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中年ポエムここに幸あり

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日々是好日。たぶん。
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記事一覧

「でも、ありがとなー」

 松葉杖をついたまま、片足のないおっちゃんが車道で何かを拾おうと苦心してるように見えたので、手伝おうと自転車を止めて 「何か落とした?」 と聞いてみた。そしたら 「いや、タバコ、溝に落とそ思て」 ーーと返答が。 火のついたタバコをポイ捨てしたもののそこは雑草だらけだったので、溝に落とそうと指で金蓋のところまで転がしていたところだったのだ... ガクッと来て 「なんじゃそれ」 と思わずお国言葉を発した去り際、背中に 「でも、ありがとなー」 と情のこもったおおらかな声。 振り

いい味のオッサン犬

note、100週連続で更新することになりました。 私、猫の写真にあーだこーだ言って載っけるのはすでに息をするのに等しいのですが、それ以外は正直億劫になって来ました。 しかし100週めといえばキリが良いので何かしら特別なものをあげようと考えたのですが、構えてしまって木曜日になってしまいました。 ですんで今回は考えを改め、自分が気づいた非常にどうでもいいことを載せて100週めをやり過ごすことにしました。 <自転車のチャイルドシートはいい味のオッサン犬のような顔が多い>

『ジャングル黒べえ』/喋り出しそう

『ジャングル黒べえ』がYouTubeで配信されています。 ところで京都にはとてもいい祠があるんですが、なんだか顔に見えて来て、肝付兼太さんに声を当ててほしいキャラクター性だなあと思ってます。 ◾️

血流合体 愛・戦士

2人が1人のヒーローに変身するのは『バロム1』『ウルトラマンA』あたりでしょうか? ◾️

シルエット

 深夜老犬を散歩させてる人が、立ち止まって休むその子を待ちつつじっとみつめていた。 シルエットだけど状況と心情がすごく伝わって来る。 感情移入してしまって内心エールを送るのみ。  この人、昼間ウィンカー出さずにいきなりグイッと曲がって内輪差攻撃して来たあの仏頂面の憎たらしいおばはんに似ているような…だとしたらそれはそれで👍 ◾️

『ヤン坊マー坊』9代目デザインは一般投票で決定へ。

 ヤン坊マー坊が新しくなるそうです。 ずいぶん思い切ったデザインはまったくの別人!  ヤンマーのロゴも随分前に現代的なものに変ったし、そういうもんなんでしょうが、個人的には今までのほのぼの感は残してほしかった。 ノスタル爺としておさびしやまにこもりけり、ってな気分でした。 ◾️

予言、そして『ゴネて得するゴネ得よ!』

『ゴネて得するゴネ得よ!』 ーー確か梶原一騎原作の漫画でこういうセリフがあったように記憶しております。  このイラストを描いたのはあるおばはんが酒屋でゴネている様子を見たことがきっかけです。 コロナの前だったんですが、おばはん、その店のポイントカードを忘れたけれどポイントがあるから値引きしてくれと食い下がっていました。 世の中には信じられないゴネ方をする人がいるものです。 あまりに信じられないので、自分ならどんなゴネ方ができるだろう、そう考えてやっと出てきたのがこれ↓ーー

あなたにとって懐かしいと感じる建材は?

 他人のうちに行って(このタイルと天井は昭和40~50年代のだ)、などと懐かしがってることがたまにある。そんな胸の内、仏様でも気づくまい。 自分は1968年生まれなので、物心ついた頃に触れたのは大阪万博(良いほうの)まっさかり時代の建築物か、それより少し古いものだったと思う。 もちろんさらに古いもの、木造建築なんかも懐かしい。 単純に、幼少時に多く見たものや当時より少なくなってしまったものが『懐かしい』にあたるんだろうか?あとは住んでた場所にもよっても開発状況の差などで変

この黄色いQooが!ーー&【緑の黒髪】

もう、古い言い回しになるんですかね? 『緑の黒髪』とか、初めて聞いた時は?でしたが、なんか養分ありそうだし響きがすごくいいなと思います。↓ 【みどりのくろかみ 〔語源〕「緑髪(りょくはつ)」を訓読した「緑の髪」から。 「緑」は、ここでは、つやのある黒色の意。 また、もともと新芽を意味し、新芽のようにつやつやした髪の意から。】 あと、お年寄りに多いですが緑色の事を『青』(『碧』が近いイメージですが)と呼んだりしますよね。あれもなくなってほしくないです。 こないだ義母から『ホレ

酷暑・蜃気楼

38℃が34℃になっただけで「あれ?ちょっと涼しい…?」と錯覚してしまった。 「昭和のプール授業は6月と9月に寒い日があってのう。そんときゃー唇が紫色になってな…」と孫世代に語る自分の未来が蜃気楼の向こうに見えたりして。◾️

言霊を信じるなら

もうすぐか?

ChatGPTヴァイオレットと短編小説を書く_03最終回

前回のおはなし ChatGPTに書かせた短編小説の答え合わせ  初めてなので、自分が書きたいものに近づけるべくあらかじめ自ら短編を書いておいた。 思い返してみれば、指示は楽しさ半分めんどくささ半分という感じだった。 書くにあたって、以前先輩から市川崑監督の『私は2歳』という映画が面白い、監督本人は気に入ってないようだが良かったよ、みたいな事を聞いたのを思い出し、良かったのか、じゃあ、と幼児の話にする事に決定。映画は結局まだ見ていない。  『吾輩は猫である』『山椒魚』な

ChatGPTヴァイオレットと短編小説を書く_02

前回のおはなし 書きたい短編小説への誘導  自分にはちょうど最近書くつもりの短編があった。自分の幼少時の体験がもとになったもので、まだ言葉もおぼつかない幼児の視点と思考を説明するというもの。 ChatGPT=ヴァイオレット(笑)には、自分の癖や好み、思考パターンを摂り入れて書いてほしい。ただ最初は多くを望まない。 まず自分ならどう書くかーーとりあえず自分で書いてみて後でヴァイオレットの作品と答え合わせをしてみることにした。 タイトルは『稜線の向こう側から』。時代は昭和、