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雑誌論

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これまで読んできた漫画雑誌、音楽雑誌、ファッション雑誌、サッカー雑誌などを語ります!
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記事一覧

#677 雑誌論16|BADGE(バッジ)

以前に雑誌論で「GiGS」と「BANDやろうぜ!」という愛すべき2冊のバンドマン向け音楽雑誌を紹介しましたが、今回も最後に紹介しましょう。 BADGE(バッジ)とは?ギターマガジンやベースマガジンなど、音楽出版社として一定の地位を確立しているリットーミュージック社が刊行していたバンドマン向け音楽雑誌です。 歴史を辿ると、第1号は1999年12月に刊行されており、その際の表紙はNUMBER GIRLでした。 そして辿ると2003年1月号が恐らく最終号だったのにつき、約4年間と

#658 雑誌論15|BANDやろうぜ!

前回のGiGSに続いて、僕等の世代でキッズ達に同じ位市民権を得ていたバンドマン向けの音楽雑誌、BANDやろうぜ通称「バンやろ」を紹介します。 BANDやろうぜ!(バンやろ)とは?何か同名のゲームがあるようで肩身が狭いですが、BANDやろうぜ!(バンやろ)は宝島社から発売されていた雑誌です。 wikiにはこんな感じに紹介されていました。 GiGSは2022年まで刊行されておりましたが、バンやろは割と早めにクロージングしていたんですね・・・ 流石に20歳を過ぎたらこの手のバ

#637 雑誌論14|GiGS

本日紹介するGiGS(ギグス)はかなり思い出があります。 北海道の片田舎で生まれた僕にとって、インターネットもスマートフォンも無かった当時、最先端の情報は全てTVと雑誌にありました。 その中でも中学生になった僕は色気づいて、テレビもこの手の番組を見るようになったりしまして、ファッションはBOON、カルチャーはHot Dog Pressで学び、そして音楽はGiGSで学びました。 (GiGS以外にも「BANDやろうぜ!」や「BADGE」などもハマりましたが、その辺は後述) G

#616 雑誌論13|Boon(ブーン)

本日は僕が色気づいてファッションに目覚めた中2くらいから買いだしたファッション雑誌「Boon(ブーン)」を紹介したいと思います。 Boon(ブーン)とは?Boonは祥伝社が発行していた若年男性向けファッション雑誌で、1986年に創刊されたようですが、恐らくグッと来たのは90年代中盤。 古着が鬼のように流行っていた時に、僕等はみんなオシャレ情報をBoonとかCOOLとかGET ONとかから勉強していました。 そしてカルチャーに関しては前回紹介の通り、Hot Dog Pres

#594 雑誌論12|Hot Dog Press(ホットドッグプレス)

Hot Dog Press(ホットドッグプレス)・・・この雑誌が無ければ今の僕は無かったでしょう。 北海道の片田舎で暮らしていた中学時代、当時(1996-1999)はインターネットがようやく世間一般に広まりつつあった状態で情報がまだまだ一人歩きしていなかった時代、僕らが情報を仕入れるのは雑誌でした。 音楽は「バンドやろうぜ」や「GiGS」、ファッションは「BOON」や「GET ON」、そして包括したカルチャーは「Hot Dog Press」から学びました。 これらの雑誌

#568 雑誌論11|サッカーマガジン

前回紹介したサッカーダイジェストと対を成す永遠のライバル「サッカーマガジン」を本日は紹介しましょう。 サッカーマガジンとは?サッカーマガジンはベースボール・マガジン社が1966年2月から刊行しているサッカー専門誌であり、ダイジェストより12年前に刊行されたひと回り上ですね。 刊行当初は月刊だったのですが、1993年のJリーグ開幕のタイミングで週刊化して、そこから20年は週刊化して、2013年から月刊に移行し、今はJリーグ情報を紹介というよりかは、毎回特集企画を紹介する感じで

#543 雑誌論10|サッカーダイジェスト

サッカーダイジェストを始めて買った記憶は大分薄れてしまっていますが、恐らく1993年とか1994年とか、Jリーグ開幕時期だったと思います。 当時、毎週水曜と土曜に行われたJリーグのマッチレポートがあり、特集記事があったりと、とにかくサッカー小僧だった僕の琴線に触れるコンテンツが目白押し。 結構な頻度で買っていた記憶がありますね。 サッカーダイジェストとは?1978年から続く、株式会社日本スポーツ企画出版社が刊行する伝統あるサッカー専門雑誌ですね。 元々は月刊で、隔週になり

