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#AdobeMAXJapan 2018 スピーカー感想文

はじめに

人妻女子大生社長です。デザイナーとしては販促系の小規模サイト(コーポレートサイトやLPなど)の作成や、企業の外部パートナーとしてインハウスデザイナー・広報的な活動、スクールの先生としてwebデザインを教えています。当日はAdobe Community Evangelist(Adobe公認のオタク...じゃなかったファン)として、「Illustratorことはじめ 「オフライン」 講座 - オリジナルロゴをデザインしよう」、「Creative Studio」の2つのワークショップを担当しました。

Adobe MAX Japanとは?

商業デザインや映像制作に欠かせないAdobe(アドビ)製品。PhotoshopやIllustratorが有名です。アメリカで毎年10月頃に開催されるAdobeMAXというクリエーター向けのイベントがあり、その日本版として数年前から開催されているのがAdobe MAX Japanです。本国MAXの後追いではなく、日本ならではのコンテンツが多くラインナップされているのが近年の特徴ではないかと思います。今年2018年は、11月20日(火)パシフィコ横浜で開催されました(前日にDAY0としてワークショップが開催されました)。ハッシュタグ #AdobeMAXJapan はおおいに盛り上がり、会期中ずっとtwitterでトレンド入りしていたそうです。すごいね!

KEYNOTEとSneaksから感じた、クリエイターの未来

Adobeの皆さんによる製品紹介のKEYNOTEでは、大枠として、①反復作業の自動化 ②iPad Proによる場所を選ばないクリエイティブ ③アプリ同士のコラボレーション を感じました。

自分の立ち位置と、MAXJpとのギャップ

私が今大学生をしているのはクリエイティブに関する専門教育を受けていないからです。かつては非美大卒はデザイナーに非ずという印象もありましたが(大学に通い直している今、ある種この考えは合理的だなとも思うのですが)、このような私をクリエイティブの道に誘って(いざなって)くれたのがAdobeの存在でした。あとwebデザイン。したがって、私はかつての自分の経験から、ゼロから1を教えることに社会的な意義を感じていまして、特に2018年のEvangelistとしての活動はそういった方向に絞る形となっています。

一方でMAXJapanにご来場された方は、私が対象としている方よりももう1段高く、中級〜上級の方の、私と同じ「ファン」の方が多いのではないでしょうか。そうしたイベントの性質と普段の立ち位置の違いに対して、どう貢献したら良いだろうかと前向きに考えた数ヶ月でした。

当日の具体的な活動としては前述の通り、いくつかのワークショップを担当したのですが、私が想定した以上に初心者の皆さんにもご来場していただいていたようで、うれしい半面個別に十分にフォローできず申し訳なかったなという気持ちもあります。セッションとワークショップ、普段のスクールとの違いを肌で感じ、大変勉強になった1日でした。

とはいえ、誰でもはじめは何かの初心者です。私も触ったことのないアプリがたくさんありますし、会場でいろいろ体験してみて、他のアプリを触ってみようと思った方も多いと思います。私自身の反省はあるものの、会場には魅力的なコンテンツが多数用意されていましたし、Adobe MAX Japanというイベントを通じて、かつて私がはじめてIllustratorのペンツールを覚えた頃の「難しいけどできて楽しい!もっとやりたい!(コレがお金になるって最高じゃね?)」という気持ちになる方が増えると、日本の経済にも、皆さんの幸せにも貢献できるので、素敵だなと思っています。

慢心を自覚

他のスピーカーの皆さんの豊富な知識に圧倒されました。一番大きな課題はこの点です。「自分は初心者向けの講師だから上級の知識を知らなくても良い」ということはぜんぜんなく、情報のキャッチアップが全然足りていないことは反省するべきだと思いました。

悔しいので、今後は上級者向け(ってなんだろう...)のお話をする機会もあるといいなと思っていますが、そういった理想のレベルを追求した結果、実務との乖離が生じたのが2017年の課題でした。2019年はどう折り合いをつけていけばいいかなと思っています。

会場とそれ以外

筆者は現在一人親方なので比較的時間の自由がききますが、以前は平日に業務を休んでイベントに行ける状況ではありませんでした。その是非は置いておいて、同様の方は多かったのではないかと思います。また、参加したくても地方にいらしたり、お子さんがいらしたりという方も多かったのではないかなと思います。だからといって土日にやってくれよというわけではないんですが、「それ以外」が圧倒的であるという意識は常に忘れずにいたいなと思っていますし、そういった方が必要としている情報について、真剣にならなければいけないと思っています。

まとめ

先程、自分の立ち位置と、(私が勝手に考えている)参加者属性の違いについて書きましたが、誰しもがクリエイティブになれるという根本的なマインドは同じ。MAX Jpに参加されなかった・できなかった方、そもそもMAXJpを知らない方たちに対しても、今後共いろいろな情報を発信していきたいなと思っています。会場でお会いした皆さん、スピーカーの皆さん、スタッフの皆さん、参加されたすべての皆さん、ありがとうございました。


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