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#おすすめ名作映画

映画は、人生の厳しさからすばらしさまで、さまざまな感情を私たちに教えてくれます。自分にとって“名作” だと感じる映画作品をぜひ教えてください。

急上昇の記事一覧

疾走する若さ -傑作映画『出発』の美しさ

【木曜日は映画の日】 青春映画の美しさの一つは、「期限」があることだと思っています。 終わりは決められている。終わりを分かっているからこそ、そこまでの時間が大切で、甘美に感じる。 ポーランドの映画監督、イエジー・スコリモフスキが、ベルギーで撮影した1967年の映画『出発』は、そんな時間の甘美さと終わりの痛切さを鮮烈に描いた作品の一つです。 ブリュッセルの美容師見習いの青年マルクは、カーレーサーになることを夢見ています。車は持っていないので、夜な夜な店

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色褪せない名作映画!

今月は異様なほど忙しく、帰宅するとシャワーして食事をして少し横になるといつの間にか寝落ち…そんな日々になってしまっている。 言い訳に過ぎないのだが、今週はnoteもサボり気味になってしまった。 忙しいのは元からだが、とにかく今月は日中の運転距離が長過ぎてシンプルに肉体的疲労感でヘロヘロになる。 身体が疲れていると書く内容も思い浮かばなくなり、考えながら寝てしまう…を繰り返してしまった。 今日も往復5時間の運転をして、正直すぐに寝たいのだが幸い明日は休みだから少しだけ余

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『ベルリン・天使の詩』覚悟を決める、その時

『ベルリン・天使の詩』 午前十時の映画祭にて、劇場鑑賞。 脚本らしい脚本がない中で撮影された本作。 かなりポエミーでかつ、わかりにくい構造になっているんですよね。 でも、内に込めた想いは強烈なものがあるし、なんとなく大事なことを伝えようとしているんだろうなというのも分かる。でもハッキリとは分からない。 そこで、今回の記事では、鑑賞して気づいた事や思った事と共に、この作品を読み解く解説をしていきたいと思います。 ラストのセリフや老人の存在、『PERFECT DAYS

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身家国天 The Woman King

自分の正当性を証明するために何かをするなんてガキのすることだ。勝ち負けを求めている時点で何も知らないお子様。 周りに反発し意固地になることで考え方を改める機会をみすみす逃している。自分と周りの関係性の意味を理解せぬ愚か者。 誰もが同じ気持ちを乗り越えたうえで、やるべきことを見つけ生きている。 誰でもないからこそ書ける本当に書きたいから書いた。 もう自分にうそをつきたくないから。 もう誰かがやってるだろ。 誰にでもできることでしょ。 もうそういうのいいから。 気づい

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哀れなるものたち(2023)

自由を求める女性の刺激的な冒険 大胆で挑戦的な映像世界は驚きの連続 2023年度の第80回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。今年3月に発表された第96回米アカデミー賞では、11部門にノミネートされ、4部門で受賞。複雑すぎる内面を持つ女性役に果敢に挑んだエマ・ストーンが『ラ・ラ・ランド』('16年)に続き、2度目の主演女優賞を獲得しました。 作品への高い評価は、社会にはびこる偏見や既成概念へのアンチテーゼのような奇妙な物語を、豊かな想像力を駆使し、大胆かつ刺激的なビジ

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『愛を ありがとう』

【デッドマン・ウォーキング】海外ドラマ、ウォーキング・デッドとタイトルが似ていたので、似たようなのかな?と軽い気持で鑑賞しました。あらすじもろくに読まず再生スタート、、、全くそういうのじゃなかったですね。。。 修道女のヘレンは、死刑囚のマシューからの手紙を受け取り面会します。マシューは、10代のカップルの2人を殺したうえ、強姦した罪で死刑判決を受けています。マシューは、被害者を殺したのは相棒であって自分は無実であるのに、相棒が無期懲役なのは不公平だと主張しています。ヘレンは

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落下の王国(2008)

