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【‘‘天賦と天性’’/ブルーロック考】

-『ブルーロック EPIOSODE 凪』からテレビアニメ『ブルーロック』について-

先日『ブルーロック EPIOSODE 凪』というアニメーション映画を見たのですが、これがとても面白い作品で元々はテレビアニメも放送されていたのですが全く知らない状態で事前予習もなしで見に行き初見でも楽しめましたし、むしろ原作やテレビアニメに触れずに映画から見て良かったとも思いました。
『ブルーロック』とは週刊少年マガジン連載の人気サッカー漫画であり、ブルーロック(青い監獄)に集められた300人の高校生たちが世界一のストライカーを目指しライバルたちとサッカーを通して戦いを挑み成長していく物語であります。
本作の『ブルーロック EPIOSODE 凪』という作品は、天才ストライカーである凪誠士郎の視点から描いた物語であり、一方のテレビアニメシリーズでは潔世一の視点から描いています。
本作の見所はというと何をするにしてもめんどくさいと口癖で言っている凪誠士郎が同級生の御影玲王という男の子にサッカーの才能があると抜擢され、彼の勧めによりサッカーを始めることになります。
生まれながらの身体能力を発揮した凪のところに、ブルーロックからの招待状が届くことになる。
そこで彼の後のライバル、仲間となる潔世一や蜂楽廻、糸師凛らと出会い、凪はサッカーを通して自らが自己成長していくことになります。
主人公の凪同様、私自身もサッカーにおけるルールや戦術などは全く知らず、サッカー知識がなくとも本作はとても見応えがあり面白かったです。
試合中の凪や玲王のチームプレー、相手選手の心情にきちんとした焦点が当てられており、凪をはじめチームメイトたちが覚醒して強くなるシーンこそ、一番注目したいところだと感じました。
私が特に映画の中で印象的だったシーンだと、玲王が言った‘‘お前らは本物の天才ってやつを知らない’’っていうセリフと蜂楽が覚醒して、チームメンバーたちも試合の中で急成長するところが、ブルーロックというアニメの見せ所だと感じさせられ、かなりの興奮を覚えたことを記憶しています。
映画の影響で、テレビアニメシリーズも一話から見始めたのですが、見れば見るほど止めどころが難しいぐらい夢中にさせる物語であり、潔が大活躍するところは見所があってこちらも面白かったです。
映画版はエピソード凪ではありますが、テレビ版は‘‘エピソード潔’’なんだと一話目から感じ、潔もまた凪同様に凄い能力を持っていて、潔の空間認識能力とエゴの進化による神の視点まではかなりの急成長であり、彼も凪と同じくサッカーの才能を持ち合わせた天才であると感じられました。
潔の空間認識能力とダイレクト・シュート、からの‘‘超越視界’’/メタ・ビジョンはプロをも凌ぐものであり、彼の今後の成長にも期待したいと思いました。
映画を見終わり、テレビアニメシリーズのブルーロックも24話ついに完走し、この作品からは大きな感銘と学びを得ることが出来ました。
面白すぎて一気見してしまうぐらいの名作中の名作であり、今まで見たアニメの中だとトップ3に入るぐらいの素晴らしい作品でもありました。
ストライカーとしての個性やエゴイズム、人間心理というのは、ブルーロックで生き残るには大切なことであり、凪や玲王、そして潔の成長を今後とも見届けて、ブルーロックの2期が今年中に放送予定なのでとても楽しみにしています。



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