09りびと

個人投資家|2021年7月20日『株探』掲載|投資の考え方をお伝えします。

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個人投資家|2021年7月20日『株探』掲載|投資の考え方をお伝えします。

最近の記事

日本人はバカじゃない(Chapter2-Section6)

 ミッシェルは、釣り糸をボストンバックの持ち手にくくりつけながら「2人1組で販売する。5チーム編成する。既にナイジェリア人がメンバーの一人で、タイから友人も手伝いにくる」と話を続けた。    適当な長さを測りピエロの裏側につけると、釣り糸を自分の指に巻きつけ「一人がサクラの役目でジョニーの操作も行う。もう一人は呼び込み役だ。例えばこうだ」と、ピエロを地面スレスレ足がつく格好にした。ゆらゆら揺れるジョニー。  「ジョニー、ジャンプ!」の掛け声でピョンっと飛び上がった。次に「ジョ

    • ジャンピング・ジョニー(Chapter2-Section6)

      少しだけ、おっぱいの続きを書く。  明治時代と現代社会の「おっぱい」の価値観は、明治初期に来日したイザベラ・バード(英:女性冒険家)の書籍を読むと知ることができる。  彼女は「なぜ、畜産しているのに牛乳を飲まないのか?」と質問に、当時の日本人は「それは、子牛が飲むものだろう?」と失笑した。  赤子が飲むもので、男性が戯れるものではない。ここに文化差があって、現代社会とは「分別」の意識が異なる。世界中で大流行した春画も、陰部は詳細に描写されるが、胸は手を抜いてて適当に描かれ

      • 海外に行ったら取引停止になった

        10月中旬、フィリピンと台湾に行きました。 フィリピンのクリスマスは早くて、9月後半から始まります。 イルミネーションがキレイでした。 フィリピンでは、BGCというエリアに滞在。 ここは、夜道の女性の一人歩きも安全と言われ、さながら『進撃の巨人』でいう「Wall・Sina」のような地区です。(行ったことないけど) 現地では、フィリピンの大手通信会社「Globe」が運営している「G-CASH」という電子決済企業に訪問したり、フィリピン最大手と言われる「ABキャピタル証券」の

        • 1ヶ月の売上500万とおっぱい(Chapter2-Section5)

           1991年のホームレス体験から、1年半かけて再スタートを切る為の預金をした。それも礼金敷金を支払い家電製品を揃えたら、ほぼ消えてしまった。  割のいい仕事をみつけたつもりでも、「立て看」の取り付けで現行犯逮捕された。あれは、電柱がNTTの所有物だから違法扱いとされるが、公共の道路で販売しても逮捕されない。路上でパフォーマンスしても、警官の注意だけで逮捕はされない。    この公共の道路で、シルバアクセの露店は月100万も売り上げていた。正直、この額を知った時は驚いてしまっ

        日本人はバカじゃない(Chapter2-Section6)

          イスラエル経済産業省のアムノン・メルハヴ次官からのメッセージ

          背景説明:2023年10月12日、イスラエル時間12:00  10月7日(土曜日)数百人ものテロリストが突然イスラエル領内の複数カ所に侵入し、同時に大規模なロケット弾攻撃をイスラエルに向けて撃ち込みました。  この攻撃の一環として、数百人のテロリストが陸、海、空からイスラエル領内に侵入し、ガザ地区周辺のイスラエル人コミュニティを襲いました。その一方で、これまでに5750発以上のロケット弾やミサイルが無差別に発射され、民間人への被害を最大化する目的で、南部、中央部、エルサレ

          イスラエル経済産業省のアムノン・メルハヴ次官からのメッセージ

          バスター(Chapter2-Section4)

           ユダヤ人に「何をしに、日本に来たの?」と尋ねると、除隊後に親から「世界を知れ」と背中を押され、日本にやってきたという。  歳もさほど変わらない同世代。こういった考えが、彼らを経済的に強くするのかと感銘を受けました。  今は「クール・ジャパン」ですが、当時の日本はハイテクで有名で、そんな国を人目見ようと多くの外国人が来日しました。  タイは航空券が安く買えたので中継地点として機能し、日本は旅費を稼げる場所としてバックパッカーに人気があったようです。    2007年、市橋容

          バスター(Chapter2-Section4)

          ユダヤ教(Chapter2-Section3)

           イスラエルの徴兵制は、職業軍人。軍歴が、除隊後の進路を決めます。軍歴が高いと民間企業の就職時に有利に働くそうです。  1995年、ラビン首相がビル・クリントン大統領を介して、和平合意の調印後にアラファト議長と握手をしたシーンは今でも鮮明に憶えています。  ところが同年、テルアビブの平和集会で和平反対派のユダヤ人青年に暗殺されてしまいます。  迫害をうけた長い歴史があるのに、和平を望まない人もいるのかと不思議に感じました。イスラエルに多くの友人がいたので、あの事件は私にとっ

          ユダヤ教(Chapter2-Section3)

          ユダヤ人(Chapter2-Section2)

           建国1948年のイスラエルは、面積は約22,000k㎡。四国より少し大きい程度です。  人口は約1000万人。ユダヤ人が74%を占め、次にアラブ人が21%。公用語はヘブライ語。英語が通じます。エルサレムが首都ですが、国際的にはテルアビブを首都としています。エルサレムを首都と認めると何かしら都合が悪いのでしょう。    1949年以降、66%の柑橘類と18%のダイヤモンドが輸出品でしたが、2021年は24%のソフトウェア、15%の機械・電子機器。10%の化学・医薬品が輸出の中

