秋峰

花をいけてりゃなんとかなる、そしていちにちの終わりは泥酔 それで幸せ

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花をいけてりゃなんとかなる、そしていちにちの終わりは泥酔 それで幸せ

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  • チミはカップ焼きそばの作り方を説明できるか?

    カップ焼きそばの作り方を説明するだけで個性が溢れるなのだ

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いちばんは、救われたってことかな

いけばな定期便の営業に行った帰り、突然「そもそもわたしがナニユエいけばなに執着しているのか、伝えるということを全然してないではないか」と気づきました 今さら、今ごろかぁ~~いっ!なのですが今日は、それをお伝えしようと急遽思った次第なので、お付き合いくださいませ 具体的に書くと壮大な量になるので割愛しますが、わたしはあまりよい環境で育っていません 親に愛された記憶がまるでない、というかナイ そんな子供 大人の顔色ばかり窺って大きくなりました けど、そんな子供だったわ

    • 伊藤家の裏技

      冷蔵庫を慎重、じゃない身長じゃない 新調したと昨日書きました 文脈で意味を判断する、音が少ない日本語 異口同音だらけの日本語 まさにこれである と、いきなりどうでもいいことから 始まりましたが今日はどうでもいいおハナシ その新調した冷蔵庫、なにかと貼りつけない? ワタスはこのようにラップ類を入れる箱(?)と キッチンペーパーホルダーが 合体したものを貼りつけてるでアルであります ところがだよ、チミ 新調した冷蔵庫にこれをねっぱそうとするも 吸盤が効かなくてすぐに剥

      • なにひとつ壊れないでね

        いまは必ずしも白くないけど日常に必須の白物家電 これってナニユエか 壊れるときって一緒に壊れるよね 巷では対応年数が一緒だからともいわれてるけど 確かにそうかも?かも?かも? ワタスの場合 独り暮らしを始めたタイミングで 全部一緒に買いそろえたため確かに一緒に壊れる ちょっと前 冷蔵庫の冷凍庫部分が結露して 引き出しが開かなくなり 相当大変に難儀したと書いたけど そこから毎朝毎晩 氷取りをしなければいけない日々が始まりました 朝7時、夜7時 べり、と張りつきかけてる

        • そこに光をあてる

          毎年ブラシの木をいただくご近所さん 太っ腹で 今時期咲いてるお花も大量にくださいます カラーも毎年花と葉をくださいます いただいた日はどやどやしてたので 水切りだけしてバケツに入れてたんだけど 翌朝 いそいそといけようとしたら カラーの1本が根元がくるりんちょ かかか、かわいーーーっふんごー💨 こここ、こりは ここをチャームポイントとして いけねばっっふごふご で、こーなりました このガラス花器カクカクしてるので 面白く反射してくれるんじゃなかろか? むふふ

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          24本

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          いただいたブラシの木の花を職場にこっそら飾りました どやどやとおじさんたちが囲んでなにやら騒いでる ほらね~、 やっぱすおじさんは植物が好き

          いただいたブラシの木の花を職場にこっそら飾りました どやどやとおじさんたちが囲んでなにやら騒いでる ほらね~、 やっぱすおじさんは植物が好き

          暮らしにはなを飾るとは

          毎年お庭のはなをくださる方がいます 今年も大量にいただきました メインはこのブラシの木なんだけど その他にもあれこれと大量にくださいます ヤツデとチェリーセージは玄関へ チェリーセージは狙ってたからとっても嬉しい! いらっしゃいませが嬉しいです めちゃくちゃ立派なカラーは稽古場に ちょっとでも触れたらバラバラ散る芍薬は そぉ~~っと本箱の上に 芍薬の香りは強いけどとても好きなので 本箱の前に座ってふごふごと香りを嗅いで楽しんでます 稽古場のゴミ箱から 拾ってき

          暮らしにはなを飾るとは

          煎じてはいけない

          初夏というにはちょっと肌寒いけれど 新緑がとても美しくウキウキしちゃいます 張り切って稽古用の新緑もモリモリ 稽古の残り物で1作いけました ただ、ざくざく挿すのではなく 手を入れながら整理しながらいけます なのでこのように落とした枝葉が出ます …と、前回ここまで書きました 【植物は捨てるところなし】なんだけど これに対して 「煎じて飲むの?」と コメントをくださった方がいます 『飲む』 そんな発想がなかったので驚きました いや、そんなこともないな 食べること

          煎じてはいけない

          杜若 燕子花 カキツバタ

          「次回はかきつだよ」 と4月稽古あとにいわれました いけばな界では カキツバタ、といわずに『かきつ』と 略して呼ぶことが多いです 漢字表記が 杜若、燕子花と2種類あります 字が違うということは 違いがあったんだと思うのですが 現在はどちらも同じものを指します が、切り花は杜若と表記されることが 多いように思います 菖蒲も入手困難だけど カキツバタはもっともっと入手困難です これでまさかのお値段2000円 広げるとこれくらいです 葉の足元もシッカリばっつす

