透瑠

生きづらさを感じていた私が、自分なりに試行錯誤してこの世界を好きになろうとするアカウン…

透瑠

生きづらさを感じていた私が、自分なりに試行錯誤してこの世界を好きになろうとするアカウント。 読んでくださった方が少しでも前向きな気持ちになって頂けたらこのうえなく幸せです。

最近の記事

勇気をもって自分のことを話してみる大事さ

 図書館で、こんなおしゃれな装丁の本を見つけました。  その名も「あらゆる出会いがチャンスに変わる 「第一印象」の魔法 」。  個人的にとても学びになった部分が多かったので感想を書いていきます。 1.私は自分から話題を提供することが少ないことに気づいた。  上記の本では、コミュニケーションの好感度が上がる行動として以下の4つを挙げていました。 1.相手を肯定的に評価する 2.つながりを示す。 3.ポジティブな空気を作る 4.好奇心を満たす  この本に付属のチェックリス

    • 【小説】王① のあとがき ―自分をこの世界にどう位置付けるかについて―

       みなさま、「短編小説 王」をお読みいただき、 そして物好きにこのあとがきまで来てくださって、本当にありがとうございます。  自分をどのように捉えて、この世界に位置付けるかによって、大きく世界が変わって見えることがあると思っています。  その際たるものが、自分の名前なのではないかと。  フライハイトは、かつての王としての名前を与えられることによって、 「身分を落とした無力な自分」から、少しばかり昔の力強い自分のイメージを取り戻したのではないかと思います。  (作者の私が

      • 【小説】王 ①

         その男は、朽ち果てた城壁の前で涙した。  彼が王だと、――正確には王だったと分かるものはいないだろう。  庶民以下の貧しい服、乱れた髪、しわの刻まれた老け込んだ顔……どれも王には似つかわしくないものだった。  10年前、フリーデンライヒ王国は隣国ケヴァルトライヒ王国との戦に負けた。フリーデンライヒの民は勇敢に戦ったが、城は落とされ、多くの者が死んだ。  その王も命を落としたと言われているが、実は違う。忠実な家臣達によって城を逃がされ、身を落として生き長らえていた。  

        • おまけ 記事の見出し画像をChatGPTと一緒に作った記録

          おまけです。 記事(母の日に関するモヤモヤと今回の贈り物について)の見出し画像をChatGPTと一緒に作ったときの記録です。 残念ながら使用しなかったボツ作品たちです。 皆さんはどの画像がお好きですか?(笑)

        勇気をもって自分のことを話してみる大事さ

        • 【小説】王① のあとがき ―自分をこの世界にどう位置付けるかについて―

        • 【小説】王 ①

        • おまけ 記事の見出し画像をChatGPTと一緒に作った記録

          母の日に関するモヤモヤと今回の贈り物について

          5月12日、今日は母の日だ。私の苦手な日だ。 昨日、父親が母親のいない家族ラインに一石を投じた。 「明日は母の日だから、何かしてあげてください。」 ……ため息だ。 大体こういうラインがくる時点で、私の家が少しばかりもつれ合っていることが分かる。 私の他にそのラインを見ているであろう、姉は恐らく何もしないだろう。彼女は最近、母親をはじめ家族とは連絡をほとんどとっていない。 とりあえず、そのラインは見なかったことにしておいた。 その日の夜。つまり母の日の前夜。 職場の人と

          母の日に関するモヤモヤと今回の贈り物について

          最近、趣味のDIYについての投稿が多く、このアカウントが混迷を極めていましたが、別でアカウントを作ることにしました。こちらで投稿いたします。DIYの木:https://note.com/diy_tree  よろしくお願いいたします。

          最近、趣味のDIYについての投稿が多く、このアカウントが混迷を極めていましたが、別でアカウントを作ることにしました。こちらで投稿いたします。DIYの木:https://note.com/diy_tree  よろしくお願いいたします。

          「短編小説 娯楽屋」のあとがき

           この世界が実は美しかったんだ、と私が気づいたのは、  精神がどん底の状態になってしまった前職を辞め、一週間ほど旅をしたときのことでした。  青春18きっぷの進化版、北海道&東日本パスを使って地元新潟から知床まで電車で旅をしました。  知床の雄大な大自然を見た時に思いました。 「ああ、なんて自然は綺麗なんだろう」と。  世界の見え方を複雑にしているのは私であって、世界自体は変わらずそこに美しいままあるのだと。  今回はそんなささやかな私なりの気づきを表現したいと思い、

          「短編小説 娯楽屋」のあとがき

          【短編小説】 娯楽屋

           ここは、まだ魔法が存在する世界。  魔法使いはそれぞれ何かを生業にしている。  ある者は錬金術師を、ある者は医師や薬師を、またある者は魔法を使ったスマートな害虫駆除を行った。  魔法使いの一人であるレオは、「娯楽屋」という仕事を生業としていた。  この時代、人々は追い求められる魔法の技術革新に疲れ果てていた。厭世的な価値観が蔓延し、今の世の中に希望を見出せない人々は娯楽を求めた。その結果、たくさんの娯楽が世に溢れるようになったが、それでは飽き足らない者も大勢いた。  

          【短編小説】 娯楽屋

          今を生きるということ。一番古い記憶からの考察。

          よく、一番古い記憶について話題になることがある。 私の一番古い記憶は、保育園の頃、みんなで川で遊びに行ったときの記憶。 すごく楽しみにして出かけていった。 靴を脱いで川に入ろうとした瞬間、手を滑らせて靴を川に落としてしまった。 拾おうとしたのもつかの間、靴はあっという間に遠くへ流れてしまった。 ショックだった。昨日母親から買ってもらった新しい靴だった。母親は怒りっぽい性格だったから、間違いなく怒られると思った。 今までの楽しい気持ちはすっかりどこかへ行ってしまった。

          今を生きるということ。一番古い記憶からの考察。

          小説 ある兵士Aと兵士Bの話 

           兵士Aは、ただ死を望んでいた。  彼は天涯孤独だった。彼はこの世界に対して希望を抱けなくなり、ついに願った。「早く死にたい」と。  彼は自分の生きる時間を縮めるために兵士となった。  兵士Bは、死にたくなかった。  兵士として働いて得たお金で、貧しい家を立て直して父や母、幼い兄弟に楽をさせたかった。故郷にいる恋人との結婚資金も必要だった。  彼はより良い生を送るために兵士となった。  これは、そんな兵士Aと兵士Bの話。  兵士Aがいる部隊に兵士Bが配属されてから2週間

          小説 ある兵士Aと兵士Bの話 

          自己紹介 この世界を好きになるために

           ご覧いただいてありがとうございます。 はじめまして。透瑠(とおる)と申します。 軽く自己紹介と、note でやりたいことを書きます。 結構重めな話になってしまいますが…。  私は、20代後半の会社員です。 人生の多くの時間が、希死念慮と共にありました。  小学校の高学年頃から、生きづらさを感じはじめ、 中学・高校ではずっと、 「もし痛みも苦しみもなく死の世界に行ける扉があったら、迷わずその扉を開けたい」と変なことを願っていました。  ただ、家族に迷惑をかけたくないこと

          自己紹介 この世界を好きになるために