【海外暮らし】英語話せますか?の基準・・・
先日、市内の商業施設で買い物をしていたところ、とある男性に
Do you speak English?「英語話せますか?」と問いかけられた。
日本でもあるあるの質問だが、ヨーロッパ・ドイツでも、稀にある質問である。
だから久しぶりにこの質問をされたのだが、
はいっ!英語話せます!のレベルがちょっと気になってしまったので、
今日はそんな話を少し。
私に「英語できる?」と聞いてきた男性、
アフリカ系っぽい人で、スポーツブランドのTシャツに黒っぽいパンツ、リュックという風貌。
話しかけられなければ、こちらに住む人で、仕事帰りかな?って思うような感じの人。
だが、英語できる?と聞いてきた時点で、私は「この人は何か困っているんだな」と悟った。
観光客なのか、最近こちらに引っ越してきたのか、そんな感じなんだろうな、と色々考えていると
私が、英語話せますか?に対し、Yes!と答えたので、
彼は、英語で話そうっ♪とばかりに話し出した。
が、私にはほとんど理解できなかった。
無駄に早口、聞いた事ないイントネーション、なぜか重要なところが曖昧になる。
こんな具合に、すぐにネイティブの人じゃないんだな、と悟った。
だが表情で、彼がなんか困っているのはわかる。
所々、聞き取れる単語、Daughter(娘)とか、Wife(妻)とか、だが、それがどうした?の部分が聞き取れない。
だから、直球で
「で、私に何をして欲しいの?困ってることは何なの?」と聞いてみる。
すると、彼「12ユーロが欲しい」とのこと。。。
あれ?そっち系の人だったの?と思いつつ、反射的に
「ごめんね、いつもカードで支払うから現金は持ち歩いてないの」
と、私はあなたを助けられませんっ!と即答。
ホームレス風のルックスでこの類の話をしてくる人は稀にいるのだが、
彼のように“ちゃんとした身なり“でこういう話をふっかけてくる人は未だ会った事がない。
だから、もしかしたら本当に彼は困っていたのかもしれないし、新手の物乞いなのかもしれない。(夫に言わせると後者が有力・・・)
その辺はわからないけれど、いずれにしろ本当に現金持ち歩いてない私には彼を助けることができなかった。
いくらでもいいからお金かして!じゃなくて、なんで12ユーロ?ってところがとても気になるんだが、、、
妻か娘の医療費?にしては安すぎる・・・
食べ物買いたいのかな?それにしても12ユーロじゃ足りなくないか?とか
すごく気になるのだが、彼には聞けなかった。
なぜなら本当に彼の英語がわからなかったからである。
どうして12ユーロなの?と聞いたところで、彼の返答を私は100%理解できないと思う。
そこで気づいたこと。
ドイツではあまり「英語話せる?」の質問をされることがない。
なぜなら、英語でコミュニケーション取れるレベルは話せる事が前提だから、なのだ。
ほとんど皆、英語話せるんだから、Do you speak English?って聞くくらいなら、すぐに本題に入っちゃった方が手っ取り早いのである。
日本だったら、、、日本にいる外国の方で日本語が話せなかったら、まず
「英語話せますか?」って聞くだろう。
そして、Yes!って答えてくれた人は、ちゃんと英語で助けてくれると思う。
今回、私に助けを求めたこの男性も、おそらく日本みたいな英語があまり話されてない国の出身だったのかな?!と予想。
とは言え、今思い出してみると、彼のあの風貌、ドイツ新入りにしては、特に迷った感じもなく佇む感じは、ドイツ長期居住者に見えなくもなかったなぁと思う。
新しい国に住む、ちょっと不安げな雰囲気ゼロだった。
だからドイツ人夫の有通り、新手の物乞いだったのかもしれない。
皆さんもお気をつけて。
今日はこの辺で。Ciao
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