          杜若 燕子花 カキツバタ

          納得させる1本

          土曜日、稽古に 待ちに待った杜若がやってきました 年1回しかやってこない いえいえ最近では 年に1度もお目に掛かれない杜若 ワクワクであります ドキドキであります こういった特殊な花材は きちんと基本にのっとっていける方が無難だし 美しさも際立つんだけど 数年前、ある講師が 「今回たくさんスタンダードをいけたから  最後くらいは自由にいける」と 自由にいけた杜若が最高にカッチョよかったので 数年越し、満を持して杜若を自由にいけようと 意気込んで鼻息も荒く 京都へ乗り込

          納得させる1本

          みんなを主役に

          一年のなかで今時期が一番好きです お外も新緑おうちの中も新緑 明るい生命力を感じて 無意味にワクワクウキウキしちゃいます お稽古に明るい新緑がやってきました バケツにどかーん、じゃ 植物の魅力が見えないよね 1本1本に力を持たせるようにしないと 植物に申し訳ないよね ここまできて 「ぬぬぬぬぬ」となる ガラスは当たり前だけど透けるわけで つまりガラスの中の構成にも 気を配らなくちゃいけない そこは見えないテイで、と言おうが 見えるものは見える 構成を変えました

          みんなを主役に

          新緑好きすぎ

          職場の前は鬱蒼としたクスノキ林です 職場の窓は大きくクスノキ側を向いてて その大きな窓いっぱいにクスノキの葉が広がってます 今はキラキラの新緑が窓いっぱいに広がって ただでさえぬぼー と生きてるのに ただただ窓いっぱいのキラキラ新緑を眺めてます お稽古も新緑です 稽古で少し花材が残ったのでいけましょう とか思ってたんだけど お風呂場の壁が経年劣化でイマイチになってて その工事に業者さんが急にくることに 人が来るのであれば例え 工事業者さんであってもはなを飾ってお迎

          新緑好きすぎ

          職人さんありがとなのなの

          以前、着物の洗い張り&再仕立てが出来る 職人さんが見つからず四苦八苦した という話を書きました 無事、地元の友人に紹介してもらい お願いしたのですがそれが戻ってきました 写真では分からないのが残念なんだけど 生地もぺっかぺか仕立ても およよだった裾がきれいに直ってて そしてなによりお値段が予算内に ぺったし入っっててとてもゴキゲンです 職人さんありがとなのなの と思うんだけど ふと、最賃が日本最下位に近い岩手 たぶん最賃くらいでやってくれたんだろうな と申し訳ない気持

          職人さんありがとなのなの

          せっかくだし

          博士ちゃんという番組で芦田愛菜ちゃんが 北斎博士ちゃんとよかったと絶賛してた 原田マハさんの「たゆたえども沈まず」 たまにいけばなを飾らせてもらってる古書店に 宮沢賢治の童話を読むを申し込みに 行ったついでに確認すると 「あるよ」とのことで早速購入 ゴッホのお話です その中でこんなやり取りがあります 聞かれたフランス人はそんな習慣はないと答えます そこの箇所を読んで 「えええっ?」っとなりました そうか、そうなのね こういった感覚って 日本人だけのものなんだろ

          せっかくだし

          かすかな違和感

          宮沢賢治の『どんぐりと山猫』ってご存じ? 彼の作品はバリバリ岩手の情景を描いているので 子供のころ、彼の作品はファンタジーではなく 現実のものと思っていました なので秋が来ると 「山猫からお手紙来たらどうしよう」 子どものわたしは怯えてました ---------------- 先日、たまにいけばなを飾らせてもらっている 古書店の店主が開催する 『宮沢賢治の童話を読む』の第2回に参加してきました この店主は宮沢賢治の研究をされている方で 大学でも講師をされています 全

          かすかな違和感

          虫喰いは虫喰いのままで

          常にぬぼーと生きてて 慌てることが多い人生です 福田平八郎展 ギリギリセーフで行ってきました 【漣】 代表作ですね 圧倒されました 筆の運びを確認しながら 「右利きだったのかな?左利きだったのかな?」 分からなかったです こういった美術展は音声ガイドがつきもので 必ず借りるようにしています 作者や作品のバックグラウンドがわかると 作品との向き合い方がやっぱり違う よく 自分の感性だけを信じて見ればいいのダ なんてカッチョいいこと聞くけど 深く作品と向き合いたけ

          虫喰いは虫喰いのままで

          オーバーツーリズム

          雲一つなくきれいに晴れ上がった日曜日の午後 京都までいけばな展を見に行ってきました 会場はいつもお稽古に行ってる教室 通いなれた道です GWの京都かぁ、と 覚悟していったけど案の定の激込み 教室は京都駅から一駅なんだけど そこは大人気の京都鉄道博物館が目の前 すぐそばに京都水族館があり 同じ路線の先には太秦や嵐山があり その上どういったワケか 20分に1本しかなく車両も短い つまりとんでもなく常に激込み ベビーカーにしこたまアンヨを轢かれてるので 京都駅から教室ま

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