映像の魔術師ターセム監督が圧倒的な スケールの映像で描く愛と再生の物語 『ザ・セル』のターセム監督による、ファンタジーアドベンチャー映画。 独創的で色彩豊かな映像と、愛と死が交錯した深遠なストーリーで、観る者を美しくもミステリアスなファンタジーワールドへ誘います。 映画では、ロイとアレクサンドリアとの現実世界の物語と、ロイが作り出したおとぎ話が交互に映像化されます。 ロイが語るのは、仮面の山賊、元奴隷の黒人、亡き妻への愛に生きるインド人、豪快な爆発物専門家のイタリア人

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映画「KANO」の聖地巡礼。

台湾の野球映画「KANO~1931海の向こうの甲子園~」の聖地巡礼スポットをまとめてみた。 練習すらまともにできない弱小チームが、甲子園を目指すストーリー。 当時は台湾も日本の一部だったから、台湾地区代表として1校出場してたらしい。 胸熱なので、気になる方は見てみて!!

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🏄🏽‍♂️ライトニングボルト⚡のTシャツ🌊をレスキューした💖MADE IN USA

ラグハウスの仕事はレスキューだ!古着の大海原からレアアイテムを救助する。 皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!! 今回レスキューしたのは、🏄🏽‍♂️ライトニングボルト⚡のTシャツ🌊。 タグの形状や米国製である事、丸胴でシングルステッチなどを考慮して80年代の物と推定。 マガジン、ラグハウスの仕事はレスキューだ!レアアイテ

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【映画感想】機動戦士ガンダムSEED FREEDOM① キラもシンもガンダムも大活躍

◯鑑賞前は今程楽しめるとは思っていませんでした。アスランが逆襲するとかネットでの意見があったりしてドキドキしていました。まあ、期待としてつながるムビチケなど合計6枚ムビチケを買ったが無駄にならずに済みました。それぐらい面白かった。キラもシンもディスティニーを吹き飛ばす活躍をしていて何度も観ても面白かったです。まさか20年ぶりに神作として映画されるとは思わなかったです。ガンダムもカッコよく、ストフリもディスティニーもほぼ同じ機体なのに凄まじい活躍をして本当に最高でした。

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映画「ジョゼと虎と魚たち」感想 立ち向かうべき現実x二人の成長x人が変わるストーリー

◯恒夫が大怪我をしてから、ジョゼは外の世界に飛び出していきます。恒夫が自分と同じ境遇になりますが、かつて希望をもらった恒夫に対して物語を生み出して励ます展開は感動しました。ラブストーリーなんですが、恋愛要素よりも自分達の現実に対してどう向き合うかがポイントになっていて、ラストの展開に感動しました。最初は外の世界に憧れ、恒夫と一緒に祖との世界を旅している時にある現実が二人を襲います。自分達でどのように立ち向かうのか?その回答がラストにあります。 ◯ラストにおいて、桜の木の下で帰

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[OldCityBoy的「映画」考察] 激突!(1971) ➡良い映画は、セリフが分からなくても面白い!

実はスティーヴン・スピルバーグ監督の映画ですが、我々の想像するスティーヴン・スピルバーグ作品っぽくなく、ドライバーが誰か分からないトレーラーが執拗に追いかけてくる、ストーカー的スリラー映画です。 で、このストーカーな着想のヒントは"明日に向かって撃て"だと思われ、顔が分からない刑事が、主人公2人を執拗に追いかけてくる焦り・不気味さ、をトレーラーに置き換え、そこだけに注力したものと思われ、シンプルですが、その分スリラーとして完成度の高い作品に仕上がってます。 で、この"完成

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映画「カラオケ行こ!」感想 カラオケが上手くなるには、先生の存在、自分の声と向き合うこと

◯カラオケがうまくなる方法って何だろうと思います。狂児が聡実に教えて貰ったように、しっかりした先生がいると変わる気がします。歌い方や歌いやすい得点が出やすい歌があって、中々にそれは一人では気づき難いですし、どうしても好きな歌を練習してしまいます。自分の声が他人からどう聞こえているか何て分からなくて、録音すれざそれまでですが、そこまで自分の声を聞きたいかと言われるとそうでもない。思った以上に下手くそでそれを認めたくないから。ただ、先生がいるなら歌いやすい歌や自分に合っていない歌