#522 雑誌論⑨|週刊少年チャンピオン +α

ここ数回の雑誌論で、ジャンプ、マガジン、サンデーを紹介してきましたが、となると次はチャンピオンを紹介しないわけにはいかんでしょう。 やはり当時、少年漫画界はジャンプとマガジンの2強でした。 BOOWYで例えるならジャンプが氷室、マガジンが布袋と言った所ではありますが、松井恒松もいいベースを弾きますし、高橋まことも最近Xでおかしいですがタイトなドラムを叩きますので、支持はありました。 故に、サンデーが松井と置くと、チャンピオンは高橋まことでしょう。 ブルーハーツで例えるならば

#492 雑誌論⑧|週刊少年サンデー

本日は小学館が刊行する、日本最古の少年漫画である「週刊少年サンデー」について紹介しましょう。 週刊少年サンデーとは?週刊少年サンデーは「この雑誌を読むとまるで日曜日のように楽しい気分に浸れるように」という初代編集長の意向で、水曜発売なのにサンデーという名前になったそうです。 少年マガジン(講談社)と同時期に、少年漫画を子供たちに!という趣向でリリースし、凌ぎを削っていたのですが、マガジンに勝てず、そして後発のジャンプにも勝てずと、なかなか悲運な雑誌だったりなんですが、それ

#471 雑誌論⑦|週刊少年マガジン

前回の週刊少年ジャンプに引き続き、週刊少年マガジンを紹介しましょう。 週刊少年マガジンとは?歴史は1959年と、週刊少年ジャンプより10年早く誕生しているんですね。 そこから「巨人の星」「あしたのジョー」「愛と誠」とか、往年の漫画で大ヒットするようですが、1973年にジャンプに抜かれてからは低迷し、サンデーとかチャンピオンにも抜かれるようです。 しかし80年代後半にサンデーを抜いて2位になってから、90年代にはイケてる漫画が台頭して黄金時代を迎えます。 ただ、ジャンプもエ

#447 雑誌論⑥|週刊少年ジャンプ

本日はみんな大好き、週刊少年ジャンプについて語りましょう。 以前に「月刊」に関しては紹介しましたが、やはり週刊と月刊は読者数、発行部数、そして人気が桁違いでしたし、小学校時代僕らの共通のワードはジャンプであり、もうみんな読んでいる前提で会話してましたね。 週刊少年ジャンプとは1968年に「少年ジャンプ」として隔週で発売され、1969年10月に今の週刊スタイルになったのがその歴史です。 かつては後発として、マガジンとかに追いつけ追い越せだったようですが、71年にあっさり抜い

#417 雑誌論⑤|GAMEST-ゲーメスト-

雑誌論、これまでは漫画雑誌を紹介しておりましたが、漫画誌以外も色々読んでましたので、ちょっとジャンルを変えて紹介しましょう。 このGAMEST(ゲーメスト)は、小学校時代に結構買っていました。 GAMEST-ゲーメスト- とは?そんな感じでGAMESTは一斉を風靡した雑誌で、版元の新声社は最盛期は売上が42億円となり、その影響で自社ビルを建てたりバブリーな会社だったようですが、放漫経営が原因で倒産したとこれまたwikiに書いてました(放漫経営とか書くなよとも思いましたが笑)

#399 雑誌論④|月刊少年マガジン

雑誌論第4回目ですが、前回月刊ジャンプを紹介したので今回は月刊少年マガジンについて紹介しましょう。 月刊少年マガジンとは? 前回紹介の通り、月刊少年ジャンプは既に刊行されていた週刊少年ジャンプの姉妹作として1969年12月に始まりました。 月刊少年マガジンも同様に、週刊少年マガジンの後を追うこと5年後の1974年にその歴史はスタートしまして、そして2023年現在、b伝統ある雑誌ですね。 特徴として、長期連載が多いことが挙げられます。 孫六はようやく終わりましたがアホみた

#386 雑誌論③|月刊少年ジャンプ

雑誌論、今回は時系列的には少年ジャンプと思ったのですが、その前に! 月刊ジャンプについて語らせていただきましょう。 (記憶が曖昧ですが、少年ジャンプより前に読んでいたような気がしないでもないので) 月刊少年ジャンプとは?1969年(昭和44年)10月より刊行された週刊少年ジャンプに続いて2ヶ月後、の1969年12月に週刊少年ジャンプの姉妹版として『別冊少年ジャンプ』として創刊されたようです。 で、1974年(昭和49年)に『月刊少年ジャンプ』に改称され、ピーク時の1989年