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IQ200超かどうかに関係なく、いつもヘンテコなことを考えています。まわりに話し相手が…

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IQ200超かどうかに関係なく、いつもヘンテコなことを考えています。まわりに話し相手がいないので拝啓ブログ様とアンネフランクごっこ中です。

マガジン

  • 分析しよう、坂本龍一楽曲を!

    これまでのリューイチ楽曲分析は、ご本人のものを筆頭に、どれも間違っているので、私が順に正しいものをお見せしますね。

  • ぼくは毎日こんなことを考えている

    ぼくっ子キャラで行きます。

  • エレン先生、数学を語る

    受験数学に毒されてしまった秀才さんのために、エレン先生が易しくモノホン数学を叩きこむよ

  • 天才たちの原論文を読んでみよう

    数学史や物理学史に名を残す、天才たちの論文を原語で追っていくのは、不遇を強いられている知性にとって大きな慰めとなるだろう —— スティーヴン・ホーキング(うそ)

  • AIとわたし

    AI を使い倒しながら考えたこと

最近の記事

ラストエンペラーの祝典と「展覧会の絵」

Abstract: The soundtrack of the movie "The Last Emperor" is a treasure trove of masterpieces. Some pieces were composed specifically for certain scenes and were not used elsewhere. One such piece was played during the coronation party of th

    • 一般確率論 https://event.phys.s.u-tokyo.ac.jp/physlab2022/poster/qph-poster06.pdf https://qsys.se.shibaura-it.ac.jp/kimura/QFound/slides/Takakura.pdf これ、超ひも理論と同じで時代ではやりすたりの波があるの。奇しくもイニシャルがGPT!(Generalized Probabilistic Theories ; GPTs)

      • 分析魔・坂本龍一を、ホソノが分析してCM曲

        [英文での要約] This essay examines and analyzes a piece composed by HOSONO Haruomi, a charismatic Japanese musician, with conscious reference to a piano piece by another charismatic figure, SAKAMOTO Ryuichi. At the request of a music director to

        • ヒルベルト空間といえば量子力学の数学的基礎づけのために開発されたアレ。これが形になるまでの道のりが、物理学の書物できちんと語られることはまずないようです。あれは数学史の範疇だから。ひとりで追うしかないのか。

        ラストエンペラーの祝典と「展覧会の絵」

        • 一般確率論 https://event.phys.s.u-tokyo.ac.jp/physlab2022/poster/qph-poster06.pdf https://qsys.se.shibaura-it.ac.jp/kimura/QFound/slides/Takakura.pdf これ、超ひも理論と同じで時代ではやりすたりの波があるの。奇しくもイニシャルがGPT!(Generalized Probabilistic Theories ; GPTs)

        • 分析魔・坂本龍一を、ホソノが分析してCM曲

        • ヒルベルト空間といえば量子力学の数学的基礎づけのために開発されたアレ。これが形になるまでの道のりが、物理学の書物できちんと語られることはまずないようです。あれは数学史の範疇だから。ひとりで追うしかないのか。

        マガジン

        • 分析しよう、坂本龍一楽曲を!
          308本
        • ぼくは毎日こんなことを考えている
          120本
        • エレン先生、数学を語る
          83本
        • 天才たちの原論文を読んでみよう
          100本
        • AIとわたし
          26本
        • 日々のつぶやき
          137本

        記事

          AIが人間に反乱を起こすなんてことは本当は今後もなくて、AIによって思わぬやり方が各界で見出されて現行秩序が瓦解するという恐怖心が、そういう空想を刺激したのだとみます。先が見えないと昔の近未来ものを引っ張り出して不安と期待を語る、いつものパターン。

          AIが人間に反乱を起こすなんてことは本当は今後もなくて、AIによって思わぬやり方が各界で見出されて現行秩序が瓦解するという恐怖心が、そういう空想を刺激したのだとみます。先が見えないと昔の近未来ものを引っ張り出して不安と期待を語る、いつものパターン。

          「囲碁がもはや囲碁に見えない」と往年の名人

          私の家はかつて朝日と日経と地元紙の三つを購読していました。今は日経ひとつです。そこそこ目を通しています。 テレビ欄があるべきページが文化欄になっていて、その左上に「私の履歴書」というコーナーがあります。毎月、各界の著名人が自分の半生を随筆で振り返っていく趣向です。(たいてい男ですがたまに女のひともペンを取っています) 今月は韓国出身の囲碁名人さん。今日のはとりわけ味わい深い。AI論です。現在の世界チャンプたちについて… 「将棋を見ているのと同じ」というのは、おそらく「囲

          「囲碁がもはや囲碁に見えない」と往年の名人

          今日、大学図書館で借りてきた二点(学外者は二点まで)のうち一つは、アメリカでの「ニューマス」運動が算数教育をどう駄目にしてしまったのかを数学者クラインが嘆いた『ジョニーはなぜたし算ができないか』(昭和51年)。訳があちこち変で読みにくい。後書から察するに邦訳者は同運動信奉者か。

          今日、大学図書館で借りてきた二点(学外者は二点まで)のうち一つは、アメリカでの「ニューマス」運動が算数教育をどう駄目にしてしまったのかを数学者クラインが嘆いた『ジョニーはなぜたし算ができないか』(昭和51年)。訳があちこち変で読みにくい。後書から察するに邦訳者は同運動信奉者か。

          走って休む

          県図書館、地元国大図書館を自転車で回って、隣の市(山の向こう側!)図書館を初訪問すべくペダルをこぎ続けましたが夕5時を告げる音楽が山のほうから聞こえてきました。道があっているのか自信が持てなかったこともあって本日は途中で引き返すことに。コンビニWiFiで現在位置を確認して帰還。 隣の市とはいえ、今まで走ったことのない堤防や道路を、日差しに悩まされながら走りました。鳥山明先生と同じで私もスマホは持ち歩かない主義です。おかげで自分が今どのあたりにいて、目的地への経路にちゃんと乗

          走って休む

          複素数平面をガウスが発案したのでしたか。二次元平面と見た目は同じ。これのおかげで実数と複素数の相互乗り入れのめどが立って、そのための特別切符としてエルミート性が、ひいては「線型性」が浮上した…という史観は大胆すぎる?

