Bill Ryder-Jones 『Iechyd Da』(2024)
6/10
★★★★★★☆☆☆☆
Pavement的というよりはGorkey’s的なスラッカーロックの捻りの中で寂しい歌心を見せていた『West Kirby County Primary』(2015)。クリーントーンギターとディストーションギターのダイナミックな交差に荘厳なチェロを織り交ぜたスロウコア路線の名作『Yawn』(2018)。前二作ではどちらもインディロック的なサウンドを中心に据え、その中で喪失や暗中模索といったテーマを切実に、真剣に歌っていた。
一方、本作ではシ