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スタートアップで働く3つのメリット

最近、新卒の就活生をよく面接してるんですが「大企業に行くか、ベンチャーに行くか」で悩んでる人がけっこう多いんですよね。

中途の人を面接していても「ベンチャー飛び込む決心がつかない」みたいな人が多い。

……というわけで今日は、起業しようか、もしくはスタートアップで働こうか迷っている人に向けて、スタートアップで働くメリットについて書いてみたいと思います。

選ぶなら、スタートアップ一択!

当たり前ですが、スタートアップを起業する、もしくはメンバーとしてジョインするというのは大きな決断になります。

特に高学歴の人や、既に大企業で働いている人にとっては、約束された安定を捨て、強制的に変化や成長を求められる環境に身を置くことになります。

僕ももともとはちゃんとした大学を卒業して、新卒で大企業に就職した人間です。

それでも今はっきりと断言できるのは、働くのであればスタートアップ一択だということです。なぜかというと、スタートアップには大企業にはない大きな魅力があるからです。

結論から言うと、スタートアップで働くことは3つの観点からおすすめだと思っています。以下に、メリットだけでなくデメリットも交えながらご紹介したいと思います。

スタートアップで働くメリット①:最低限のお金を稼ぎながら大きな財産を作れる可能性がある

1つ目の話はお金です。

スタートアップのイメージのひとつとして、「貧乏」が挙げられると思います。大企業の方が給料は高く、スタートアップは給与が安いと思われがちです。

確かにスタートアップは、特にまだ赤字の会社は毎月資本金を溶かしながら経営をしているので、費用をタイトに経営をしているところが多いと思います。

特に起業直後は本当にお金がありません。起業家の人は、お金の不安で寝られない夜を何日も過ごしてきた人がほとんどだと思います。一定お金がちゃんと回るまでは精神的にも肉体的に結構きついので、起業する人や起業直後のスタートアップにジョインする人は、精神的に肉体的タフネスが求められることは覚悟しておいてください。

大きな金額を調達できたり、事業で一定お金がちゃんと回ってくると、次のスタートアップの課題は採用になリます。

特にIT業において、最も重要な資本は人であり、一定規模以上のスタートアップは、優秀な人を採用するために、大企業と比しても入社を検討してもらえるような最低限の給与を提示しているところがほとんどだと思います。

以前、下記ような記事がありましたが、昨今のスタートアップ調達バブルも相まって、スタートアップの採用環境は激化しており、結果として一昔前よりもスタートアップにおける給与水準は大きく上がってきたように感じます。

このようにスタートアップは、起業直後の状況を除いて、大企業と比してもそこまで大きくビハインドするわけではない給与=インカムゲインがあります。

しかし、なんといってもスタートアップの最大の金銭的魅力はキャピタルゲインの存在です。

キャピタルゲインというのは資本収入、つまり株式やストックオプションが値上がりすることによる収入になります。

起業家はもちろん起業時に資本金を出していますが、中途入社でジョインする人たちも自分という資本を会社に投下する中で、株式やストックオプションをもらうケースが多いかと思います。

もちろん大企業でもストックオプションをもらえることはあります。しかしキャピタルゲインというのは、自分がジョインしたことによって、企業価値を何倍にあげることができたかによって、リターンが変わってくるわけで、まだ企業価値が小さいスタートアップにはアップサイドが非常に大きく残っています。

例えば時価総額10億円の会社にジョインして、自分の活躍で時価総額を100億円に引き上げることができたときと、時価総額1兆円の会社に入社して1兆1000億円にできたときは、もらったストックオプションや株式の総額が同じであれば、前者が10倍のリターンがあるのに対し、後者は1.1倍のリターンしかありません。仮に1000万円分のストックオプションをもらった場合、前者のケースは1億円になるのに対して、後者は1100万円にしかならないわけです。

僕は1社目の投資銀行時代にIPOの支援を行っていました。IPOというのは、ほとんどのケースで未上場のストックオプションや株式を実現損益にできる=実際にお金に変えられるようになる初めての機会になります。

IPOすることによってメンバーが持っている株式・ストックオプションが実現損益となり、そこで働いていた普通の社員の人たちが全員億万長者になる・・・みたいなことを実際に目にしてきました。

もちろん経営者は起業時から株式を所有しているので、その上がり幅で言えば億万長者どころではなく、100億1000億単位で資産を築いていく人も少なくありません。

もちろん、そういった勝ち馬に乗れるかというのがとても重要です。上場する会社の裏には、上場できない会社が山のようにあるわけで、必ずしも確率が高いかというとそういうわけではありません。

しかし、若いうちにスタートアップに飛び込むことができれば、今の会社がダメなら次、と何社か乗り換えていくこともできますし、それによって勝ち馬を見抜く目みたいなのも養っていけるので、そこまで低くない確率で大きな資産を築くことも難しくないのではないでしょうか。

スタートアップで働くメリット②:良い経験ができて普遍的なスキルが身に付く

2つ目のメリットは、良い経験ができ、それによって普遍的なスキルが身に付くことです。

スタートアップには以下の要因から良い経験ができる下地があります。

  • 絶対的なルールがないこと(社長がOKすれば大体なんでもできる)

  • 会社の規模が小さいので全体像が見えやすい

  • 組織の拡大率が高く、昇進昇格のチャンスが早い&大きいこと

ただ誰もが良い経験ができるかというと、そうではありません。やはり上記のような環境を生かすことができる人が良い経験を積んでいくことができます。
例えば以下のような人です。

