良いアイデアは、軽いウォーキングで!
デッドラインが近いのに、いくらデスクでアイデアをひねり出そうとしても、いいアイデアが浮かばない。
誰にでも身の覚えのある状況。
そんな時は、まず外に出て軽く体を動かしてみよう。
ひたすらデスクに張り付くよりも、確実にいいアイデアが浮かびやすくなる。
「すぐにいいアイデアが必要な状況でエクササイズなんてできない」と思った方もいるかもしれないが、発想力を上げるために、わざわざジムに行く必要はない。
いいアイデアを出すのが目的なら、軽いウォーキングぐらいで十分。
ある研究では、「できるだけ面白いことを考えて下さい」と指示を出し、その後4つのグループに分けた。
①室内で座りながら考えるグループ
②外で座りながら考えるグループ
③室内で歩きながら考えるグループ
④外で歩きながら考えるグループ
最後に、全ての回答のオリジナリティと数をチェックしたところ、アイデアの質と量は、④のグループは圧倒的だった。
その他のグループに比べて、外歩きグループのアイデアは、斬新で質の高さは約50%ほど高く、発想の量にいたっては約90%も多かったというから驚きである。
つまり、外を歩きながらアイデアを練ると、質と量の両方を満たした発想ができる。
元々人間の脳は、一つの問題に集中した状態では、思考が凝り固まってしまうようにできている。
斬新なアイデアを産むためには、色々な種類の思考を組み合わせなければならず、思考が凝り固まったままでは発想力の向上などおぼつかない。
しかし、ここで散歩に出かけると「あれ、こんなところに店があったけ?」といったような、自動的に意識が様々な方向へ散らばり始める。
拡散した意識は、複数の情報を脳に集め出し、やがてそれぞれの情報が思いもよらないつながりを生むわけである。
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