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【映画の本】🎦春日太一による脚本家・橋本忍の評伝「鬼の筆」が、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

この本、1950〜1970年代の日本映画が好きな人にとっては、すこぶる面白い名著です。はやり、賞をとりましたか。

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春日太一による書籍「鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」が第55回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。

ルポルタージュ、旅行記、伝記、ドキュメンタリーなどのノンフィクションを対象とした同賞。

2023年11月に文藝春秋から刊行された本書は、「羅生門」「七人の侍」といった黒澤明の監督作をはじめ、「私は貝になりたい」「白い巨塔」「日本のいちばん長い日」「日本沈没」「砂の器」「八甲田山」「八つ墓村」など数々のシナリオを生み出した橋本忍の評伝だ。

春日が生前に行った十数時間にわたるインタビューと、関係者への取材、創作ノートなど遺族に託された膨大な資料をもとに、その破天荒な映画人の真実に迫った。

映画に関するノンフィクションが同賞を受けるのは、2007年の「黒澤明VS.ハリウッド 『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて」以来17年ぶり。

春日は受賞を受け「12年の歳月をかけた一冊を高く評価していただき、光栄に存じます。また、取材・制作にご協力くださった皆さまと歴代の編集者の皆さまに、心より御礼申し上げます。映画関連の書籍はなかなか厳しい状況にありますが、今回の受賞が業界全体の起爆剤になることを切に願います」とコメントしている。

2750円。価格だけの値打ちあり!


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全盛期の橋本忍。兵庫県神崎郡出身だ。


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