梅ももあんず

食いしん坊。なんでも「食べてみたい」「作ってみたい」派です。2023年に梅干し作りとロ…

梅ももあんず

食いしん坊。なんでも「食べてみたい」「作ってみたい」派です。2023年に梅干し作りとローカル梅にはまり、それを機にアカウント作成。 各国料理作りとおうちワインごはん(主にイタリア、ポルトガル、国産ワイン)、パン屋巡り、郷土料理やご当地グルメ探しが趣味。乗り鉄なので駅弁・駅そばも。

マガジン

  • 日本全国魅惑のローカル梅たち

    ひとくちに「梅(梅干し)」と言ってもその個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多様。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べた品種は18種類)についてのまとめ。 いつか日本ローカル梅マップをつくるのが夢です。

  • 今週の週末ごはん

    主にワインに合わせて(ビールや酎ハイ・日本酒仕様も)ゆっくり楽しむ夫婦世帯の週末ごはん献立です。 各国料理、特にイタリア、ポルトガル、ギリシャ、トルコ、北欧辺りが多め。昔よく出張した中国・台湾料理もよくつくります。

  • おうちで発酵・漬物

    1~2人世帯でも手軽に漬けられる漬物とその活用です。 乳酸発酵の旨味が好きですが、発酵なしで手軽に漬けるさっぱり系も。

  • 駅・コンビニでご当地おむすび

    ご当地グルメが大好きです。 中でも手軽で親しみやすい軽食・B級グルメに目がなく、その代表格とも言えるご当地おむすびを駅・コンビニで買えるもの中心に。

最近の記事

  • 固定された記事

今後しばらくの間、新規記事以外に旧ブログ(サービス変更により継続困難)からの引越し記事もリライトしながら順次投稿して行きます。 旧記事は冒頭にその旨と元の作成日時を記載します。殆どが梅に関する内容のため、少々季節外れになりますが、よろしくお願いいたします!

    • 今年こそ成功させたいカリカリ小梅2024~奈良の七折小梅で3パターンの漬け方を試す(奈良県産七折小梅その1)

      昨年カリカリに漬けられず、フニフニに出来上がってしまった小梅ちゃん。 小梅の時期は短く、また熟が進みやすいのかしっかり固い状態で店頭に並んでいることもあまりない。理想的なカリカリのためにはやはり予約!と早くから奈良の梅農家に予約を入れ、楽しみに待っていた。奈良を選んだのは、奈良もまた梅の産地だから。一度手にしてみたかった。 それが昨日、クール便で到着。 さすが農家直送。粒揃いで美しく、しっかり固い小梅ちゃん。品種は主に七折小梅と聞いていた。愛媛県での生産が多い品種で、特徴

      • 【今週の週末ごはん】#19 我が愛しのマンボ巻き、米茄子の三色味噌田楽、信州大王イワナの昆布締めなど

        「マンボ巻き」をご存知だろうか。 宮城県仙台市(社会人一、二年目に住んだ)及びその近郊では、筋子ときゅうりの細巻きがそう呼ばれる。由来は怪しい。昭和三十年代初め、巷でマンボが流行していた頃に誕生したので筋子の赤ときゅうりの緑がマンボカラーだからとか、食べた人があまりの美味しさに「ウ〜、マンボ!」と叫んだからとか(昭和期にはそんなことを言いたがるおじさん達が実際にいたのだ。昭和三十年代どころか、私が幼かった昭和の終わり頃にもまだいた)その二説がよく聞くところだが、真相は謎。

        • 梅仕事2024いよいよ始まる〜厚木市産白加賀梅で中国風ほんのり甘い干し梅「話梅(ファーメイ)」に挑戦(白加賀梅その1)

          思えば昨年、初めて生梅を手にしたのは5月最後の週末だった。ちょうどまる1年が経過し、いよいよ2年目の梅仕事が始まる。楽しみ! 昨年は青梅には殆ど手を付けなかった。青梅の時期が終わる頃から梅仕事を始めたからでもあるけれど、青梅の主な使途とされる梅シロップや梅酒、はちみつ漬け等の甘い加工にあまり気が進まなかったからだと思う。 梅に関する私の興味はほぼ梅干し一点集中で、それも赤紫蘇を使わず塩のみでシンプルに漬けたものが最も好きだ。梅の品種や状態により、酢やざらめ、氷砂糖等の副材料

        • 固定された記事

        今後しばらくの間、新規記事以外に旧ブログ(サービス変更により継続困難)からの引越し記事もリライトしながら順次投稿して行きます。 旧記事は冒頭にその旨と元の作成日時を記載します。殆どが梅に関する内容のため、少々季節外れになりますが、よろしくお願いいたします!

