なぜ人は動くのか。どうすれば人を動かせるのか。
私は「なぜ人が動くのか」というメカニズムに興味を持っています。その中で「影響力」は大きな要素だと思います。
人が行動する際、「そうしなければならない」場合と、「そうしたい」場合があると思います。
組織内では前者の力が大きく働くと思います。組織では誰は誰の指示で動かなければならないと明記されています。
ただ組織内の力は組織内で閉じられ役割によって与えられているので、役割を失えばなくなります。
公式に相手を動かせない場合、非公式に動いてもらうわけですが、それには「人間は何によって影響され、動くのか」を考えなければなりません。
よくある場合は、権威、利得、仲間、共感、などですが、それぞれタイプによって効く効かないがあります。何かに憧れない人間には権威が効きませんし、金銭や社会的地位などの利得が欲しくない人間には利得が効きません。一匹狼には仲間意識が利きませんし、共感は価値観が遠いと機能しません。
西郷隆盛が
「命もいらぬ、名誉もいらぬ、官位や肩書きも、金もいらぬ、という人は、始末に困るものである。」
と言ったのは、外から影響を与えて相手を動かすことが難しいからだと思います。その分大仕事を成せるのかもしれません。
影響力の中で最もミステリアスかつ強力なのは「魅力」だと思います。魅力は「無邪気と個性」で成り立っていると私は考えています。先週末はたくさん無邪気な人を見たので、色々考えるきっかけをもらいました。
ここまではある程度人類普遍なものだと思いますが、さらにこれに加え日本(または東アジア)では、影響力の中に「空気」があると考えます。空気によって人は行動を変える。
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