市井カッパ

河童の目線で人世を読み解く コンセプト:「すべての組織と人間関係の悩みを祓い癒す」

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河童の目線で人世を読み解く コンセプト:「すべての組織と人間関係の悩みを祓い癒す」

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  • EMSi Fellow Community Magazine

    • 340本

    EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは、EMS(Essential Management School)本質行動学基礎原理コースなどの修了生のCommunityです。 多様な人、多様な考え、多様な日々、多様なビジネス、多様なアートが雑多に、ごった煮していく、本質追求マガジンです。

最近の記事

コーチングを学びたい、という方に最初にお伝えしたいこと

昨日の「シン・社会学宣言」の記事がかなりわかりにくいものだったこともあり、できるだけわかりやすくするための記事を書いていこうと思っています。 さて、最近、コーチングを学びたいんだけど、という相談というか問いかけをいただいていて、既に実践レベルの方には下記のようなプログラムを用意しました。 ビジネスの現場で、実践したいという方向けには、こういうシリーズを展開しています。 でも、もっと初心者で、コーチングの基礎から学びたい、という方にはどうしたらいいんだろう?と思ったときに

    • シン・社会学宣言

      自らの語りのポジションをどこにしようかと、しばらくの間、悩み彷徨っていたような気がします。昨日、たまたまブックオフに行ったら橘玲さんの本で買っていなかったものがあったので購入し、橘玲さんの書籍についてわかりやすく語っている岡田斗司夫さんの動画を見て、そこで、ああ、この視点なんだよな、と思ったのでした。 ちょうど先週、「連続講座コーチング心理学概論2024」の第1回目の授業があり、意外にもコーチングの成立時代の歴史がコーチの人に知られていないんだな、と知って、でも、歴史の話っ

      • 【業務連絡】実験的にフォームを設置してみます

        「すべての組織と人間関係の悩みを祓い癒す」というコンセプトで、今後、研究活動を続けていくために、このnoteで投げ銭してくださる方がいらっしゃれば嬉しいな、ということで、そのひとつの可能性として、「河童の目線で人世を読み解く」電書箱という名前のフォームを設置してみることにしました。 今のところ、 お名前(ペンネーム可) 連絡先(メールやSNSのアカウントなど) メッセージ この内容をnote等で取り上げても良いですか? の4つの質問になっていまして、つまりはネタの収集も

        有料
        300
        • ケーススタディ&ビジネスコーチング研究会、始めます

          下記にリリースめいたものを出させていただきましたが、おそらくこれでは何のことかわからないと思いますので、今回はもう少し何をどんな目的でやろうとしているのか、詳細を説明する記事を書いてみたいと思います。 コーチングバンクからのお知らせ : ケーススタディ×ビジネスコーチング研究会 株式会社キャリアクリエイツ&株式会社コーチングバンク共催で毎月開催 ちなみに、動画でも説明しています。 まずは今回、取り扱うLDノートの説明です。LDノートは1950年に設立された総合労働研究所

        コーチングを学びたい、という方に最初にお伝えしたいこと

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        記事

          プロのコーチとして心理学を学ぶ必要があるホントウの理由

          さて、今日は宣伝と言いますか、PRのために投稿しています。5月から始まる下記の講座の紹介になります。 こちらは、ナカニシヤ出版『コーチング心理学概論』をテキストとした、大学の講義風の講座になっており、編著者はもちろん、執筆者が複数、登壇する連続講座です。 ちなみにテキストはこちら。 さて、私も本名で編著者に名前を連ねていますが、そもそも私は社会学部出身で、どちらかと言えば心理学系の学問を習得していたわけではありません。しかし、プロのコーチとして仕事をしていく中で、どうし

          プロのコーチとして心理学を学ぶ必要があるホントウの理由

          「書店振興プロジェクト」について思ったこと

           SNSで回ってきたこの記事を「なんか、いろいろ感覚がズレているような気がする」というコメントをつけてシェアしたところ、知人から「ズレているというのは、どういう意味ですか?」ということを問われて、確かに、なんでズレを感じたのかな、と自分でも気になりました。  そこで今回は、このとき感じた「ズレ」の正体を探ってみよう、と思いたち、以下、この記事を引用しながら読み進めていこうと思います。  経済産業省なんだ、とまず思いました。ということは、目的は経済的な側面にある、ということ

          「書店振興プロジェクト」について思ったこと

          「ゆうべはお楽しみでしたね」は不適切か?

