AViC THE PHYSIO STUDIO

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最近の記事

脳卒中症例におけるエビデンス活用Tips No,2_文献検索の“How to“

エビデンス活用Tipsの第2弾は、CQを立てたら次は文献検索になります。 今回は、医学系論文の最大級の検索エンジンであるpubmedに焦点を当てて解説します。 PubMedは、NCBI(National Center for Biotechnology Information:国立バイオテクノロジーインフォーメーションセンター)によるプロジェクトで、1997年6月から開始した文献データベース「MEDLINE(Medical Literature Analysis and R

    • (愛知・名古屋エリア)スタッフ大募集!!

      AViCの想い AViCは2018年2月に世田谷区尾山台に1店舗目を開店し、現在は日本橋、長津田、船橋、名古屋栄を加えて計5店舗の自費リハビリ施設を運営しています。昨今の地域で行えるリハビリは保険内では限界があり、リハビリが必要な方に十分にサービスが届いていない実情があります。 そのような社会課題に対して、大手商社・豊田通商Gが参入しました。 ご利用者の”なりたい自分”を叶えるためにリハビリ技術は必須です。この機会に、自分の臨床スキルを発揮して社会のためになる技術を提供してい

      • 脳卒中症例におけるエビデンス活用Tips No,1_clinical question

        実際のCQ(clinical question)から論文検索までの流れは以下のようになります。 1. CQが生まれたら、PICO(Patient, Intervention(Exposure), Comparison, Outcome) に抽出して、疑問を簡略化します。 clinical questionは、問題の定式化、つまり臨床における疑問や問題点を調べやすい形に整理することです。 その時にPICO/PECOというフォーマットを用いて整理する

        • エビデンスと意思決定Report No,3『リハビリテーションにおけるEBPの実践』

           今回で3回目となりますが、前回、前々回の内容でEBMにはエビデンスと患者の価値観を統合することが重要であることはご理解いただけたかと思います。 今回はEBMの実践について綴っていきます。是非、最後までご一読いただき、皆様の臨床の一助になりますと幸いです。 ご存知の方も多い方も多いかと思いますが、EBMの実践手順として「EBM5ステップ」があります。 EBM5ステップ 1.問題の定式化(PICO/PECO) 2.問題についての情報収集 3.情報の批判的吟味 4.情報の患

        脳卒中症例におけるエビデンス活用Tips No,2_文献検索の“How to“

        マガジン

        • Tips『エビデンスの活用』
          1本
        • Report『エビデンスと意思決定』
          3本
        • Report『リハビリテーションと目標設定』
          3本
        • 論文エッセンス_その1『脳卒中』
          0本

        記事

          エビデンスと意思決定Report No,2 『リハビリテーションにおけるエビデンスと意思決定』

          今回は、『Ebidence Based Medicine(EBM)はエビデンスだけでは成り立たない』というテーマでまとめております。 そもそもEBMはエビデンスのことではないの?と思われた方は、是非前回のも合わせて読んでいただけますと、理解が深まると思います。 最後までご一読いただき、改めて自己に疑問を投げかけていただければ幸いです。 1.EBMの誤解皆様の職場でこのようなことを言う方はいませんか? 『エビデンスに基づいた介入をすればEBMだ』、『療法士の経験で臨床をして

          エビデンスと意思決定Report No,2 『リハビリテーションにおけるエビデンスと意思決定』

          エビデンスと意思決定Report No,1 『リハビリテーション医療においてエビデンスがなぜ必要なのか?』

          本日から3回に渡り、『エビデンスと意思決定』について、皆様のお役立ち情報として発信させていただきます。第1回目は、リハビリテーション医療において『エビデンスがなぜ必要なのか?』という内容でまとめております。 是非、最後までご一読いただき、改めて自己に疑問を投げかけていただければ幸いです。 1,Evidence-based medicineの歴史的背景 昨今、リハビリテーション医療におけるエビデンスの重要性の認識が高まってきています。しかし、まだ医師などに比べると教

          エビデンスと意思決定Report No,1 『リハビリテーション医療においてエビデンスがなぜ必要なのか?』

          リハビリテーションにおける目標設定Report No,3『目標設定に関連する意思決定』

          先週、先々週に引き続き、リハビリテーションにおける目標設定について綴っていきます。 今回は、『目標設定に関連する意思決定』という内容でまとめております。特に当事者の方の意思決定をする上で必要な要素は何があるのか分からないとこちらも対応に難渋します。 是非、最後までご一読いただき、改めて自己に疑問を投げかけていただければ幸いです。 1.意思決定に関わるバイアス皆様は普段の臨床で多くの意思決定を行っていると思います。例えば、患者を評価し最良の治療法を決めるとき、予後予測から患

          リハビリテーションにおける目標設定Report No,3『目標設定に関連する意思決定』

          リハビリテーションにおける目標設定Report No,2『どのように目標を設定すべきか?』

          今回は、リハビリテーションにおいて『どのように目標設定をするのか?』という内容でまとめております。 是非、最後までご一読いただき、改めて自己に疑問を投げかけていただければ幸いです。 1.目標設定プロセスとは 皆様は「目標設定をどうやっていますか?」という質問にどう答えますか? 人によっては「患者様と話し合って決めています」、他の方では「評価結果から実現可能な目標を提案しています」、場合によっては「患者様に合わせてやり方を変えています」という意見があるかもしれません。 目標

          リハビリテーションにおける目標設定Report No,2『どのように目標を設定すべきか?』

          リハビリテーションにおける目標設定Report No,1『なぜ目標を設定をするのか?』

          本日から毎週金曜日に計3回に渡り、『目標設定と意思決定』について皆様のお役立ち情報として発信させていただきます。 今回は、リハビリテーションにおいて『なぜ目標設定をするのか?』という内容でまとめております。 是非、最後までご一読いただき、改めて自己に疑問を投げかけていただければ幸いです。 ⒈ 改めて考える目標設定の意義とは?リハビリテーションにおける目標設定の位置づけはどのように捉えたら良いでしょうか?正直、目標設定をしなくとも目の前の対象者への徒手介入、運動指導などのリ

          リハビリテーションにおける目標設定Report No,1『なぜ目標を設定をするのか?』