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4コママンガのススメWeb

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毎月4日・14日・24日の前後に4コママンガの紹介や感想を投稿します。メンバーは、すいーとポテト、水池亘、量産型砂ネズミの三名です。/2024年3月以前の記事は Tumblr の… もっと読む
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記事一覧

『スマ見の4コママンガ劇場』で珠玉の4コマをまとめ読みしよう

 以前に旧ススメWebで紹介した「スマ見」さんのマンガが『スマ見の4コママンガ劇場』シリーズとして Kindle の電子書籍になっています。Twitter でのコママンガをまとめたもので、現在までに全5巻が出ており、すべて無料で(Kindle Unlimited でなくても無料で)読むことができます。  スマ見さんのファンとしては、ぜひみなさんにも珠玉の4コマを読んでいただきたい、ということで、この記事では私が独自に5つの観点を設定し、それぞれ2本、合計10本を選り抜きで紹

たとえ推しと知り合ったとしても――むぐら『escape into the light』

 推しと知り合いになったら、あなたはどうしますか?  むぐら『escape into the light』はとある少女・つむぎが、大ファンだった匿名ネット歌手・miraiの正体・みきと学校で知り合うところから始まります。何とクラスメイトだったのですね。ものすごい偶然ですが、喜ばしくはありません。なぜなら、その「推しの中の人」は人を見下し寄せ付けない最悪な性格だったからです。  面白いのは、そこでつむぎがあまりショックを受けないところ。  彼女は推しそのものを目の前にして、「

この想いは私の命とともに――類家海『けがわとなかみ』

   「すきです」。好意を端的に伝える言葉です。ですがこの奇妙な関係は何でしょう。被捕食者が捕食者に対しての告白です。  きつねでなくてもこの状況には戸惑います。これから喰らおうとしていた獲物が好意の告白をしてきたのです。戸惑いは疑問と興味を誘発します。きつねの感情はそのまま読者の感情とリンクするのです。キャラクターの造形もきつねが写実に近いのに対して、獲物であるうさぎはカリカチュアライズされています。これがこの作品の1話目です。まさしく狐につままれたこの状況は何か面白いこ

「4コママンガのススメWeb」は Tumblr から note に引っ越しました

お知らせ本編 管理者のすいーとポテトです。ブログ引っ越しのお知らせです。 「4コママンガのススメWeb」は Tumblr からこの note に引っ越しました。共同運営マガジンの機能を使い、次のリンク先で更新していきます。  過去の記事の移行は難しかったため、note ではまっさらからの更新になります。今後も Tumblr の方は削除せずに残し続けますので、過去の記事は次のリンク先から参照ください。  今後も「4コママンガのススメWeb」をよろしくお願いします。 引越