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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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血縁でも社縁でも地縁でもない、あたらしい「縁」

私のテーマ「50代からのリセット&リスタート」 に行きつくまでには、いくつかのきっかけになる本がありました。 そのうちの1冊について書いてみたいと思います。 衝撃的なタイトルですよね。 以前のこちらともつながる話です。 ※他の本については、以前こちらで書きました。 無縁社会 こちら読んでみると、 知らない間に日本が「貧乏な国」になってしまっていたのと同様、 既に私たちの「日常」になりつつある話です。 (この本は2010年出版ですから、事態はさらに進んでいると思われま

「家」じゃない居場所を持つということ

いろいろなところへ出かけて、いろいろな人に出会う。 50代からを生きるヒントは、 自分をオープンにすること。 自分の空気を入れ替え続けること。 「家」から生活を変える。 建築士の私が、チャレンジしたいと思いました。 しかし、そう簡単ではありませんね。 家は、人間の最も保守的な部分ですから。 addressでアドレスホッピングを始めて4日目。 つづってみたいと思います。 帰る場所があるということ あなたは旅行は好きですか? 「好き」と答えた方。 では、一生旅行をし続

みんなが「同じ景色」を見られた時代

「あの頃はよかった」 そう思うことはありますか? あなたの「あの頃」はいつですか? 今日は、私の「あの頃」について書いてみたいと思います。 みんな一緒にテレビをみていた 小学生までの私。 可もなく不可もなく、田舎で過ごしました。 母は料理が上手で、いろいろなものを作ってくれました。 「リカちゃん人形」にどっぷりはまり、 来る日も来る日もリカちゃんと遊んでいました。 思春期は、父と母の不仲、父との確執、母の兄への期待と、 複雑だった気がします。 小学校5年生の頃に初

「少子化対策」に一番効果があるのは「夫婦別姓」

政治的なことはあまり書かないことにしています。 けれど、これは言っておきたいな。 「夫婦別姓」早くしろ!! ちょー面倒くさい 私は25歳で結婚し、35歳で離婚しました。 今の「姓」は、結婚していた時の姓です。 なぜ元に戻さなかったか。 離婚した時、娘は3歳でした。 名前はその人の固有名詞であり、アイデンティティです。 ある日、親の都合で変わる。 どうなんだろう、と。 娘が私と世帯が別になり、 私が名実ともに「ひとり」になったら、 死ぬまでには姓を変えておきたいです。

家電の買い替えは、あと何回来るんだろう

最近立て続けに迎えている「家電の寿命」。 そこで思ったことを書いてみたいと思います。 ぼろ家キリなし 前回、実家に帰省していたときのことです。 私の母は86歳で、青森で一人暮らしをしています。 私が洗濯物を干しているところへ、母が来ました。 「また嫌なことがあった。」 手にはフックのようなものを持っていました。 「?」 ハンガーを引っ掛けようとしたら取れた。 プラスチックが腐っています。 「この間も電灯の調子が悪かったし。」 少し前にもテレビが壊れ、買い換えました。

昭和に癒された夜

先日友人と新宿で飲み、昭和へタイムスリップしました。 その時に感じたことを書いてみたいと思います。 今も健在、ゴールデン街 新宿でご飯を食べたあと、 「二軒目どうする?」 「ゴールデン街、行ってみる?」 皆さん、ゴールデン街という名前は聞いたことがあると思います。 行ったことはありますか? 私は東京に30年くらい住んでいますが、 行ったのは今回が初めてでした。 ゴールデン街とは 1950年頃に現在の場所へ移転したそうですから、 もう70年以上経つのですね。 ゴール

「美しさ」って何だろう

多様性の時代だから、否定してはいけないのかも。。 「美」の捉え方も、人それぞれだし。。 逡巡しますが(-_-;) こんなことを書いたら、Xなら炎上しちゃうのかな。。 でもnoteだし、、そんなに大勢が見てるわけじゃないし、、 書いちゃいます(笑) 「美」へのこだわり 先日お昼を食べながら、テレビのバラエティ番組を見ていました。 ある60代の女性歌手が出ていました。 その女性は20代の頃に曲が大ヒットした、誰もが知る人です。 私の記憶のある「あの頃」より、20キロ?も

