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KH Coderで自分のマガジン分析! 2/4


前回記事からの続きです。


前処理完了まで

集計単位 ケース数
文   404
段落 34
H5   34

エクセルデータを使用
強制抽出した語「国際理解教育」のみ
使用しない語の指定は無い


抽出語リスト

特記なし

ツール 抽出語 抽出語リスト エクセル出力 文書数DF H5

10以上の文書に出現した語の一覧

記述統計
割愛
特記なし


関連語検索
一例「グローバル」

ヒットした文書数24

特記事項

筆者(私)が「時間」の語に引っかかりを覚えたため分析した

「時間」という語は10の文書に出現し、その前提確率は29.4%
(24の文書中に29.4%の確率で出現)→およそ3割の確率で登場する。

KWICで確認
「地域のためにお金や時間を使う」1
教師の仕事時間に関すること1
24時間働けますか 2
「首都圏の人は、時間や交通費をかけなくても勉強できる」2
グローバル教育の理論3
総合的な学習の時間 2
休み時間に準備 1

「共起」を見ると、グローバルに関する24文書のうち、8つに「時間」の語が出現していることが確認でき、
その出現確率は33%である

「時間」にやや意外性を感じたものの、計量的(客観的)には特記する内容はない


対応分析

特記事項

特徴的な語を取り上げる

原点真上に「社会」が付置されている。
KWICでの原文参照
「向社会(的)」についての内容が6件だった。

原点右上に「イメージ」が付置されている。
KWICでの原文参照
「グローバル教育に関するイメージ」についての言及であった。
→内容としては主観的なニュアンスであった(note記事ならではの語)

原点右上に「多様」が付置されている。
KWICでの原文参照
「多様性の説明」である「多様であるさま」、多様な背景という2件を除きすべて「多様性」として使用されていた。
意味する内容としては、
グローバル教育の定義に関するもの3
多様性について知る、学ぶ6
多様性の具体例やイメージ5
多様性の現実、現状、今後8
インクルーシブ教育との関連2

原点右上に「違う」13件
特記事項なし

「英語」10件。
離れた位置にプロットされている
英語の勉強1
英語と観光ガイド5
グロと英語教育4


多次元尺度構成法(MDS)

データ要約の目標として、あくまで便宜的にではあるが、
ケース数34の平方根(5.8310)程度のクラスターとすることを考えて6を選択した。

特記事項
・ランダムスタートを繰り返してよりよい解を探す を実行した
・6つのクラスターの傾向

1自身とグローバル教育との関連(自分 は筆者でなく、読者や生徒などの第三者を指す)
2学校で教育活動として行われるグローバル教育について
3学習指導要領との関連
4教師、教師集団のグローバル教育との関わりや学びの機会
5 多様性。人によって違う。いろんな人がいる。日本、外国の文化
6グローバル教育や社会一般についての学びや既成概念



階層的クラスター分析
方法Ward法  距離Jaccard
クラスター数を便宜的に6とし、出現パターンの似通った語の組み合わせを探索した。

特記事項

1学校で行われる教育活動としてのグローバル教育
2グローバル教育と学習指導要領の関連
3解釈が困難
4グローバル教育に関する一般的なイメージ
5解釈が困難
6グローバル教育の現状と自身の関わり(自身は筆者でなく読者や生徒を指す)
 計量的には「6」が最も多い

2つのクラスターの解釈が困難であったため、5クラスターでの探索も試みた
(画像は5クラスターのもの)

1学校で行われる教育活動としてのグローバル教育
2グローバル教育と学習指導要領の関連 (6クラスター時より明確)
3解釈が困難(ブログを読みやすくするための柔らかな表現と言えなくもない)
4グローバル教育に関する一般的なイメージ
5グローバル教育の現状と自身の関わり(自身は筆者でなく読者や生徒を指す)
 計量的には「5」が最も多い



共起ネットワーク


対象となった48語のうち、39語が用いられ、36のEdge(共起線)が描かれた。

特記事項
・最小スパニングツリー、強い共起関係ほど濃い線に
・詳細な把握のためにJaccard係数を表示している

Jaccard係数も考慮して分析すると
1教育、グローバル、外国、必要
2考える、勉強、自分、視点、日本、文化
3人、多様、田舎
4学校、先生、生徒、指導、
5教師、教員、変わる、知る

等に比較的強い共起が見られる



自己組織化マップ

語と語の関連、及び、語のグループを探索するために自己組織化マップを作成した。

[赤]学校で教育活動として行われるグローバル教育
[青]国際理解教育への言及、相互理解、教育活動への言及だが、解釈が困難
[紫]自身とグローバル教育との関わり
[緑]グローバル教育を通した社会との関わりについて学ぶ(知る、勉強)
[橙]外国や異文化、人との違いについて学ぶ
[灰]解釈が困難

解釈が困難なものもあったため、5クラスターでの作成も行った

[赤]学校で教育活動として行われるグローバル教育
[青]国際理解教育への言及、相互理解、教育活動への言及だが、解釈が困難
[紫]自身とグローバル教育との関わり
[緑]グローバル教育を通した社会との関わりについて学ぶ(知る、勉強)
[橙]自身が持っているグローバル教育のイメージを客観的に見つつ、外国や異文化、人との違いについて学ぶ

補足
筆者はコミュニティ・スクールにも興味があり、教育という文脈における「地域」の語を幅広く捉えている。


トピックモデル
適切なトピック数を知るために、Perplexity法にてトピック数の探索を行った

トピック数は4から6が適切と判断されるため、今回の分析では5とする。

トピックを推定するために、トピックモデル(LDA)を用いてトピック数を5として推定を行った。

さらに特徴を探索するため、トピック比率の折れ線グラフを作成した

これにより、
#1文書3、4,12
#2文書14,26,34
#3文書13,32
#4文書21,22,23、33
#5文書1,29
に特徴があることが示唆された。

確認のためにマップを作成した。

これにより、
#1文書3
#2文書34
#3文書32
#4文書21,22,23、33
#5文書1,29
が示された。

以上のトピック推定、折れ線グラフ、マップにて導かれた文書を文書検索を用いて原文を確認した。

#1多様性や、外国、外国人、地方における外国人への観光案内
#2教師とグローバル教育に関すること(文献一覧も含む)
#3世界のいろいろな教育類型、筆者の仕事の優先順位
#4多様性と人々の違い、日本国内の違い、地域と都会の格差、田舎に多様性がないこと
#5開発と国際理解教育について(マガジンに載せなかった記事)、グローバル教育とは何か


以上の、分析の第1段階より導出されたこと
・本マガジンは、4~6のグループに大別できる。それぞれの内容は上記の通りである。


次回の記事に続く…
(次は分析の第2段階)

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