内田S

初老の男。 常に胃の調子が悪い。

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けなしづらい空気をまとったズルい映画「関心領域」

この映画の話を最初に聞いた時、「へえ、面白そうだな」と思った。 予告編を見て、さらに期待は高まった。 しかも今、この映画の内容と深く関係のある国によって虐殺が行われているのを知りながら、私は特に今までと変わらない生活を送っている、という(この映画が撮影された時には想定されていなかったであろう)事態によって、新たな意味さえ付与された。 これは見なければいけない、と思った。 × × × × × × ・・・ちょっと期待を高めすぎたかもしれない。 面白いところもあるにはあったが

    • 映画館で聴く音楽は、自分だけで聴くのとはちょっと違った味がある。 その曲の良さを再発見できることも。 「ボブ・マーリー ONE LOVE」 映画として特筆すべきところは無いけれど、その音楽だけで映画館に行く価値は充分にある。 ジャマイカの人達の暮らしぶりの描写も良かった。

      • 旅のフォトアルバム・京都2024

        今回の京都旅行について書いた3つの記事に載せきれなかった写真がいくつか残っているので、それをただ並べていく。 ―――――――――― ―――――――――― ―――――――― ―――――――――― ―――――――――― ――――――――――

        • 天授庵

          いろいろと歩き回っていると疲れてきて、見るにしてもなんと言うか、丁寧さがなくなってくる。 ここはざっと見た、という感じになってしまった。 天授庵も南禅寺の塔頭の一つ。

        けなしづらい空気をまとったズルい映画「関心領域」

        • 映画館で聴く音楽は、自分だけで聴くのとはちょっと違った味がある。 その曲の良さを再発見できることも。 「ボブ・マーリー ONE LOVE」 映画として特筆すべきところは無いけれど、その音楽だけで映画館に行く価値は充分にある。 ジャマイカの人達の暮らしぶりの描写も良かった。

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        記事

          無鄰菴

          京都の南禅寺周辺の土地は、明治になって国に没収され、その後民間に払い下げられた。 それで当時の金持ちや偉い人の別荘地として流行ったらしい。 そのためこの辺りは「南禅寺界隈別荘庭園群」と呼ばれているそうだが、それらの別荘のほとんどは非公開、あるいはごく限定的な公開しかしていない。 そんな中で、唯一通年で公開されているのがこの無鄰菴(むりんあん)。 山形有朋の別荘である。 入場は時間ごとの事前予約制ということで、ネット予約をして行ったのだが、上限人数に届いていなければ飛び込みで

          無鄰菴

          金地院

          京都の南禅寺は紅葉で有名な寺。 あと、三門が有名。 そして水路閣が有名。 以前一度来たことがあって、その時はその有名な辺りをささっと見ただけだったので、もうちょっとその周辺をちゃんと見てみようか、というのが今回の目当て。 幾つか見て回った中で、一番気に入ったのが金地院(こんちいん)というところ。 入場料を払って、まず小さな門をくぐる。 その先に池がある。 その池を回り込むような形で上り坂を上がっていくと鳥居があり、 その先に東照宮がある。 東照宮の横を抜け、

          見るともなくテレビをつけっぱなしにする時は、ニュース番組にチャンネルを合わせることが多いのだが、 どのニュース番組でも、富士山がキレイに見えるコンビニに黒幕を貼るニュースを、かなりの時間を割いて取りあげている。 きっと我が国の行く末を左右するような重大なニュースなのだろう。

          見るともなくテレビをつけっぱなしにする時は、ニュース番組にチャンネルを合わせることが多いのだが、 どのニュース番組でも、富士山がキレイに見えるコンビニに黒幕を貼るニュースを、かなりの時間を割いて取りあげている。 きっと我が国の行く末を左右するような重大なニュースなのだろう。

          この先あと何回京都に来られるかわからない。 もしかしたらこれが最後かもしれない。 そしてまだ見ていない面白そうな場所はそれこそ星の数ほどある。 にもかかわらず、以前行ってみて良かった場所にまた行ってしまう。 これは泉涌寺。

          この先あと何回京都に来られるかわからない。 もしかしたらこれが最後かもしれない。 そしてまだ見ていない面白そうな場所はそれこそ星の数ほどある。 にもかかわらず、以前行ってみて良かった場所にまた行ってしまう。 これは泉涌寺。

          映画「マリウポリの20日間」と「キラー・ナマケモノ」を、それほど間を置かずに鑑賞した。 あれもまた映画であり、これもまた映画である、ということに妙に感心した。 もっともそんなことに感心するのは、私が(とりあえずは)安全な環境でぬくぬくと生きているからなのだろう。