          なんだか人生に疲れたのか、夢や希望を失ったのか、なんだか、急に、最初のドラクエがやりたくなり、やってみました。いわゆるドラクエ1という奴です。ちなみにプレイ時間は6時間くらいかな? 主人公の最終目的は、竜王を倒し、世界に平和をもたらす、というものです。 しかし、その依頼をしてきた王様の一人娘、ローラ姫がまもの達にさらわれてしまっていたようです。私事については仕事に持ち込まない。なんという立派な王様でしょうか! 国民からも心配されるローラ姫…。愛されていますね。 ゲーム

          「ゆうべはお楽しみでしたね」は不適切か?

          ChatGPTにコーチングのマッチングサービス開発について相談してみた

          はい。単なる記録、業務日誌みたいなものです。 最近、このnoteでも書いた「聞け、話すなの経営」を実践しようと思って、意見を言ってくださる方のお話を聴くようにしています。 で、その中で出てきた話で、コーチとクライアントのマッチングにAIを活用したサービスなんて、すぐできるのではないか、という話があって、すごくひっかかっています。 実は、コロナ前の2020年頃、AIを使ったコーチングの研究開発がしたいなーと思って、大学院受験も検討したことがあります。日本でそれが研究できる

          ChatGPTにコーチングのマッチングサービス開発について相談してみた

          マネージャー研修設計者に意識して欲しいこと~ドラッカー『現代の経営』から

          マネージャー候補者への企業研修の資料を作成していて、ちょっと気づいてしまったことがあったので記録しておきます。 ドラッカーの『現代の経営』に、「明日の経営管理者の育成」という小見出しの部分があります。経営管理者というのは、マネージャーを訳したものですから、これすなわち、マネージャー研修の要諦だとドラッカーが考えていたことだと思います。 引用します。 一部、「それどころか」の流れがわかりにくいですね。原著からこの部分を引用してみます。 「それどころか」は、Indeed

          マネージャー研修設計者に意識して欲しいこと~ドラッカー『現代の経営』から

          聞け、話すな、の経営

          最近、会議に懐疑的である。 会議懐疑論者である。(←半分、言ってみたかっただけ。) さて、そんな会議嫌いも相まって、自分の頭の中でキーワード的に鳴り響いているのが、このタイトルの言葉。もう、商標でも取ろうかしらん、レベルで響いている。 元ネタが何かと言えば、ドラッカーの『経営者の条件』。 しかも、本文というよりは前書きみたいなところ。序章の最後の部分である。 引用してみる。 最後の部分、原著では何と言っているのか。調べてみた。 話すな、とは言ってないw 話すなら、

          聞け、話すな、の経営

          昭和のおっさんから抜け出し、仕事の生産性を上げる仕事の考え方

          先日、クライアントさんの話を聴いていて、昭和の人というのは本当に仕事を長時間することがいいことだという価値観が染みついていて、残業だの休日出勤を誇らしげに語るけど、最近の若者は合理的だから、それを見ながら批判的なことを言って逆らいはしないけど、自分はああはなりたくないって思っているだろうねーという話になりました。 みんなが不必要だと思っていたけれども、年配の方がずっとやってきた会議があって、その方が退職された途端、無くしましょう、という話で合意が取れたそうなので、こういうこ

