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リーバイスを履いてレヴィ=ストロースを読もうというキャッチコピーがあった

改めてレヴィ=ストロースの「野性の思考」の「歴史と弁証法」を読んでいると、最後の方に既視感のある内容。参照されてないけどノバート・ウィーナーのサイバネティックス第1章「ニュートンの時間とベルグソンの時間」を思い出してしまった。サイバネティックス勃興の第二次世界大戦の時にレヴィ=ストロースはNYにいた。

サイバネティクスにはハイデッガーも一目置いていたみたい。ノバート・ウィーナーの本の打ち出しがうまかったんだろうね。ライプニッツのモナドにも触れてるし、量子にも触れてる。哲学者がアナロジー的にいうにとどまることが数式なしで理系的に書かれてるから。

レヴィ=ストロースはネイチャーやサイエンスも読んでいるとのこと。確かD.エリボンとの対話で。理系の私としては嬉しい哲学者。氏の講義(1986年)で宇宙論に言及するも納得。

また、レヴィ=ストロースは1961年に「未開人の世界とわれわれの世界」との「差異」は「彼らを現代の情報検索理論の専門家と同一平面」に置いていると指摘している。この文章の意味ははかりかねるが1961年にすでに情報検索!?
このような新規な対比をChatGPTなどの人工知能に対してできないだろうか。あまりにChatGPTが否定的に書かれているので。

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