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現在のアスリートの苦しさ※池江璃花子さんのtwitterを拝見して

アスリートやその他の表現者の方も含め様々な方々が自分の夢に向かって一生懸命頑張っていることは何一つ咎められるようなことでもなく素晴らしいことで、それで勇気をもらう人もたくさんいると思います。ただその舞台を行うかどうかはまた冷静に判断することになりますが、それは別の話です。

私はただ応援されていただけなのにも関わらず、五輪の前はあまりのプレッシャーにこのままいなくなることができれば、この苦しさから解放されるのにと思うことが何度もありました。そのような状態で一年以上引っ張っている現在の選手たちのプレッシャーは想像もできません。

中止になれば全部ストップすればいいだけです。ただ開催されれば準備の差がもろに出ます。準備の差というのは量の話ではなく質の話です。日々の練習の量は限界まできているので各選手それほど変わりません。差が出るのはどの程度練習に没頭し疑いなく自分を信じることができるかどうかです。日々の練習の濃度が勝負を分けます。

中止と言われるまではアスリートは全く疑いなくその日が来るという前提で練習するしかないのです。もし少しでも疑えば疑った分だけ、試合で出てしまうからです。私は本当に選手は厳しい状況に立たされていると思っていて、日々の練習をしているだけでも苦しさが伝わってきます。

五輪にいろんな思いをみなさんお持ちだと思いますが、アマチュア選手にとっては五輪しかないんです。その為に人生のほとんどを費やしてきているわけですから。最後の一年で大変なことになったからと言って、急に嫌いになってどうでもいいと思うことなんてできないんです。

どうかご理解いただきますようお願いします。私はただただ選手の心が心配です。私だったら耐えられていないかもしれません。

もし私が今アスリートでコメントを求められたとしたら

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