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「何かに詳しくなりたいんだよね…。」

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

最近、5年生の娘が車でポロッと漏らしました。
「何かに詳しくなりたいんだよね…。」
「ん?急にどうしたの?」
「人が知らないことをたくさん知っている人がすごいなぁと思って。」
「自分も人の知らないようなことを知っていて、すごいって思われてみたいんだね?」
「うん…。」

何かに詳しくなって、すごいなぁって思われたい!

承認欲求を満たしたい。誰しもが思うことではないでしょうか?
「じゃあ、何に詳しくなりたいの?」
「何がいいんだろう?人が詳しいものは、どうにもならないし…。興味があるものは…、

あ、そうだ!YouTubeを見てみよう!YouTubeならたくさん検索したものをおすすめしてくれるから、自分の興味があるものを表示してくれるはず!」

今どきですよね…。そんなふうにYouTubeを使うとは…。娘がよく検索していたのは、ディズニーランドとUFOキャッチャーについて。

「これに詳しくてもね…。私って、みんなにすごいって言われるものなんてないのかなぁ…?」

いやいや、気付いていないだけでいっぱいあるよ!

①絶対音感があって、ピアノが弾けるよ!
3歳から習っているピアノ。もちろん上を見ればもっともっとすごい人はいるけど、ピアノが弾けない私から見たら天才としか思えません。絶対音感があって、和音を聞き分けることができます。新しい曲でも1〜2週間で弾けるようになってしまいます。

②水泳で、メドレーで200m泳げます!
これも上には上がいますが、ふつうの人は泳げないですよね。

③誰とでも友達になれる!
どこかに遊びに行くと、自然と友達を作って遊んでいます。人見知り私からは考えられません。自分の娘ながらすごいなと思います。

これを伝えてみると…

「へぇ、そうなの?でも、そんなの普通じゃないの?」

確かに習い事をしていると、同じような練習をしている、同じレベルの子がいるので「そんなの当たり前…」と感じるかもしれません。でも、一歩外の世界に出れば、それってすごいことですよね。

自分の当たり前の中に、人から見たらすごいものが隠れている!

学校でも、友達にいいところを書いてもらう活動をすると「自分では当たり前だと思っていたのが、意外にみんなすごいと書いてくれてびっくりしました。」という感想が多く出ます。

自分の当たり前の中に、人から見たらすごいものが隠れている!

親として自分の子どもにも素晴らしさ・よさに気付いて自己肯定感を高めて上げたいし、教師として子どもたち一人一人の気付いていない素晴らしさ・良さにスポットライトを当てて、自己肯定感を高められる存在でありたいなぁと感じました。

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