          映画「マリウポリの20日間」と「キラー・ナマケモノ」を、それほど間を置かずに鑑賞した。 あれもまた映画であり、これもまた映画である、ということに妙に感心した。 もっともそんなことに感心するのは、私が(とりあえずは)安全な環境でぬくぬくと生きているからなのだろう。

          本当によく傘を失くす。今朝も雨が降っていたので傘をさして出て、昼頃ふと気づいたら傘を持っていなかった。何処に忘れたのか見当もつかない。 まるで最初から持っていなかったかのようである。 もしかしたら最初から持っていなかったのかも。 もしかしたら今朝は雨なんか降っていなかったのかも。

          本当によく傘を失くす。今朝も雨が降っていたので傘をさして出て、昼頃ふと気づいたら傘を持っていなかった。何処に忘れたのか見当もつかない。 まるで最初から持っていなかったかのようである。 もしかしたら最初から持っていなかったのかも。 もしかしたら今朝は雨なんか降っていなかったのかも。

          TVでは全くやらなくなったが、相変わらず新型コロナは夏と冬に感染の波が来ている。 今年の夏も気をつけなければ、と思っていたのだが、一週間くらい前から、医療従事者や高齢者施設職員などからの「コロナ増えてきた」というツイートが目につくようになってきた。 ちょっと早すぎない?

          TVでは全くやらなくなったが、相変わらず新型コロナは夏と冬に感染の波が来ている。 今年の夏も気をつけなければ、と思っていたのだが、一週間くらい前から、医療従事者や高齢者施設職員などからの「コロナ増えてきた」というツイートが目につくようになってきた。 ちょっと早すぎない?

          好きではないけれど気になる監督の映画2本「フォロウィング」と「プリシラ」

          4月×日 新宿武蔵野館で「フォロウィング」(クリストファー・ノーラン監督) 「オッペンハイマー」は上映時間が馬鹿みたいに長いので遠慮させていただいて、代わりにこの映画を。 クリストファー・ノーラン監督の長編第一作。 1998年製作。 「オッペンハイマー」の公開を記念して緊急上映!ということらしい。 上映時間は約70分。 なんだクリストファー君、短い映画も撮れるんじゃないか。 主人公は作家志望の若い男。 適当な相手を選んではその人物を尾行するのが趣味(というか小説のネタ探しの

          好きではないけれど気になる監督の映画2本「フォロウィング」と「プリシラ」

          つまらない映画を最後まで観るべきかどうか

          「(映画館で)つまらない映画を最後まで観るべきかどうか」 という議論が、Twitterの片隅でちょっとだけ盛り上がっていた。 これについては、人それぞれ考えがある、とか、正解は一つではない、とかではなく、ひとつの間違いのない正解がある。 その正解というのは、 「好きにすればいい」 というものである。 だがまあ、みんなそれはわかった上で、あーでもないこーでもない、と楽しくやっているのだろう。 × × × × × × 私の場合はつまらない映画なら迷うことなく席を立つ。

          つまらない映画を最後まで観るべきかどうか

          今日は忌野清志郎の命日か・・・。 「いくつになっても、上手くはしゃべれない」 って歌詞には いくつになっても共感する。 共感しないような人間になれた方が良かったのに、と思わないでもないけれども・・・。

          今日は忌野清志郎の命日か・・・。 「いくつになっても、上手くはしゃべれない」 って歌詞には いくつになっても共感する。 共感しないような人間になれた方が良かったのに、と思わないでもないけれども・・・。

          アメリカやドイツで、イスラエルに対して暴力的ではない形で抗議をしていた人達が、警察によって暴力的に排除される映像を見てちょっとやりきれない気持ちに。 政府に都合が悪い意見が排除されるのはロシアに限ったことではない、ということをわざわざ西側が証明してあげなくてもいいのに。

          アメリカやドイツで、イスラエルに対して暴力的ではない形で抗議をしていた人達が、警察によって暴力的に排除される映像を見てちょっとやりきれない気持ちに。 政府に都合が悪い意見が排除されるのはロシアに限ったことではない、ということをわざわざ西側が証明してあげなくてもいいのに。

          「ゴジラ×コング新たなる帝国」の欠点は敵役の薄さ。とてもゴジラとキングコングが共闘しなければ倒せない相手に見えない。 ゴジラシリーズで難しいのは、キングギドラという圧倒的存在感の敵役がいるせいで、一度キングギドラを出してしまうと、その後の作品の敵役がショボく見えてしまうところ。

          「ゴジラ×コング新たなる帝国」の欠点は敵役の薄さ。とてもゴジラとキングコングが共闘しなければ倒せない相手に見えない。 ゴジラシリーズで難しいのは、キングギドラという圧倒的存在感の敵役がいるせいで、一度キングギドラを出してしまうと、その後の作品の敵役がショボく見えてしまうところ。