          複素数平面をガウスが発案したのでしたか。二次元平面と見た目は同じ。これのおかげで実数と複素数の相互乗り入れのめどが立って、そのための特別切符としてエルミート性が、ひいては「線型性」が浮上した…という史観は大胆すぎる?

          某ジャニーズ事務所のアレを世界的スキャンダルに仕立て上げたBBCのやり口に前から違和を抱いてきました。いずれ私ならではの超へそ曲がりな小論を世に問いたいなーと考えています。2017年にNYTが正義の使者顔でなさったアレとMeToo運動が、英語帝国主義を後光に暴走したものと見る。

          某ジャニーズ事務所のアレを世界的スキャンダルに仕立て上げたBBCのやり口に前から違和を抱いてきました。いずれ私ならではの超へそ曲がりな小論を世に問いたいなーと考えています。2017年にNYTが正義の使者顔でなさったアレとMeToo運動が、英語帝国主義を後光に暴走したものと見る。

          論文と論文の影響関係を図表化する

          数学史は面白いです。これまでいろいろ手を出してきました。掘り出し物的なものがほかにも地元図書館にあるようなので、どんどん脳みそに注ぎ込んでいく覚悟でありますエーンムカシミタイニジガガブッコワレテセイシンカオクリニナラナイヨウシンチョウニイクネンデ。 もともとは科学史にドはまりした私です。小学生のとき理科まんが大好きっ子で、実験や観察よりも思索の旅に心惹かれる、そんな子でした。そういうのに強く憧れる一方で、私自身の指向は抽象的、思索的、哲学的、歴史的、思想的な方向に

          論文と論文の影響関係を図表化する

          スヌーピー・ファミリーとアメリカ算数史

          数学史の書物はいっぱいあるなかで 昨日(厳密には今日の午前深夜、つまり就眠前)この本を読み切りました。 これがなかなか読ませる。日本語訳がとても自然で、日本人著者による著作かと思ったほどです。改訂版の邦訳が2018年に刊行されているそうなのでそちらもいずれ読んでみたいところです。 私が読んだのは全5巻のうち最終巻です。19世紀から20世紀前半にかけて、つまりガウス複素数からコホモロジーまでを、いろいろな数学者たちの裏話も交えながら、軽快にして本格的な数学史が語られて

          スヌーピー・ファミリーとアメリカ算数史

          報じられなくなると、大衆は忘れていく。後になってまた話題になっても「あああれって解決したんでしょ?」で終わる。これは日本に限らない現象と思われる。

          報じられなくなると、大衆は忘れていく。後になってまた話題になっても「あああれって解決したんでしょ?」で終わる。これは日本に限らない現象と思われる。

          e^ix は量子力学の光速 c

          「量子力学」の名づけはちょうど百年前、マックス・ボルンのある論文においてでした。 この論文じたいは百年を経た今、ほぼ忘れられています。前期量子論➱量子力学の勃興という史観でいうならば➱の頃のものです。過渡期的です。ある地点に届かずに終わったものゆえに、20世紀物理学の書物ではめったに言及されないでいます。 私は前から気晴らしとも頭の体操ともつかないまま、百年前のいろいろな科学論文を追っています。いきなり原論文を読み込むのは無論無謀無茶です。日本語による優れた量子力学史の書

          e^ix は量子力学の光速 c

          数学科で挫折を味わい中の、元秀才の貴兄に

          『数字であそぼ』というまんががあるそうです。そうですとしたのは私は未読で、たまにウェブで目に入るくらいしか縁がないのでそう述べるしかないと思ってそう述べました。名台詞のあるコマがよく出回っているなーって。 大学入試の数学では大秀才だったのに、数学科にうっかり進んで抽象数学を学びだして、毛色が違うことにショックを受ける様が描かれているらしいです。「ベクトルって矢印のことやないんか!?」みたいな。あるあるですね数学科あるある。私は数学科ではありませんでしたが数学科の数学を独りで

          数学科で挫折を味わい中の、元秀才の貴兄に

          数学王ガウスの裏をかこう

          YouTube にはいろいろな数学系動画があります。 昨日、こんなのを拝見しました。「正規分布」つまり偏差値がどうとかこうとかで使う、あの緩~い富士山のカタチをしたグラフ。確率や統計で一番基本となる、アレの証明法です。 . . 恥ずかしながら見ていて途中で訳が分からなくなりました。 私は子どもの頃より、授業中に何かを理解するのがとても苦手でした。 「一を聞いて十を知る」とか「目から鼻に抜けるように」といった超能力とはおよそ無縁な子でした。 「うっそー誰よりも早かった

          数学王ガウスの裏をかこう