ひぃきち|相談室escort|グリーフケア・グリーフサポート

☘️精神保健福祉士 ☘️上智大学グリーフケア研究所認定臨床傾聴士 ☘️最愛の息子との死別 ☘️…

ひぃきち|相談室escort|グリーフケア・グリーフサポート

☘️精神保健福祉士 ☘️上智大学グリーフケア研究所認定臨床傾聴士 ☘️最愛の息子との死別 ☘️被害者支援 ☘️子どもの居場所支援SW ☘️性暴力被害者支援センター支援員 ☘️ライター業 ☘️https://grief-support-escort.amebaownd.com

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*コンセプト:死別を経験した人が集まるコミュニテイ *活動方針:月2回程度のおはなし会       メンバーシップでしか読めない限定記事の配信       掲示板へ参加して交流できる権利       月1回程度のワーク(セルフケア、CPT(認知処理療法)) *参加資格:大切な人を亡くした方       (親、子ども、兄弟、親族、友人知人、死産・流産・・・など)       

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【自己紹介】はじめまして、ひぃきちです

はじめまして。ひぃきちと申します。 ご覧いただきありがとうございます。 まずは自己紹介から・・・ 大阪在住 50歳目前のアラフィフです。 今から21年前の2001年4月1日に当時2歳11ヶ月の最愛の息子を不慮の事故で亡くしました。 それからの私はまさに「生きる意味」を見失い、よく今日まで生きていたな!と 「余生」とはよく言ったもんです。 私にとっては「余った人生」として捉えています。 息子を亡くしてから私が取り組んできたことを少し・・・ ◆武蔵野大学通信教育部人間学科

    • 国際遺族母の日

      5月の第一日曜日である今日は、「国際遺族母の日」とされています。 海外では子どもを亡くしたお母さんへ、周囲の方が子どもの名前を書いて、あなたはその子の母親であること、あなたを想っているよ、とメッセージカードを書いて送ったり、亡くなった子どもの名前で寄付をしたりする日だそうです。 子どもを亡くした母親にとって母の日はツラいものですが、この取り組みでは亡き子の母親として、また周囲の人が亡き子を忘れたいない証でもありますね。 この日は心に傷を負ったお母さんたちの心と体の回復を

      • 開業から1年

        開業から1年経って思うこと 明日は息子の誕生日であり、開業して1周年を迎える日でもあります。 死別の悲嘆を抱える方々に寄り添い、お話しを聴かせていただいた1年でした。 まだまだ試行錯誤していますが、なんとか1年続けることができました。 そんな1年を過ごし、私の中ではやはりグリーフに関わることを極めたい思いがより強くなってきたように思います。 先日の記事にも記載しましたが、グリーフに関わることだけでなかく、子どもの居場所支援のSWとして、性被害者支援の支援員・SWとして

        • おはなし会、はじめます

          気がつけばどれくらいnoteを見ず、投稿もしなかったのか・・・ 理由はあれど、完全に私の怠慢です💦 昨年度はバタバタしてましたが、今年度は少しこのフリーランスという働き方にも慣れていきたいなぁと実感しているこの頃です。 本題です 唐突ですが、来月「おはなし会」を開催します! これは私がグリーフサポートを初めてからずっとやりたいと考えていたことでもあります。 おかげさまで個別の相談もお受けしていますが、100%Webでの対応です。私が息子を亡くして経験したことは、誰かに

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          悲嘆を軽減できる表現方法を知る

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 人に話すことだけではなく、書くことも悲嘆の回復に 役立つとされています。 アメリカの社会心理学者であるPennebaker(2000)は 誰にも打ち明けられない思いを書くことによって、心身にプラスの 影響を生じることを実証しました。 書くといっても誰かに見せるわけではありません。 書く内容は自分の悲嘆の感情や亡き人に対する今の気持ち、 一緒に過ごした日々、言えなかった思い・・・ さまざまです。 書くことは自

          死別はなかったことにできない

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 死別の経験はこれまで経験したことの中でも本当に辛く悲しいことです。 この悲しみや苦しみがいつまで続くかもわかりません。 そんな悲嘆の真っ只中にいるとき何か気晴らしになることをしてもなくなるわけではありません。 それは死別の前には戻れないからだと思っています。 悲嘆の症状は悲しみ、苦しみ、怒り、無力感・・・ いろいろありますが、大切なのはそういった悲嘆の反応を知っておくことかな、と思います。 そして本当に辛

          感情の麻痺は異常ではない

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 悲嘆の症状に「麻痺」があります。 身体の運動麻痺、感覚の麻痺、感情の麻痺。 特に死別直後は感情の麻痺が起こっていることが多い。 例えば葬儀で涙も見せず全く悲しくない、と感じる人もいます。 これは対処できないほどの出来事だったから起こっている反応です。 動けないなどの身体の麻痺は自他ともにわかりやすいですが、 感情の麻痺はなぜこんなことが起こっているのか 本人も周囲にもわかりづらいものです。 「こんな悲し

