最近、映画サイト"LaCinetek"にて、いろんな映画監督のお気に入り作品を翻訳している。単純な監督の好みから明らかに作品に影響を与えている映画などが並んでいるのだが、どれも個性的だ。よくある映画ベスト100に入りそうな王道作品を外したりスパイスとして入れながら、独自の血肉を提示する。それを観察することは個人的に楽しい。自分も定期的にリストを作っているのだが2024年版を提示したい。基準として、自分が映画について考えたり執筆する際によく脳裏に浮かび上がる作品を51本並べておく。オールタイムベストとは少し違った観点です。完全に自己満足ですが、誰かの参考になればと思う。

作品名をクリックすると自分の書いたレビューに飛びます。

1.SHOAH(クロード・ランズマン、1985)
2.原油(ワン・ビン、2008)
3.サドのための絶叫(ギー・ドゥボール、1952)
4.結婚五年目※別題:パーム・ビーチ・ストーリー(プレストン・スタージェス、1942)
5.アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ(ラドゥ・ジューデ、2021)
6.The Green Fog(Evan Johnson,Galen Johnson,ガイ・マディン、2017)
7.秋日和(小津安二郎、1960)
8.必殺! 恐竜神父(ブレンダン・スティア、2018)
9.ヴィデオドローム(デヴィッド・クローネンバーグ、1982)
10.ジャンヌ・ディエルマン　ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地(シャンタル・アケルマン、1975)

11.ストップ・メイキング・センス(ジョナサン・デミ、1984)
12.けもの(ベルトラン・ボネロ、2023)
13.SSHTOORRTY(マイケル・スノウ、2005)
14.ミラノの奇蹟(ヴィットリオ・デ・シーカ、1951)
15.ファントマの偽判事(ルイ・フイヤード、1914)
16.見知らぬ乗客(アルフレッド・ヒッチコック、1951)
17.ハタリ！(ハワード・ホークス、1962)
18.仮面/ペルソナ(イングマール・ベルイマン、1966)
19.パプリカ(今敏、2006)
20.テリファー 終わらない惨劇(ダミアン・レオーネ、2022)

21.ヌーヴェルヴァーグ(ジャン＝リュック・ゴダール、1990)
22.仁義(ジャン＝ピエール・メルヴィル、1970)
23.アンダー・ザ・スキン　種の捕食(ジョナサン・グレイザー、2013)
24.オオカミの家(クリストーバル・レオン、ホアキン・コシーニャ、2018)
25.絶壁の彼方に(シドニー・ギリアット、1950)
26.斧(コスタ=ガブラス、2005)
27.落下の解剖学(ジュスティーヌ・トリエ、2023)
28.The Grand Bizarre(ジョディー・マック、2018)
29.四十二番街( ロイド・ベーコン、1933)
30.CLIMAX クライマックス(ギャスパー・ノエ、2018)

31.ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(ケリー・ライカート、2013)
32.Chained for Life(アーロン・シンバーグ、2019)
33.サタンタンゴ(タル・ベーラ、1994)
34.宇宙戦争(スティーヴン・スピルバーグ、2005)
35.ふしぎの国のアリス(クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスク、
ウィルフレッド・ジャクソン、1951)
36.Greener Grass(ジョサリン・デボアー、ドーン・ルエブ、2019)
37.私が女になった日(マルズィエ・メシュキニ、2000)
38.絞殺魔(リチャード・フライシャー、1968)
39.サンガイレ、17才の夏。(アランテ・カヴァイテ、2015)
40.ひかり(スレイマン・シセ、1987)

41.炎(ラメーシュ・シッピー、1975)
42.たまご割れすぎ問題(チャーリー・バワーズ、ハロルド・L・ミュラー、テッド・シアーズ、1926)
43.有りがたうさん(清水宏、1936)
44.ヴァン・ゴッホ～最期の70日～(モーリス・ピアラ、1991)
45.Le Concours(クレール・シモン、2016)
46.LETO レト(キリル・セレブレンニコフ、2018)
47.マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(ジョー・ダンテ、1993)
48.タバコは咳の原因になる(カンタン・デュピュー、2022)
49.天使の復讐(アベル・フェラーラ、1981)
50.ワイルド・スタイル(チャーリー・エーハン、1982)
51.MEMORIA メモリア(アピチャッポン・ウィーラセタクン、2021)