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きょうだい児に読んでほしいnote

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「きょうだい児(精神疾患を抱える当事者のきょうだい)」の方に、とくに読んでほしいnoteを抜粋しました。
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#精神疾患

疎遠だった“きょうだい”からのSOS

少し前のことになりますが、「離れて暮らすきょうだいからSOSがあった。どうしたらよいか…」という相談が続きました。 相談者には、精神疾患を抱えるきょうだい(以下、本人)がいますが、適切な医療につながっていません。相談者は親の勧めもあって、実家から離れて暮らし、本人とも長く没交渉だと言います。 ところがその本人が、前触れもなく急に、相談者を訪ねてきたというのです。 このようなケースでは、本人が金銭トラブルや第三者とのトラブルなど、のっぴきならない問題を抱えていることがほと

♯038 将来を案じる“きょうだい”必見! この先ずっとモヤモヤを抱えないために、現実を直視しよう

昨年も、弊社には当事者の「きょうだい」からのご相談が多くありました。今まで本人の対応をとってきた親が高齢化し、家族の問題は、「きょうだい」へと、いよいよ代替わりを迎えています。 きょうだいが求める解決策「誰かに何とかしてもらいたい」はありえない!?これまでにも何度か書いてきたことですが、きょうだいの立場の相談者から寄せられる相談事例では、以下が特徴的です。 ・対象者(本人)と親が同居していていて、きょうだいは別居している ・今まで、本人対応は親が中心で、きょうだいは深く関

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♯005 きょうだい児の立場で、何をすべきか ①現状を知る

親が、精神疾患(疑いを含む)のある子供(以下、本人)と同居しながら、適切な医療につなげられていないばかりか、親自身も健全な生活ができなくなっている……。本人の兄弟姉妹(以下、きょうだい)から、そのようなご相談を受ける機会が増えています。 家族の状況(よくある事例) そのうちに、親が何とかするはず!?きょうだいの中には、「親がそのうち何とかするだろう」という希望的観測のもと見て見ぬ振りをしている方もいます。しかし、親が倒れるなどいよいよの事態になってから動こうとするのでは、

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