          日にち薬だけではグリーフは解決しない

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 これまで心理学、社会学、精神医学の分野でグリーフの 治療実践や調査結果が行われてきました。 その中で 「悲嘆の回復には残された遺族が死別の苦しみに向き合い、 考え抜くことが重要」 とされています。 言い換えると 悲嘆はただ時間だけが経過しても気持ちを癒すのではない、 ともいえます。 人は何かつらいことがあると 「日にち薬」と言って時間が解決してくれる、とこれまでの経験で 理解しています。 しかし悲嘆はそうで

          近況報告

          みなさま大変ご無沙汰しております。覚えていただいているでしょうか💦 フリーランスになってはや半年、新しい環境にまだまだ慣れておらずSNSでの発信がおろそかになっていました。 ちょっと前、noteを見て私や相談室escortの存在を知って下さった方から、 「最近あまりお見かけすることがないですが相談はできますか?」というお言葉をいただきました。 これまでも細々と無理せずに続けていたnoteやSNSがみなさまの目にとまることがあるんだなぁと、同時にちゃんと?必要な情報は届け

          50歳からの新たなチャレンジ

          フリーランスという名のほぼフリーター状態を数ヶ月経て、ようやく少しづつだけど自分がやりたいことが形になってきたように思う。 先日50歳になった。 息子を亡くしてから1日でも早く息子の元へ行きたいと願いながら過ごす日々。それは今でも思っている。 なのに50歳になって新たな分野に飛び込むことになった。 そこはこれまで経験したことのない児童福祉分野。 家庭や学校に居場所のない子どもたちに関わる仕事。 勤務初日は小学5年生女児とバレーをし、公園まで競走するという老体にはなかな

          複雑な悲嘆を発見する手がかり

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 本日は複雑な悲嘆を発見する手がかりをお伝えしたいと思います。 J.Wウォーデンの 『グリーフカウンセリングー悲しみを癒すためのハンドブック』 には以下のように記されています。 ① 悲嘆が現在まで解決されていない 死別から数年を経過していても泣きたくなる気持ちが絶えず生じ、 悲嘆の感情に変化が見られない場合が当てはまります。 例えば「記念日反応」は誰しも現れますが、年数を経過しても全く 和らぐことがない場合などで

          抑圧された悲嘆

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 グリーフ(悲嘆)にはさまざまな表出がみられます。 『次回は「複雑な悲嘆を発見する手がかり」をお伝えします。』と していましたが、もうひとつお伝えしたいことがありました・・・ 今回は「抑圧された悲嘆」を紹介したいと思います。 抑圧された悲嘆とは 仮面をつけたかのように、目に見える形では表されない悲嘆のことです。 悲嘆の感情を出さず、表面的にはうまく適応しているように見えます。 過剰な悲嘆の特徴は、 ・他者に助

          過剰な悲嘆

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 グリーフ(悲嘆)にはさまざまな表出がみられます。 今回は「過剰な悲嘆」を紹介したいと思います。 過剰な悲嘆とは過剰に強い悲嘆反応を示す場合のことです。 ご遺族は死別によって悲嘆反応が出ていることを理解していますが、 その症状や行動を自分でコントロールできないことに苦しまれます。 誇張された悲嘆反応は時として うつ病やパニック発作、アルコールや薬物などの物資乱用、躁的な行動、 PTSDなどをともなうことがあります

          遅延化した悲嘆

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 グリーフ(悲嘆)にはさまざまな表出がみられます。 その中で「遅延化した悲嘆」を紹介したいと思います。 遅延化した悲嘆とは、 死別後は悲嘆が現れず、数ヶ月、数年後になって悲嘆が 遅れて現れる場合があります。 死別直後に、 例えば仕事を失ったり、財産を失ったりと他の喪失が生じたために 大切な人の死に悲嘆を感じる余裕が持てなくて、 見た目では適応できているように見えます。 しかし、その後に起こる人生の転機、 例えば

          「頼る」ことの大切さ

          おはようございます、 相談室escort管理人の池田です。 大切な存在を喪うと身体も心もこれまで経験したことない症状に襲われます。 さまざまなグリーフ反応は全体の6割の方は時間の程度の差はあるものの 特別なケアは必要ないともいわれています。 でも残りの3割の方は中程度のリスクを抱え、 1割の方はハイリスクで専門的な介入が必要、とされています。 この4割の方は悲嘆が複雑に絡み合い、長期化され、 うつ病やPTSDなど精神疾患に発展することもあります。 この判断はとても難

          相談室escortよりお知らせ

          夫が昨日まで長い夏休みだったため、今日から日常に戻りました。 といってもこの連休は夫も娘も私も、各々が好きなように過ごしていたので あまり変わりませんが、やはり家に誰かいるのといないのとでは、 私自身の気持ちが気楽でいいな、と感じています。 さて、タイトルにあるように相談室escortよりお知らせです。 相談室を開設してから3ヶ月が過ぎ、ご相談も受けるようになりました。 ホームページにも営業時間を記載していますが、この時間以外にもご相談を 受け付けています。 ご希望で