  • 成長意欲が大きく、視座や向上心を高く持っている

  • 目標から逆算して、非連続な考え方や動き方ができる

  • 自分の能力と任せられる責任のギャップに対して、根性で耐え、試行錯誤することができる

上記の通りスタートアップだと、全体が見えやすい上に裁量も大きく、自分次第でどのようなことでも実現していくことが可能です。そのため、常に成果を要求されるので、結果としてどのような環境下でも逆算思考で成果を出すという普遍的なスキルが身に付きます。

また基本的には転職前提のキャリアにはなっていくので、どのような会社に行っても通用する仕事のできる人間であることが、良くも悪くも強制的に求められます。

一方で大企業に入ると、どうしても大きな組織の一部になるので、目の前の任されたことをしっかりやっていくということが優先されます。基本的には長く働くことを前提にしているので、自社で培ったスキルが他社では全く通用しないケースも多いです。

こういったスタートアップにおける環境下での経験は何にも変え難いです。
特に20代の人は、迷ったら必ず良い経験を積める選択をすべきだと断言できます。なぜなら20代で良い経験をしているかによって、30代〜40代になって何倍も年収が変わってきますし、そもそも人生における価値観や過ごし方といったスタンスが変わってくるからです。

また、今後は間違いなく個人の時代になります。終身雇用制度は崩壊し、どの会社にいっても成果を出せるような普遍的なスキルを持っているかが社会人として重要になってくると思います。

ただし、全員にスタートアップがおすすめかというとそうではないです。

というのも、スタートアップにいわゆる閑職はありません

大企業だと、仕事ができない人に対しては閑職という仕事があり、出世はできないけどそこでまったりと窓際生活を送ることも可能なポジションがあったりします。しかしベンチャーにそんなものはなく、全てのポジション・業務において高い成果が求めらるため、仮に仕事ができない人だと、周りのメンバーや会社自体の成長についていけなくなってしまいます。

なので、仕事で成果を出していくことに正直自信がない人にとっては辛い環境になってしまうかもしれません。世の中の人全員が仕事ができるわけではないと思うので、この点はよく自分自身のことを見つめて考える必要があります。

スタートアップで働くメリット③:かけがえのない仲間と、かけがえのない思い出ができる

スタートアップにおける3つ目のメリットとして、かけがえのない仲間ができることが挙げられます。

スタートアップは、部活で言うと全国優勝を目指している部活に雰囲気が似ていると思います。つまりただ漫然と部活をしているのではなく、共通の目標に向かって全員で肩を組みながら部活をしているような環境なのです。

特に目的のない部活と明確に全国優勝を目指している部活だと、やはり”濃さ”が変わってきます。

僕がスタートアップを始めて、大企業で働いていた時との違いとして最も強く感じたことは、時間が長く感じるようになったことです。

同じような環境下で長く働いていると、歳をとるにつれて時間が短く感じるようになる人も多いのではないでしょうか。僕も大企業にいたときは1年が経つのがとても早く感じていました。

一方で今は毎日目まぐるしく環境が変わっているので時間がとても長く感じるように思います。

例えば一緒に働いているメンバーに「うちに入社してどれくらい経った?」と聞くと、大体感覚の半分くらいの期間しか経過していません。入社して半年しか経ってない人と1年は一緒に働いているような感覚があります。

こういった環境下で働いていると、必然と人間関係も濃くなっていきます。同じような年齢の同僚と、非常に近しい距離感の中で、一つの目標に向かって、辛いこと・楽しいことを常に共有するわけです。

そう言った意味だと、仕事とプライベートをしっかり分けたいみたいな人はあまり向いてないかもしれません。

どちらかというと毎日が文化祭の準備期間という感じなので、そういうのが好きな人にはとても向いているように思います。

まとめ:スタートアップ最大のメリットは、何と言っても「楽しい」こと

お金、経験、仲間。

この3つがスタートアップで働く最大のメリットであると思います。

もちろん万人にとっておすすめではなく、人によってはスタートアップではない方がいいケースもあるので、そこは自分の性格や価値観と照らし合わせて考える必要があります。

お金・経験・仲間という観点が、働いていく上で重要だと考える人は迷わず飛び込んでいいように思います。

ただ飛び込む先には注意が必要です。やはり成長する企業に行くことが重要です。スタートアップはそのほとんどが成功できずに終わります。一握りの成功するスタートアップに行くことができれば、上記の3つが得られる可能性が非常に高いです。

しかし、仮にうまくいかなくても、お金以外のことは得られる可能性が高いですし、もし失敗しても転職すればいいだけなので、リスクは限定的だと思います。

We are Hiring!!

いつぞやの忘年会の写真。大企業にはない一体感があります。

マイベストには上記で書いたような環境があります。

マイベストは「選択」という領域で決定的なサービスを作ろうとしていて、世界中の人が何かを選ぶときに必ず使うようなサービスとはどのようなものなのかを考えながら、PMFを目指し試行錯誤の日々を送っています。

ぶっちゃけ仕事は大変です。しかし、そのぶん良い経験ができるような環境があります。またなんといっても信頼できる仲間がいます。平均年齢はおそらく20代中盤くらいのとても若い組織ですが、一つの目標に向かって、みんなで肩を組んで、毎日歯を食いしばって理想の実現に邁進しています。

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