見出し画像

ワーママと専業主婦、子持ちと独身…当事者同士は別に対立してなくてもなぜか対立構造ぽくなるのがあやしい。

久しぶりにXを開いたら「専業主婦」がトレンドに…

なぜそんなことに!?

正確に理解できていないけど、どうやら専業主婦と正社員で働く妻で生涯年収が億単位で違うとの試算が出てるとかなんとか…これで専業主婦がやり玉に上がってるとか…?!

つい最近「子持ち様」と「その皺寄せを受ける独身」の対立が世間を賑わせていたような気がする。

こうした「評判」で足の引っ張り合いに巻き込まれるのは、なぜか女性な気がしてしまう。

専業主婦の人が賃金労働者の女性の利益を損なうことは直接はないし、賃金労働する女性が専業主婦の人から何かを奪っているなんてこともないのに…

なぜか、対立構造に置かれて、知らぬ間にこの二項対立であたかも当事者がいがみ合ってるような現象を醸し出しちゃっているというか…

私は新卒からずっと正社員だけど、親や義母含め専業主婦の人に文句を言われたことはない。子どもを介して知り合った人たちの中に専業主婦の人もいたかもしれないけど、もしいたとしてもどなたにもすごく良くしてもらったしみんないい人たちで対立関係になりようがない。

過去に仕事で独身の人たちに迷惑をかけてしまったことはあるはずだけど、それは男女関係ない。まだワーママがほとんどいなかった最初の頃は、陰口をわかるように叩かれたことはあるけど、時短で給与も低く陰口にも耐えてればトントンかな、と思っていた。

つまり、私の感覚としては、ワーママと専業主婦は本人同士では対立してないし、「子持ちと独身」は利害関係の不一致はあれど、そんなこと言ったら男性もそうだし、「働かないおじさん対働く若手」だって利害関係の不一致があるのに別に対立構造を煽るような動きは目立たない。

じゃあ、一体、対立の本質はどこにあるのか?

女性同士が対立してるような舞台装置を作って何かを誤魔化してる人がいるんじゃない?と思ってしまう。

それは…
昔は専業主婦を増やしたかったのに今は働く女性を増やしたい人

昔は子持ちが働くのを止めようとしたのに今は子持ちに働いて欲しい人

そんな力のある個人や団体が発信してくるメッセージに、なんとなく自分が責められているような居心地の悪さを感じた人たちがその違和感を表明しているだけなのでは??

そんなメッセージを発信している人たちは「私は専業主婦になりたくてもなれない事情があるのに」とか「子が持ちたくても持てない」と言った辛さの表明には熱心でない。働く人や子どもは増えて欲しいのだから…。

だから、そうした「女は産めよ働けよ」というメッセージに「そうは言っても…!」と、居心地の悪い思いをしている人の声を当事者同士の妬み合いとかで誤魔化してるんじゃない?!と思ってしまう。うがった見方だろうか。

「男性はもっと家事育児を、なんなら専業主夫にでも」とキャンペーンしても「じゃ、世帯収入減って子ども減るよ?」とか、「若手に皺寄せが行って仕事が回らない、辞めちゃう」なんてブーイングが来たらキャンペーンできないからって、日本を支えてきた、そして今も支えている専業主婦を責めるの、なんかずるくない?時短社員を肩身狭くするの、ひどくない?なんて世間知らずな私は思ってしまう。

子どものための明るい未来には幸せな大人が必要ではないだろうか。対立構造作って幸せ感じられない人を増やすよりも…。

だからと言って、どうしたらよいかはわからない時点でXに何かを呟けないちっぽけな私。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?