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育て直し 1986年 10月6日(月) 1歳 言葉は、一人では覚えない 親と「やり取り」するから覚えられる

 今後、この日記では、次の絵記号を使っていきます。 
   👍 【解説】【セリフ】なし   褒めてあげましょう
   👨‍🎓 【解説】【セリフ】あり

【日記】
 ときどき『あった』とか『いらん』とかと、聞えるような言葉を言う。場面も意味もぴったりあっている。分かって使っているに違いない。👍 こちらも、子どもの考えていることがよく分かるので嬉しい。コミュニケーションが近くなってきた。つまり、話し始めるということ!!!!いつだ。

 大人が声かけしただけで、意味を理解し行動できることがかなり増えてきた。①👨‍🎓  ここに、書き留めておく。
    「ポイしなさい。」
    「ちょうだい。」
    「ナイナイしなさい。」
    「あいさつしときなさい。」
    「むすんで開いてやって。」
    「これをお母さんに持っていきなさい。」

楽しみでよく自分でやっていた

 保育所で習っている「むすんでひらいて」の歌に合せてを、自分から手遊びができるようになった。そして、なおかつ、それを物凄く楽しみにしているようだ。テープレコーダーのボタンを、自分で押すことができるようになったのをいいことに「むすんでひらいて」をするために、かってにつけたり止めたり巻戻したりしている。②👨‍🎓 いつの間にか、覚えた。

当時、家にあったのは、これ!!

 4、5日前に、三輪車をおばあちゃん達に買ってもらった。ここ数日で、もう、自分でまたぐことができるようになった。まだこげないが、三輪車でバンバン歩き(自動車のおもちゃに乗って歩く要領)はできている。あっという間に、乗りこなしそうだ。

 保育所での生活が安定してきて「保育所でよく遊び、よく食べるようになりましたよ」と先生に褒めらた。保育所での日課も、整ってきたみたいだ。少し過敏なところがあるので、心配していたが取り敢えず良かった。

古いタイプの三輪車でした

    🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙

【解説】①
 言葉を理解し行動できることは、すぐさま褒めないといけません。今後、一番伸ばして定着して欲しいことだからです。子どもが言葉を話したときに、大喜びだけしている場合ではありません。
 言葉の定着には「こちらに伝わったことを知らせること」が必要だからです。だから、すぐさま「伝わった」と褒めるのです。言葉は、一人では覚えられません。「やり取り」するから言葉は、知識として定着するのです。

もう少し小さいゴミ捨てを頼んでいました

「ポイしなさい」の例で書きます。
【セリフ】
父「これを、ポイしてきてちょうだい。」
子「ははっは(分かった。いいよ)。」
 実際に捨てに、行ってくれる。
父「ゴミ箱にゴミをポイしてきれくれたね。偉いね。うまくできたね(「共
 感」
)。もう、『ポイ』の意味を覚えたんだね(「想像」)。
子「ポイ(もう、それくらい分かるよ。捨てるでしょ)。」
父「その通り。『ポイ』は、『ゴミを捨てる』という意味だね(「覚え
 て」
)。これから、色々言葉を覚えていこうね。」
子「わわああっ(楽しみだよ、いろいろ教えてね)。」

   🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙

【解説】② 
 子ども、何かできるようになったときは、すぐさま褒めないといけません。しかし、凸凹タイプには「スイッチが、押せるようになったこと」を褒めただけではいけません。
 それだけすると、凸凹タイプはテープレコーダーだけではなく、その他の家電や電気のスイッチ、ガスなども「勝手に触ってもいい」と考えてしまう危険があるからです。高価な家電(テープレコーダー《録音再生器のこと》は家族みんなのもので、この当時は高価なものでした。)を使うには、許可がいることを同時に教えておかなければなりません。
 
 将来、カセットレコーダーを使いたいときは「すみません」(使ってもいいですか?)がいることを教えるために、現時点では「想像」「共感」「覚えて」で説明しておく必要があります。それが、勝手に触っていいものと、いけないものがあることが分かることに繋がります。

よく踊ってました

【セリフ】
父「テープレコーダーが使いたいから、自分でスイッチを押したんだね「想
 像」
)。」
子「でぶうう(そうだよ)。」
父「そんなことが、自分でできるようになったんだね。偉いね(「共 
 感」
)。」
子「・・・(ありがとう)。」
父「でもね、テープレコーダーは皆のものだし高いものなので、勝手に使っ
 てはダメなの。『使ってもいいですか?』と聞いてからでないと使えない
 のよ(「覚えて」)。」
子「・・・(へぇー、そうなんだ)。」
父「今は、お父さんが代わりに言ってあげるから、お願いしますと頭だけ下
 げておいてください。」
子「ぐぐ(頭を下げるんだね。分かった)。」
父「練習するよ、せーの『テープレコーダーを使わせてください。お願いし
 ます。』
子「・・・(これでいいのかな?)」
父「そうそう、それでいいよ。じゃ、テープレコーダー使ってもいいです
 よ。」

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