          ユダヤ人(Chapter2-Section2)

          ターニングポイント(Chapter2-Section1)

           事態や状況が大きく変わる。新しい方向へ進むための決定的な瞬間。  生きていると、幾つかの「ターニングポイント」があります。  ボクたちは人生の主人公でありながら、誰かにとっては敵の「アンタゴニスト」で、誰かにとっては助言者の「メンター」であったりします。  また、誰かにとっては「サブキャラクター」。誰かにとってはユーモアを与える「コミックリリーフ」。誰かにとってはターニングポイントになる「ヘラルド」といった役割も与えられています。  ボクは1991年にホームレスを体験。

          ターニングポイント(Chapter2-Section1)

          LION FXの実証実験(Chapter1-Section16)

          『無知の知』で書いた資産運用の「運用」は、字のごとく「運を用いる」こと。  「運」という概念は文化や信念、状況によって異なる意味合いを持つ。  競馬やパチンコといったギャンブルは、「偶発性」の要素が大きい。  実は、20年以上もFXはギャンブルだと思い込み避けてきましたが、実際にやってみたら「偶発性」の要素は少なかった。  丁半の出目を運任せで当てると言うより、トレンドが形成されることを念頭に、戦略を立てる事で有利になります。    FXは、売りポジション・買いポジションの

          LION FXの実証実験(Chapter1-Section16)

          全盲の投資家(Chapter1-Section15)

          『無知の知』で書きましたが、福祉業界で働く友人がいます。従業員9人以下の小さい会社。今年で18年目。友人には数々の逸話がある。  まず、18年間一度も求人したことがない。  「どうやってスタッフ集めるの?」と聞いたら「勝手にきて、勝手に辞めていく」と言っていた。  ご存知の方もいるでしょう。「放課後等デイサービス」という障害を持つお子さんの学童保育を2014年に友人が始めた。  当時は「児童デイ」と呼ばれ、預かりが基本。精神病棟のように部屋には何もない。  親御さんが、我が

          全盲の投資家(Chapter1-Section15)

          株は企業の資産と財産に投資する(Chapter1-Section14)

           資産と財産は、似て非なり。  資産は「お金にすぐ換金できるもの」を指します。  株・投資信託・外貨等がそれです。車やバイクもすぐ換金できるから、「資産」と言っていいでしょう。  不動産はすぐ換金できません。よって不動産は、財産に位置づけられます。  資産と財産は、税法によって枠組みが変わります。  労働対価(サラリーマン)における給与所得と、資産形成の所得にかかる課税は異なります。  株で1,000万の所得(キャピタルゲイン)があると資産形成に位置づけられ所得税は20%

          株は企業の資産と財産に投資する(Chapter1-Section14)

          お金の性質(Chapter1-Section13)

           「少子化ヤバイ。人口急減ヤバイ」とマスコミが煽り立てますが、みなさんも、そう思いますか?  全然、大丈夫です。  お隣、韓国の人口は5500万人程度。フランスの人口も6000万人程度。1900年(明治33)、日本の人口は4900万人。人口が減っても平気。生きていけます。日本語話者が減るだけで、いつか増加します。  去年、マスコミがこぞって「悪い円安だ!」と騒ぎ立て、世論操作を行い、日銀の為替介入に大義名分を与え、3回の介入に総額9.2兆円を投じました。  直近の米ドル円は

          お金の性質(Chapter1-Section13)

          1日1時間・月100万円のコツ(Chapter1-Section12)

           2000年、株式投資を始めた頃のトレード環境は、Win98。メモリーは256MB。  同年、ソフトバンクがモデムを町中に配布。このキャンペーンで、ADSLは急速に普及しました。あれは(ISDN)は何だったのか?と、その速度に驚愕したものです。  Googleの検索速度も群を抜きました。YahooからGoogleへの大移動も、この頃に起こりました。    さて、当時のインターネットの接続サービスは、資本主義による市場原理が働く原動力になりました。  ネット銀行・ネット証券が登

          有料
          200

          1日1時間・月100万円のコツ(Chapter1-Section12)

          投資家(Chapter1-Section11)

          「経済的に自立し、より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力」  これを、金融リテラシーと言います。  2020年に「学習指導要領」が改訂され、小学生は「お金」について学び、2022年から、高校生は「資産形成」を家庭科の授業で学びます。  「やっとそういう時代になった」と、この変革に期待を寄せています。    ちなみにイギリスは、2014年から公立学校で金融教育を教えています。 アメリカも進んでいます。どちらも金融大国です。  FXをやっている人はご存知でしょう

          投資家(Chapter1-Section11)

          無知の知(Chapter1-Section10)

           アドレス帳が手に入った。衣類以外の財産がこれ。  固定電話がないので、主な連絡手段は公衆電話。当時は気軽に連絡がとれませんでした。ガラケーは1993年以降に普及しますが、固定電話がないと社会的信用が低いとみなされ、履歴書に携帯電話を書くと胡散臭く思われた社会的風潮がありました。    友人宅に訪問。久々の再会を喜び、彼のお母さんも心地よく迎え入れ食事を振る舞ってくれた。  繰り返しになるが、当時「ブラック企業」は眉唾もの。それでも、嘘をついてるように感じなかったのか、おばさ

          無知の知(Chapter1-Section10)