        • 今年こそ成功させたいカリカリ小梅2024~奈良の七折小梅で3パターンの漬け方を試す(奈良県産七折小梅その1)

        • 【今週の週末ごはん】#19 我が愛しのマンボ巻き、米茄子の三色味噌田楽、信州大王イワナの昆布締めなど

        • 梅仕事2024いよいよ始まる〜厚木市産白加賀梅で中国風ほんのり甘い干し梅「話梅(ファーメイ)」に挑戦(白加賀梅その1)

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          5本

        記事

          【今週の週末ごはん】#18 憧れのうすいえんどう×大好きラム肉でお誕生日!仔羊と豆の白ワイン煮込卵とじ、パインカプレーゼ、ピーナツバターのキャロットラペなど

          週半ばに夫の誕生日があったので、週末はお祝いごはん。ワインは最近届いたこちらに。 カーブドッチの赤はツヴァイゲルトレーベも大好きだが、こだわって作られるサブルも毎年とても美味しい。 お祝いごはんをつくる際、「何が食べたい?」と夫に尋ねるとまず例外なく「羊」と答える。故にここ十五年ほど毎年ラムラックを焼いて来たが、今年はすこし事情が違った。今年初めにひどく胃腸を壊して以来私がジビエや脂の多い肉をあまり食べられなくなったので、今回は塊肉ではなく、脂肪が少なく柔らかなテンダーロイ

          【今週の週末ごはん】#18 憧れのうすいえんどう×大好きラム肉でお誕生日!仔羊と豆の白ワイン煮込卵とじ、パインカプレーゼ、ピーナツバターのキャロットラペなど

          青森・秋田で漬けられる大きな大きな杏梅〜なにわ梅・おうみ梅と呼ばれる杏(八助梅・おうみ梅その1)

          ※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月10日) 東北、特に青森や秋田県の北部では、直径4~5cmにもなる大きな梅の実が梅漬けにされる。 この大きな梅の実を、青森では半割にして種を抜き、紫蘇で巻いて漬けることも多いようだ。…というか、梅と書いたがこれはれっきとした「杏」。ゆえに実は大きくて甘く、種も簡単に外れる。 こうした事情を知ったのは梅仕事を始めたごく最近のことで、昔から地元の秋田や青森あたりではよく「しそ

          青森・秋田で漬けられる大きな大きな杏梅〜なにわ梅・おうみ梅と呼ばれる杏(八助梅・おうみ梅その1)

          山椒の実(実山椒)をたっぷり買って、一年分の加工と保存~ちりめん山椒、実山椒の佃煮、醤油漬け、オイル漬け、未使用分は小分け冷凍

          粉山椒やちりめん山椒が大好きだ。 旅先で見つけるとつい買ってしまうけれど、いろいろ試して好みに合うのは京都の品が多かった。香りがクリアで濁りがなく、ちりめん山椒の味付けもくどくなく、すっきりとしたものが多い。 中でも粉山椒は「七味家本舗」の袋入りをもう三十年近く愛用している。学生時代に気に入って以来、他で何度試してもやはりここのが一番と感じる。香りが抜群によく、えぐみや濁りがないので様々なものに合わせられる。 だが、そんなに好きでも自分で山椒の実を買って加工しようと思った

