記事一覧
【お料理教室体験記】私立小ママが集うお料理教室に通ったら、毎日の食事作りが相変わらず面倒だけどちょっとだけ楽しくなった話
「私立小に子供を通わすお料理苦手ママがこっそり通うマンツーマンのお料理教室がある」
都内某私立女子校に姉妹を通わせる友人からこんな噂を耳にした。
なんでも、表参道近郊で飲食店を経営するご婦人が開催している小さな教室で、私立小学校のママ達の間でほんのり噂になったことで生徒が集まり、今では曜日によっては順番待ちになっているというのだ。
ハイソでエレガントな料理教室は多々あれど何故ピンポイントで私
かさぶたカサカサ1年生(3)拝啓、第一志望ではなかった小学校の門をくぐる1年前の厚子へ
ハロー厚子、元気にしてる?
私も厚子、366日後の未来からあんたに手紙を書いているよ。鳩居堂のお高い便せんと封筒を使っていると思いきや、令和を代表する文明の利器ことnoteを活用しているよ。(せめてNotionとか使え)
あんたは今頃、散りかけた桜の下でぼっちゃんの制服姿をスマホで雑に撮影している頃じゃないかな。
無気力すぎてフォトスタジオの予約も何もかも忘れているうちに桜が散り始めちゃって
かさぶたカサカサ1年生(2)ぼっちゃんはとびげりをキメ、厚子はメンヘラ保護者になった【後編】
その日を境に、先方のご家族と毎日連絡を取り合うようになった。
詳細な内容は省くが(どんなやりとりがあったか。を記載することが本記事の意図ではない為)、何度LINEを交わしても、どれだけ子供に指示を繰り返しても状況が改善する様子は一向に見えてこなかった。前にも後ろにも進まない問題を抱えたまま、双方かみ合わないままつかみどころのないやり取りが繰り返される。
先方のご家族と我が家、それぞれがそれぞれ
かさぶたカサカサ1年生(2)ぼっちゃんはとびげりをキメ、厚子はメンヘラ保護者になった【前編】
「クラスメイトのご家族から”お宅のお子さまに暴力を受けた”と連絡があったら、お母さまはどうされますか。」
「はい。まずは事実確認をすることが大切だと思いますので、すぐに担任の先生に連絡をして状況を確認・相談をいたします。その上で、どのようにすべきか先生のご判断を仰ぐようにいたします。」
対面した女性面接官がにこやかにうなずく様子を見て、この返答で間違っていなかったな。と厚子は心の中で拳を掲げる
かさぶたカサカサ1年生【目次】
これから小学校入学を控える皆さんへ贈りたい。コネなし金なし土地もなし。圧倒的庶民一族であるかさぶた家が体験した、私立小学校生活1年目の波乱・混乱・葛藤・号泣の366日を全3話でつづる「実録!私立小学校生活記」です(予定)。
新生活を迎える皆さんの不安を少しでも和らげ「小学校受験」という特殊な時間を共に過ごした同胞へのエールとなれば…と願ってやみませんが、たぶん何の参考にもならないわ、先に謝るマジ
かさぶたカサカサお受験記(最終回)息子にちゅうえいが降臨した国立本番、夫は千原ジュニアの赤パンを履いた。【後編】
合格発表の朝、息子はなぜか全裸で爆睡していた。
なんちゅうパンチの利いた目覚めだよ。
目を覚ました瞬間飛び込んできた息子のぷりっぷりのお尻と対照的に、くすみと生涯共存することを決めたゾンビの顔色をしたアラフォーは、ぼろ雑巾のように疲れきった体をひきづるようにリビングに向かった。
すると今度は、まだ朝7時前だというのに全身紺スーツでばっちり決めた夫が真顔でPCの前に座っていた。普段であれば彼が
かさぶたカサカサお受験記(最終回)息子にちゅうえいが降臨した国立本番、夫は千原ジュニアの赤パンを履いた【前編】
「自由について、お考えをお書きください」
極寒の雨降る中開場を1時間待ち続けたことで冷え切った体に、とどめを刺すような保護者作文のテーマがお茶の水女子大学講堂で発表された時
厚子は、国立専門のお教室で開かれた保護者講座で何度も繰りかえされた台詞を頭の中で反芻していた。
私立は国立とは違う。あくまで学校の方針に賛同し、研究機関としての教育現場へのリスペクトと理解、そして惜しみない協力の姿勢を
かさぶたカサカサお受験記(4)復活の国立対策、そして運命の電話が鳴る【前編】
突然ですが、皆さんは国立小学校を受験する方法をご存じか?
国立小学校は、出願することで一次抽選にエントリーされ、抽選を通過したご家庭のみが入学検定(私立でいうところの考査)に進めるという私立小学校とは全く違うステップを踏みます。
つまり、金さえ払えば誰でも受験だけはさせてくれるある意味心の広い私立と違い(言い方←)、一次抽選を突破しないと試験さえも受けさせてくれないキングオブ塩対応。それが国立