薩摩のサムライ留学生
鹿児島のいちき串木野市にある、薩摩藩英国留学生記念館を訪問しました。観光客のほとんどいない小さな漁港の海沿いに建てられた洋館は、鎖国の時代にあって、薩摩藩から世界に羽ばたく人材を作るきっかけになった留学生を記念して作られたものです。江戸時代を終わらせ、明治を作っていった鹿児島の侍たちは、幕府には内密のままで19名の若者を海外に送り、文明開化の礎となる西洋の技術を学ばせようとしたのです。その中には後に文部大臣となる森有礼や、東京大学の前身を作った畠山義成や、外交官として条約改正