横田大樹(よこたひろき)
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似たカバーの本が多くなる2つの理由
ちきりんさんの、本のデザインに関するエントリを読んだ。 本の表紙デザインの微妙な変化http://d.hatena.ne.jp/Chikirin+personal/20170722?platform=hootsuite 似た…
夢組と叶え組で本をつくってみた話
『世界は夢組と叶え組でできている』という本を担当しました。
私がふだん編集しているのは、『起業のファイナンス』とか『統計学が最強の学問である』とか『ブロックチェーン・レボリューション』といった本なので、周りの人はけっこうびっくりしたみたいです。
カバーにかわいい柴犬がいるし、タイトルに「夢」とか入っているし。我ながら、明らかに毛色がちがう。でも、自分の中では今まで作ってきた本と同じくらい意義が
編集者の仕事のほとんどはマーケティングだから、この本は絶対に読んだ方がいい
このnoteには編集者として得た学びや気づきを書くようにしているので、本の紹介はしないつもりでした。
けれど、同じチームの柴田が担当した山口義宏さんの『マーケティングの仕事と年収のリアル』が、若手編集者に絶対に読んでほしい内容になったので、ここで取り上げさせてもらいます。
◆ ◆
以前から、ビジネス書の編集者と本質的に近いと感じていた職種が2つある。1つはベンチャー・キャピタ
ロングセラーの本をつくる方法
自分の場合、ネットで同じページを何度も見ることはほとんどないけれど、数少ない例外が“ほぼ日”の行動指針だ。
やさしく、つよく、おもしろく。
糸井重里さんが生み出した言葉のなかでも、とりわけすごいものだと思う。
初めて目にしたとき、一目惚れのように目に焼きついて、心身に染み込んできた。
それまで自分が編集者として考えてきたことにくっきりとした輪郭が与えられ、確信を持てた気がした。
以来、ちょっと
似たカバーの本が多くなる2つの理由
ちきりんさんの、本のデザインに関するエントリを読んだ。
本の表紙デザインの微妙な変化http://d.hatena.ne.jp/Chikirin+personal/20170722?platform=hootsuite
似たデザインの本が増える理由は自分も考えたことがあるので、ここでまとめてみる。
1つ目の理由はいたってシンプルで、編集者が「売れた本の真似」をするからだ。
同じ編集者と
電子書籍には「期待」がない(追記あり)
いつかここで電子書籍について書こうと思っていたら、下記の記事で言葉にしたいことの半分くらいをまとめてくれていた。だから今回はこの内容で。
作者さんを応援するにはリアル書店での購入がおすすめな理由
/その一冊が複数冊をつれてくるhttp://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-779.html
私が言いたかったのは、この記事でマタイ効果として紹介されて
aspirationを示しなさい
「部下を指導する必要はないと思うよ。あなたはaspirationを示しなさい」
ひと月ほど前、管理職の仕事に悩んである人に相談をしたらこう言われ、以来ずっと頭のなかをぐるぐると回っている。
aspirationって、憧れとか志ということか?
そんなこと、自分にできるのか。
みんなに憧れられるような人間になれるかというと、かなり厳しい。
でも、志という意味なら、みんなと共有することができる