その果て 【ショートストーリー】
こちらと続きもののお話です。
「窓先生…、この作品は、愛、ですね…。
素晴らしい作品でした…。
やはり、伝説の小説家、窓ンナ(まど んな)先生の作品ですね。」
私はトアル出版社、世中(よなか)だ。
この度、伝説の小説家、窓ンナ先生の五十年ぶりの新作を読ませていただいたのだ。
「世中さん、ありがとう…。
長い間かかってしまいました…。
世中さん、あなたこそ伝説の編集者と呼ばれるようになられて…。
どんな作品もずばり核心を読み取り、今では要約の鬼ともいわれているそうね…。」