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水の迷宮でつかまえて -映画で観るヴェネツィア

【木曜日は映画の日】 私が熱望してもまだ行ったことのない都市に、ヴェネツィアがあります。なぜそこが私を惹きつけるかと言えば、水に接している都市だからです。 家々の並びのすぐそばに川と橋が張り巡らされ、ゴンドラで行き来し、都市全体が海を臨む。それは、通常の都市とは違う、魅惑的なイメージがあります。 都市全体が文字通り水に浸かった、水の迷宮のようなイメージです。 以前、ヴェネツィアを描いた絵画をモチーフにした小説を書き、そこで、幻想のヴェネツィアを立ち上げたの

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映画『霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ』

1975年/製作国:ソ連(ロシア)/上映時間:10分 原題 YOZHIK V TUMANE 監督 ユーリ・ノルシュテイン 予告編 STORY  ハリネズミのヨージックは、友だちの子グマ君の家でお茶を飲みながら星を数えるため、夕闇迫る野原を歩いてゆく。  しかし気が付くと周囲には霧が立ちこめて……  はたしてヨージックはお友達の子グマ君の家へ無事に辿り着くことは出来るのか? レビュー  詩情に溢れ美しい、子どもの頃の感情を呼び覚ましてくれる作品。    ノルシュテイ

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映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」感想 マイティストフリが売り切れで主人公機

◯マイティストフリが発売されたけど、家電量販店では売り切れになっていた。映画の効果ってすごいなあと思いますし、主役機ですから凄まじい売れ方するなと思います。事前情報ではなく、ラストに乗る機体なのでインパクトがすごかった。映画をうまい具合にガンダムを印象的にしていて、魅するなと感心したぐらいです。2時間という限られた時間だからこそシンプルにスマートに作れたと思います。アスランとか迷っていないから強い強い。観て良かった。

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(左手)ドケルバン病~やっと…次へ…(4)

今までの経験で 病気の入院の経過では 昨日は調子がよかったけれど 今日は 朝から気分が悪い …と言うように 進んだり 元に戻ったり 3歩進んで 2歩下がる…というようなことが 多かったように思う …結果1歩ずつ回復に進むのだが… それに比べて 今回の経過 ケガ・キズ…の症状は 「日にち薬」…とは よく言ったもので 一日いちにち 前へ進んでいる実感がある 後戻りがない 治っているということ 先生の治療のおかげなのに これって そもそもの 自分自身の 自然治癒力?に 発揮され

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映画『エル・スール』感想

『エル・スール』を友人宅で観ました 壁がスクリーンになってすごかった…大きな画面で観させてもらいました 『ミツバチのささやき』、先日『瞳をとじて』を観て 本作が一番好きかも 上から思い出の品を撮るシーンがすごくよくて、瞳をとじてを思い出したり、 他にも落ちた毛糸、長距離電話の領収書を持ち真正面から撮るところ エリセ監督は構図がすごく素敵だなと思います あまりストーリーを知らずに観ましたので衝撃的でしたが ラスト素敵でした すごくよかった また本作と『ミツバ

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映画感想「ゴッドファーザー」シリーズ

有名なマフィア映画「ゴッドファーザー」シリーズ ついに、観ました。 「ゴッドファーザー」は、コルレオーネ一家と呼ばれるマフィア一家を中心に、家族、権力、裏社会の闘争を描いています。 ざっくりあらすじ 物語は、1940年代後半のニューヨークが舞台。 ヴィト・コルレオーネが一家のドン(ボス)として君臨しており、彼の息子たち、ソニー、フレド、マイケルはそれぞれ異なる人生を歩んでいます。 ヴィトは家族をとても大切にしている男です。 ある日、麻薬密売人のソロッツォが、麻薬取引

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映画「家出レスラー」感想 レスラーマユの成長

◯ラストのプロレスが迫力があって面白かった。マユが後輩と戦うのだけど、色々な想いを背負って戦う姿が印象的だった。プロレスは最初から最後まで観たことがなかったが、かなり過酷でただ真正面の戦いがあり、二人の想いが伝わってきます。マユはスターダム一期生であり、全員去りながらも戦い続けてきた。スターダムを背負いながら。だからこそ、最後の戦いにマユの成長を感じた。

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