          昭和のおっさんから抜け出し、仕事の生産性を上げる仕事の考え方

          夏目漱石『草枕』の冒頭をデザイン思考に当てはめて会議で活かしてみる方法をブレイク取りながら考えてみた

          すいません。ワンチャンの思いつきなので、長いタイトルです。 昨日、ミーティングでブレストをしていて、あ、これは話が行き詰まるな、と思ったので、一度、流れを止めたのですが、自分がどうしてそう思ったのかがよくわからなかったので、ちょっと考えてみました。 で、ちょっと思いついたのが、夏目漱石の『草枕』の冒頭の文章でした。世の中には冒頭部分がサイコーという小説はいくらもありますが、この冒頭は、日本冒頭文学大賞という賞があったらおそらく優勝に近いと思っているくらい尊敬している文章で

          夏目漱石『草枕』の冒頭をデザイン思考に当てはめて会議で活かしてみる方法をブレイク取りながら考えてみた

          非営利組織の経営の本質⑥:ドラッカー『非営利組織の経営』原著を目次だけでさっと読む

          非営利組織の経営に関する書籍や論文を探していますが、法律や会計などの制度、歴史や意義、みたいなものは発見できるんですが、「良い非営利組織の経営とは?」についてのものはほとんどないですね。この春に2本、私が書いたものが刊行されますが、この分野って語りにくいのかしら? 実際、ソーシャルセクターの皆様を見ていると、とても頑張っていらっしゃっていて、成功されていると傍から見られている組織でも、常に試行錯誤で努力されていらっしゃいます。ということで、あまり実践の場から「こうすれば成功

          非営利組織の経営の本質⑥:ドラッカー『非営利組織の経営』原著を目次だけでさっと読む

          非営利組織の経営の本質⑤:なぜ非営利組織の経営を学ぶのか?

          ひょんなことから非営利組織の経営について、大学生のための授業を持つことになり、ちょっと悩んでいます。 大学生といえば、若い。 その若い、貴重な時間を使ってもらうのに、それに見合う価値が提供できるのだろうか、と。 そして、提供できるとしたら、どんな価値だろうか、と。 ということで、大学生ではないけど、この前まで大学生だった方にヒヤリングしてみたところ、大学生は授業に何も期待していない、という返事が返ってきました。まあ、自分もそうだったよな。 とはいえ、それではモチベー

          非営利組織の経営の本質⑤:なぜ非営利組織の経営を学ぶのか?

          ワインの勉強~フランス編③:ブルゴーニュ地方・ボージョレ地方 その3 Cote de Nuits & Haute-Cotes de Nuits 村名A.O.C.①~④

          ブルゴーニュ地方の続き、今回は、コート・ド・ニュイ地区です。この地区は「黄金丘陵」と呼ばれているだけあって、つまりは特級畑も多く、覚えることが多くて大変。 教本によると、 原則として、赤はピノ・ノワール、白はシャルドネ だが、ブレンドもあるよ、とのこと。 地方名A.O.C.は4つ 村名A.O.C.が9つ そこに1級畑(プルミエ・クリュ)と特級畑(グラン・クリュ)が入ってくるので、覚えることが細かくなってきます。グラン・クリュは例によって畑の場所まで覚えなければならないもの

          ワインの勉強~フランス編③:ブルゴーニュ地方・ボージョレ地方 その3 Cote de Nuits & Haute-Cotes de Nuits 村名A.O.C.①~④

          ワインの勉強~フランス編③:ブルゴーニュ地方・ボージョレ地方 その2 Chablis & Grand Auxerrols

          では、ブルゴーニュ地方を北から制圧していきましょう。まずは、シャンパーニュ地方の最も南、グラン・クリュがひとつもなかったCote de Bar(しつこい?)のすぐ南、シャブリ&グラン・オーセロワ地区です。 その名の通り、シャブリ地区とグラン・オーセロワ地区に分けて見ていきます。 シャブリ地区 土壌:キンメリッジアンの泥灰土、またはチトニアンの石灰質土壌 *こんなキーワードで、どの地区でしょう?という問題も出るようです。細かすぎますね。 河川:スラン川 【村名A.O.C

          ワインの勉強~フランス編③:ブルゴーニュ地方・ボージョレ地方 その2 Chablis & Grand Auxerrols