラーキーの写真を久しぶりに見たくなった。 紹介されてた『食事』は、未見。 ぽんと思い出すのは、写真時代やガロの連載のコーナー。そして、『センチメンタルな旅 冬の旅』 改めて開いてみた。アラーキーの陽子夫人への愛し方が半端なくて憧れる。 当時は「お葬式で写真撮るのが供養なんだなぁ」と写真家を羨んだ。 今なら、きっと娘に止められるだろうと思ったが、対象を失っている現実がちょっぴり哀し。 それにしても便利な時代。ネットサーフィンすれば、

          「食事は死への情事であった」アラーキーかく語りき。

          こどもの日はRちゃんと

          Rちゃんと久しぶりに二人で遊ぶ約束をした。結構楽しみにしてくれてたらしく、マンションの玄関を出たり入ったりして落ち着かなかったらしい。 Rちゃんは、くるくる気が変わって忙しいけれどかわいい。 お目当ては、トランポリン遊びなのだけれど、まずは腹ごしらえをすることにした。 なに食べたいと聞いたら即座に「ピッツァ」と返ってきた。いつも躊躇も忖度もしないのが良い。 こちらも忖度しないので、遊びの合間に撮影会を行う。 向かうはYOKOHAMA。 ホントのカモメとオブジェのカ

          こどもの日はRちゃんと

          『祈り』 藤原新也写真集

          1年半くらい前に、世田谷美術館で展覧会があった際、この写真集が上梓された。 高校時代に森本哲郎の「豊かさへの旅」を読んでからインドに興味が湧き「インド放浪」が先だったか、当時話題になった「東京漂流」が先だったのか忘れてしまったが、そのころ著者の書籍を読み漁った。 高校時代、自分の周りには全く感じることのなかった熱を受け取り、はまったのだと思う。 この場所にはない何かを求めていた時期、「そこのあんた、顔がないですよ」と語りかけられ、大量生産大量消費の画一化社会へ一直線に進

          『祈り』 藤原新也写真集

          国立ハンセン病資料館に行った。

          国立ハンセン病資料館を訪れた。資料館の近くにある社会事業大学の教授から「一度は足を運んでください」と言われて2年が経ち、ようやく来ることができた。 13時頃到着したところ、思ったより人がたくさん来ていた。本日は、100名定員の朗読会があり、そのためらしい。企画展示は、多摩全生園絵画の100年であり常設展示にあわせて見る方も来ていた。 館内には、図書館も併設されている。そもそも、日本のハンセン病療養所は文芸活動が活発で、この文芸活動に関わっていた人たちが使っていたのが、19

          国立ハンセン病資料館に行った。

          『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』 多良美智子著

          『80歳。いよいよこれから私の人生』の著者、多良久美子さんのお姉さんは、85歳で始めたユーチューバー多良美智子さんだった。 職場で話したら、結構知ってる人も多くて有名な方だったらしい。 この方も楽しいおばさま。『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』を上梓してる。 きっかけは中学生の孫が手伝ってくれて始めたユーチューブ。それが大バズり、今や六万人の登録者だそう。お孫さんと二人でハイタッチしてる姿が目に浮かぶ。 遠くに住む家族で楽しもうと無欲で始めた事が、人を惹きつけ

          『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』 多良美智子著