日本病院総合診療医学会若手部会

総合診療医を1人でも増やすべく活動しています。 総合診療の魅力を伝えていきます。 学術…

日本病院総合診療医学会若手部会

総合診療医を1人でも増やすべく活動しています。 総合診療の魅力を伝えていきます。 学術的な学びにも繋がれば幸いです。

最近の記事

若手部会論文⑤~病院総合診療医が知るべき敗血症診療の新たな変化~

論文紹介第5弾です。 長崎一哉ら. 病院総合診療医が知るべき敗血症診療の新たな変化. 日本病院総合診療医学会雑誌2022:18 (4); 305-306. (18-4 (jst.go.jp)) 以下、1st authorである長崎先生からのコメントです。 本研究は近年の敗血症診療の重要な変化を3つ紹介しています。 1. qSOFAを敗血症の診断特性 2. 蘇生輸液におけるbalanced crystalloidの有用性 3. ベータラクタム系抗菌薬の長時間投与 病

    • 若手部会論文④~外来診療を中心とした総合診療科が病院内での存在意義を高める方法~

      論文紹介第4弾です。 Yamashita S, et al. Increasing the status of hospital general medicine departments with emphasis on outpatient care in Japan. Int J Gen Med. 2022: 15; 6599-6602. (IJGM_A_368021 6599..6602 (nih.gov)) 以下、1st authorである山下先生からのコメントで

      • 医療トピック③~教育回診~

        今回は杏林大学医学部付属病院感染症科でご勤務されている兒島先生から、「教育回診」についてのお話です。 チームでの回診は患者さんの情報共有、方針決定の場でもありますが、若手医師への教育の場でもあります。教育のポイントは色々ありますが、今回は身体診察のベッドサイドティーチングに絞って自分がよく回診で行なっていることを紹介します。 初期研修医や専攻医が気づきにくい、一人では実践しにくい、正しい方法を習得しにくい診察を中心に扱っていきます。 ・心雑音 MRとASの鑑別で頸部を聴診

        • メンバー紹介②~愛のあるメンターになるための5カ条~

          遅くなりましたが、我らが愛され代表の紹介です。 「愛のあるメンターになるための5カ条」に到達:日経メディカル (nikkeibp.co.jp) 宮上先生が気さくで話しやすい雰囲気を作ってくださるおかげで、我々若手部会も毎回楽しく活動できております。 引き続き定期的な情報発信をしてまいります。 ご質問ありましたら若手部会にご相談ください。

        若手部会論文⑤~病院総合診療医が知るべき敗血症診療の新たな変化~

          医療トピック②~頻脈患者の初期対応~

          今回は広島にある府中北市民病院内科でご勤務されている山本先生から、「病棟で頻脈患者を診た際の対応」についてのお話です。 専門は循環器内科ですが、現在は日々総合診療をしております。今回は入院患者に頻脈性不整脈が生じた際、総合診療医として望ましい初期対応に関してお話します。 感染症や重症疾患、脱水症などでも洞調律で入院したはずの患者がいつの間にか頻脈性不整脈になり、病棟からCallされることがしばしばあるのではないでしょうか。不整脈は病棟管理、特に急性期管理の場合は必ずついてま

          医療トピック②~頻脈患者の初期対応~

          医療トピック①~今日からあなたもセカンドペンギン🐧!~

          若手部会メンバーから医療トピックの連載をすることになりました。 今回は島根大学医学部附属病院総合診療医センターの坂口先生から「フォロワーシップ」の話です!  「上司が全然わかってくれない」「今どきの研修医は、気合いが足りない」 なんて嘆いている若手医師の方はいませんか? 現在の医療界において、若手医師のあなたは、組織の成長に欠かせない存在なのです! 【Point】 1:フォロワーシップが組織の成長を促す 2:勇気を持ってセカンドペンギンになろう 【フォロワーシップが

          医療トピック①~今日からあなたもセカンドペンギン🐧!~

          若手部会論文③~原著論文を執筆するTips~

          論文紹介第3弾です。 Miyagami T, et al. Five strategies on writing research papers for beginners and young general medicine doctors. J Gen Fam Med. 2023 Jan 18;24(2):141-142. (Five strategies on writing research papers for beginners and young genera

          若手部会論文③~原著論文を執筆するTips~

          若手部会論文②~症例報告を論文化するTips~

          論文紹介第2弾です。 ”Yamashita S, et al. Five tips to help young, non-native speakers of English write reports of cases presented at academic conferences. J Hosp Gen Med 2022; 4 (1):36-9.” (Volume 4-1 (jst.go.jp)) 以下、1st authorである山下先生からのコメントです。 総合

          若手部会論文②~症例報告を論文化するTips~

          若手部会の公式LINEスタンプ

          若手部会のマスコットキャラクターであるドクタートルには、「患者さんを長くじっくり診る」という想いがこもっています。 日常業務に関連したスタンプもあり使いやすいです。ぜひご購入を!! ドクタートル (Dr.トル) 公式スタンプ - LINE スタンプ | LINE STORE

          若手部会の公式LINEスタンプ

          若手部会のマスコットキャラクター

          若手部会のマスコットキャラクター

          メンバー紹介①~「原因不明」に対峙できる総合診療医のすすめ~

          1つ前の記事で紹介した論文の1st authorである石塚先生の記事です。 若手部会は1人でも総合診療医を増やすべく活動しています。 「原因不明」に対峙できる総合診療医のすすめ:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)

          メンバー紹介①~「原因不明」に対峙できる総合診療医のすすめ~

          若手部会論文①~画像論文作成のTips~

          論文紹介第1弾です。 ”Ishizuka K, et al. Five tips to guide beginners and young general physicians on writing clinical image reports. J Gen Fam Med, 2022; 23 (6): 413-415.” (Five tips to guide beginners and young general physicians on writing clinic

          若手部会論文①~画像論文作成のTips~

          今後の投稿について

          総合診療を目指す若手医師(もちろんベテラン医師も)に対して、総合診療をより身近に知ってもらうため、定期的な投稿を行ってまいります。 まずは私達、若手部会が発信している論文を紹介していきます。今後も複数のコンテンツ提供を考えております。取り扱っていただきたい内容がございましたら、ご意見いただけますと幸いです。

          日本病院総合診療医学会 若手部会です

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