「私がおばさんになっても ♪」からが長い

「私がおばさんになっても ♪」 こんな曲がありましたよね。 若い時にイメージしていた「おばさん」像。 茫漠としていませんでしたか? おばさんになってからのほうが、人生はずっと長い。 そんな話を書いてみたいと思います。 おばさんて、何歳から? 「おばさん」て、何歳からを言うのでしょうね? 40歳を過ぎるまでは、「おねえさん」でしょうか? 何歳の人に聞くかによって、答えは変わってきますよね? 300人の「大学生」に聞いたところ、このようです。 大学生にとっては、20

自分がゴーストタウンにならないために

青森の実家に帰省した際、目の当たりにした「地方の過疎化」。 そこで思ったことを書いてみたいと思います。 まるでゴーストタウン 母は86歳で、青森で一人暮らしをしています。 今回は、兄と私の娘も一緒に帰省し、 みんなで温泉旅館に泊まりにいきました。 母は、体力的にもう遠出ができません。 旅館は、実家から車で一時間ほどで行けるところにしました。 途中に、母の「実家のあった町」がありました。 私の小さな頃は、母の母(私の祖母)を訪ね、 週末によく行っていました。 町を訪

50代からパートナーを探してみる?:結婚相談所

50代、 離婚した ずっと一人で来た 一人が好きなわけでも、 一人でいたいわけでもない。 今「ひとり」の50代女性に、パートナーは必要か? パートナー探しはどうすれば良いか? そんな話を書いてみたいと思います。 (みんな興味ありますよね?ね?) 「再婚専門」結婚相談所 先日、結婚相談所をされている方とお話しする機会がありました。 「再婚専門」結婚相談所をされている愛間さん。 愛を取り持つ愛間さん? すごいお名前! なぜ「再婚専門」? 「初婚」の人と、「再婚」の人

夫婦の財布は一つか別か

私の専門は「家」ですが、家には大きなお金がかかります。 「家」にどれだけお金をかけるかは、価値観の分かれるところです。 夫婦で「家を買おう」というとき。 共稼ぎで「相手の収入がいくらか知らない」という夫婦も、 最近は多いです。 そこで、夫婦の「財布」について考えてみたいと思います。 おこづかい4万円の生活 毎年話題になる、「夫のこづかい」の平均。 2023年は13年ぶりに4万円代を超えたそうです。 この4万円は、昼食代込みですよね? とかく「物価上昇」が言われます

生きていくことをシステマティックに考える

青森の実家に帰り、もうすぐ87歳の母の病院の付き添いや、 家の片付けなどをしてきました。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 (実家は本当に田舎なので、当てはまらない地域も多いと思います。) 病院で 母は、実家から電車で15分ほどの町にある病院に通っています。 そこは「一応」総合病院です。 待合室は、母と同年代のひとばかりで混み合っています。 一方で小児科は「週1回」の診察しかないとのこと。 私はこの病院で「里帰り出産」をしましたが、 その「産科」も随分前に

お正月の準備は進んでいますか?

年末も差し迫って来ましたね。 一年があっという間ですね。 そろそろ仕事納めですよね。 年末年始の準備は、いかがですか? お正月の準備 「年末」といえば、忘年会、年賀状、お歳暮、大掃除。 昔と比べて、ずいぶんと「簡素化」されましたよね。 私の場合は、忘年会は少しだけやりました。 年賀状とお歳暮を出すのは、ずいぶん前からやめています。 お正月飾りや鏡餅やお節料理といった、 お正月の準備もありますよね。 スーパーにも、お正月用品が並んでいます。 私は、小さな鏡餅は買います

今年のクリスマスは誰と過ごしますか?

明日はクリスマスイブですね。 皆さんは、どのような予定ですか? 私たち50代は、クリスマスをどのように過ごしているのでしょうね。 普段と変わらない一日 去年のクリスマスの夜は、一人ランニングをしていました。 淋しくないと言うと、嘘になります。 しかし、若い時のように「淋しさにとらわれる」ことはありません。 クリスマスを一人で過ごすのは自分だけではないし、 今日一日も、一年の365分の一日に過ぎないと気づきます。 家族のためのクリスマス 子供が小さいときは「家族の