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☆ウイスキーと私☆ その漆 スコットランドで土屋先生の臨時運転手をした時の話 編

こんばんは、A Whisky Studentです。
今回は、私がスコットランドで土屋先生の運転手をすることになったという不思議な出来事について書きます。
このことは当時、元職場(2023年末で退職)のfacebook記事と、
土屋先生のブログにも書かれております。

2015年7月、私は11年務めた職場を退職して、長年の夢であったウイスキー造りのための視察旅行でスコットランドにおりました。
当時北海道で新たに80年ぶりに立ち上がるウイスキー蒸溜所の立ち上げスタッフとして、単身で1週間→社長以下数名のスタッフやVIPと5日間→単身で8日間とおよそ3週間にわたりスコットランド各地で蒸溜所を視察しウイスキー製造の勉強をしていたのです。(現在の私はさらにその会社も退職して自分で小さな蒸溜所を立ち上げるために活動しています)

7/21、私以外のメンバーは日本に帰っていきました。
スコットランドに一人残る私に、社長は「7人乗りの車に1人なら随分と余裕があるから、困っている人がいたら助けてあげるといい」と言い残して。

………言霊、ってあるんでしょうか。
それとも予言めいた無意識の予感なのでしょうか。
数日のうちに社長の言葉は現実になるわけです。
しかも、助けることでこちらも助かるという形で。

グレンドロナック蒸溜所の視察から宿のハイランダーインクレイゲラヒに戻った私に、オーナーの皆川さんが言いました。
「一人なのに使ってるレンタカー無駄に大きいって言ってたよね。明日三人乗せて蒸溜所を周ることはできますか」

翌日、私はスコッチ文化研究所(当時)の土屋守先生と取材チームをレンタカーにお乗せして蒸溜所を巡る運転手をし、更に取材に同行させて頂くという僥倖に恵まれました。(土屋先生のレンタカーが突然走行不能となったため)
土屋先生のための特別なツアー、一般非公開の蒸溜所の内部を見ることもできたりして、ためになる話をいろいろ聴けて大いに勉強になりました。
しかもそれだけではなく、終了後に土屋先生から「『これからウイスキーを造る人』が一緒だと取材先の蒸溜所の人が喜んでたくさん熱を持って話してくれるからとても良かった。私のレンタカーは直って明日には使えるけど、もし時間と興味があるならもう何か所か一緒に来るかい?現地待ち合わせだけど」と言って頂きました。

もちろん即答し、西ハイランドの蒸溜所も2か所ご一緒させて頂きました。
日本の会社が所有するフォートウィリアムの大きな蒸溜所は圧巻でしたし、出来たばかりで「グリーンプロダクション」がコンセプトのボトラーズ所有のクラフト蒸溜所は参考になる事柄が多く感じました。

土屋先生、その節はありがとうございました!!

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