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#こよいお月見

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お互いの距離を保ちながら皆との共通体験が楽しめる行事とも言える「お月見」。このマガジンでは 私たちOTSUKIMI.の取り組みをはじめ、お月見に関する投稿をまとめています。
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2020年8月の記事一覧

しあわせがあふれだす

ベランダに出たら真っ黒な夜空に 大きなまんまるのお月様が出ていました。 思わず部屋の中の子供に向かって、 「わっ!すごくきれいなお月さまが出てる!」 って叫んでしまいました。 「え? なになに? 僕もみたい!」 子どもはすぐに走ってきて、 ベランダに出て、 「ほんとだ、すごい! きれいだね!」 って言いました。 お月様とおんなじくらい、 その顔は輝いていました。 私はうれしくなっちゃって、 もう一度お月様を見ました。 大きな大きなお月様。 空を見上げることも

夜空の月、それはサマルカンドのナンのようで

昇りたてのオレンジ色の月を見て、その不思議を思う。 この同じ月を、世界中の人が見るんだ。 月を見るこの瞬間、地球のほかの場所では別の時間が流れている不思議。 地球のどこかの生活の営みを想像するいまも、時間は確実に、そして平等に流れている。ここでも地球の裏側でも、時は平等に刻まれている不思議。 いまわたしが見ている月は、地球のどこかで誰かが見た月。その誰かは、なにを思ってこの月を眺めたんだろう。 その誰かがなにかを思って眺めた月を、その誰かを思って、いま、わたしが見る

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オリジナル絵本その2  ☆うみの小さなカフェ☆

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オリジナル絵本☆うみの小さなカフェ☆後半

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月の美しさに見とれてしまう

暇な子供とママを助けてくれた「胡麻団子」。

今年の夏は、家にいるばかりで退屈。 「お外で遊びたいーー!!」という息子。暑いし、公園は密になるかもしれないし、日に焼けちゃうし、母ちゃん行きたくないな〜。笑 でも家遊びはマンネリ気味。どうしようか。 そんなとき、ひらめきました。お家で「胡麻団子」をつくってみたらどうだろう? コロコロとあんこを丸めたり、柔らかなお団子の皮をこねるのは、子どもにとってはまるで「食べる砂遊び」。 しかも揚げたてのアツアツの美味しさは、とてもお店では味わえない!最高です。外側はカリカリの香ば

お月見ゼリー作ってみました!

今年の十五夜は10月1日ですね。 保育園のおやつには、お月見団子もありますが、お月見ゼリーも資料で見かけたので、有りだなって思い試作してみました。 今回は、夜空にぶどうゼリーをゼラチンを使い、満月のオレンジゼリーとウサギのカルピスゼリーに粉寒天を使いました。 夜空:ぶどうゼリー 材料(1人60gとして10人分) ゼラチン 20g 水  100ml 100%ぶどうジュース 500ml 満月:オレンジゼリー 材料(満月二つ分できました) 粉寒天 2g 水  100ml 100

月とザンザレリ

四季を問わず、夜、月を見ていることが多い。 月光浴が好きだ。 白い光、静寂・・・に包まれながら、 ただ、座っている。 たまに雲で隠れて、また少しずつ顔を出す月。 霞がかかったような幻想的な月。 やさしく慰められるような月の光を見ている。 どうしようもない気持ちを抱えた自分を浄化してくれるような気がする。 月を眺めていると、悲しくもないのに 涙が流れることがある。 そう呟いた友人は、とても感覚の鋭い人だった。 前世? 夢なのか・・・ビジョンなのか? どちらにしても、興味深

お月見

「新しいお月見プロジェクト」にお花で参加させて頂きます。 きっかけはこちらのnoteを見て。 「お月見」は雛祭りや端午の節句のように日本に昔からある行事だと思うのですが、「いついつにコレをする」のような目安が分かりづらくて、なんとなく過ぎてしまっているイベント・・・確かにその通りだと思います! そんなことをこちらのnoteを見て気がついたので、9月、10月はお月見のイメージでお教室を開こうかな、と考えていたところでした。 でも、もしかして花でならイベント自体に参加でき

行事の始まりや月見団子の由来とは? お月見の基礎知識①

新しいお月見プロジェクトを立ち上げ、再度実感したのは「お月見の知識」がWebにまとめられていない‥ということ。知らなくては理解も関心も深まらない‥そこで、少しずつですがお月見の基本的知識をまとめていきたいと思います。 🌕お月見とは?日本の年中行事のひとつで「一年で最も美しく見えるシーズンに月を鑑賞する」+「神様への豊作祈願や収穫の感謝を表す」という意図があります。 旧暦8月15日は「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」※や「十五夜(じゅうごや)、芋名月(いもめいげつ)と

月の雫が私の中に溶ける夜

いつの間にか蝉の声が消こえなくなり、皮膚をジリジリと焼きつける無情な夏がようやく威力を弱め始める。 朝夕の温度差が急激に大きくなり、天空が次第に遠く高く離れていく。 収穫の季節が刻々と近づいているのを体感する時期。 ◇ ビオディナミ農法という言葉を聞いたことがあるだろうか。 オーストリアの人智学者であるルドルフ・シュタイナー氏により提唱された「地球の全ての生命体は、地球上だけのものではなく、地球を含む宇宙の営みからも影響を受け、互いに調和しながら生きている」という思

おつきさまさま

夜に空を眺める。これを夜空見と言うとすると、私の場合、それは、基本的にお星さま目当て。 こどもの頃の夜空見の記憶は、田舎の親戚の家の屋上でいとこたちと寝転んで流れ星を探したこと。なかなか流れ星は見つからないけれど、見上げた空いっぱいの星がきれいだった。 高校生の頃の夜空見の思い出は、しし座流星群、これ一択。寮生活で夜中に気軽に外に出られなかったから、どうにか空が見える子の部屋に集まって、受験の合格祈願をしたり恋愛成就を祈ったっけ。 大人になってからは、コンクリートジャン

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「満月のボーリング」

水玉模様と月の光と、恋を止める方法

1度だけ仕事で一緒になった、8歳年下のちょっと可愛いカメラマンの男の子から、食事に誘われた。彼は、日本の若手カメラマン10人にも選ばれていて、かつては有名なモデルとの噂もあった。 彼が連れていってくれたお店は、日本酒と気のきいたおつまみがあるカウンターだけの私好みの小料理屋で、「良いお店ね。若いのによくこんなお店知ってるのね」と私が言うと、「絵里子さんの職場関係の人たちにヒアリングして、絵里子さんが好きそうなお店を調べ尽くしました」と言った。 カウンターの中の大柄な料理人