「ねこつれづれ」
今日はじめて「おっとっと」ってなったのでnote。
蛍雪姉妹。雪ちゃんの方が蛍よりいつもちょっと体が小さかった。皮膚炎や便秘があって、
「この子は長生きしないんだろうな」
と、時々悲しみながらめごめごしていた。
十五歳まですくすく生きた。
蛍はがっちりしていて、十七歳まで病気知らずで旅立った。
漱石先生と八郎さんはいま一歳と七か月。
蛍雪姉妹の個体差が気になりだしたお年頃だ。
漱石先生の方が八郎さんよりいつもちょっと小さい。八郎さんはみっしりしてる。八郎さんの方がよく食べる。漱石先生は夏バテしているように見える。去年夏に風邪をひいた。
ここのところ漱石先生の体調が気になってしょうがないわたし。
「食べてる?」
「トイレは?」
「痩せたかも」
かなり心配する毎日なんだけど、さっきふっと気がついた。
いつも八郎さんと比べて心配してる。八郎さんに比べて体が弱いんじゃないかと思ってる。
蛍雪姉妹もそうやって心配していた。
雪ちゃんは十五歳の寒い日に眠るように旅立った。
まあまあおばあちゃんだ。
ニャン太はわたしにははじめての猫で猫のことがわからなかったというのもあるけど、比較対象がいなかったので仔猫や若猫の頃に気を揉むことはなく、いってしまう一年くらい前から病気をするようになって十五歳で旅立った。
猫はしんどそうな顔をしないものなので、心配しすぎても悪いことではないのかもしれないんだけど。
雪ちゃんや漱石先生のことは、同い年の姉妹兄弟がいるので、
「同じくらい健康じゃない」
という方向に考えてしまっていた。
それはなんか、つまらない心配かもしれない。
ふとさっきなぜかそう思った。雪ちゃんのことを思い出してた。
でも弟の猫のミイのことは、蛍雪姉妹といたので、
「全然食べないのにふとってしまう」
ことがわかった。
体質だったのだな。
人間にもありますな。個体差。
いやそれだけ。
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