          山椒の実(実山椒)をたっぷり買って、一年分の加工と保存~ちりめん山椒、実山椒の佃煮、醤油漬け、オイル漬け、未使用分は小分け冷凍

          【今週の週末ごはん】#17 暑さに慣れない5月の体にうれしい沖縄ごはん、へちまの味噌炒め(ナーベーラーンブシー)、ゴーヤの梅ごま和えと打ち豆入り昆布イリチー

          時々行くスーパーで、年2回ほど沖縄フェアが催される。オリオンビールや缶詰等を買うことが多いのだが、今回は例年のフェアでは見ない野菜が入荷していた。それは「へちま」! 私はへちまが割と好きである。「割と」と書くのは調理法が著しく限定されるからで、青臭さと泥っぽい癖のあるへちまは元来苦手だった。が、一昨年那覇市の「三笠食堂」で食べたナーベーラーンブシーが殊の外美味しく、是非家でもつくりたいと思った。青々とした新鮮なへちまが味噌とよく合い、とろっとした汁気がごはんにぴったり!体力

          【今週の週末ごはん】#17 暑さに慣れない5月の体にうれしい沖縄ごはん、へちまの味噌炒め(ナーベーラーンブシー)、ゴーヤの梅ごま和えと打ち豆入り昆布イリチー

          横浜タカシマヤの山形物産展へ、数十年ぶりに食べたくなった「鯉の甘煮(うま煮)」を買いに

          横浜駅へは近いので、そごうや高島屋の催事の知らせはよく目にする。物産展の類は混むので行くことはさほど多くはないのだが、昨日は珍しく積極的に行く気になった。 山形の物産展に来たのは初めてだと思う。私は山形の味に殆ど郷里のような懐かしさを抱いているが、自覚したのは近年のこと。 今年は元々3月に山形へ行く予定があったのが、同日朝に発生した東北新幹線のオーバーランにより時間の調整がつかず行けなくなった。その無念が尾を引いていたのだろう。買いたいものがいくつか頭にあった。 会場を二

          横浜タカシマヤの山形物産展へ、数十年ぶりに食べたくなった「鯉の甘煮(うま煮)」を買いに

          谷沢梅と城州白の一部干し始め~週間予報のチェックは念入りに(谷沢梅その2&城州白その3)

          ※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年8月3日) 一昨日の午後、首都圏に派手なゲリラ雷雨が降り、昨日の昼まで空気が湿っていた。午後にはからっと乾いたようなので、翌早朝から谷沢梅を干すことに。 塩漬け後まる1ヶ月にはまだ数日早いが、谷沢梅には早く干したい事情があった。 というのは、ここ1週間ほどの高温期間、梅酢から表面が露出していた実のいくつかに白くふわっとしたものが発生。 おそらく産膜酵母と思われ、これ自体には害

          谷沢梅と城州白の一部干し始め~週間予報のチェックは念入りに(谷沢梅その2&城州白その3)

          室町期から大切に守られて来た希少梅・山形県寒河江市の谷沢梅来る(谷沢梅その1)

          ※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月7日) 谷沢梅の生梅、訳あり2.8kgを買った。 アンテナショップ「おいしい山形」で梅干しを買っただけではやはり満足できず…。 だって安かったから。でもとってもかわいい梅ちゃんです。買ってよかった。 谷沢梅は山形県寒河江市高松地区の集落で代々大切に守り育てられて来た、一説には室町時代以来400年の歴史を持つと言われる在来種の梅。集落の名前から「谷沢梅」と名付けられたそう

          室町期から大切に守られて来た希少梅・山形県寒河江市の谷沢梅来る(谷沢梅その1)

          これはもはや和風カラメルポテト!丸ごとじっくり揚げて皮の香ばしさを出すのがポイント、福島の郷土料理「味噌かんぷら」

          我が家は最近福島贔屓である。 夫が福島の大学を出ているので元々親しみは強かったが、近年ドライブやBリーグ観戦を兼ねて旅行する機会が増え、私もずいぶん詳しくなった。結果贔屓になったという訳だ。 福島には美味しいお菓子が多い。 柏屋の薄皮饅頭や檸檬、かんのやのゆべし、三万石のままどおるをはじめ老舗の銘菓が数多くあり、そのどれもが美味しいのでひとつには到底絞れない。 城下町だった三春には小ぢんまりとした良い和菓子店が多いし、奥会津の蒸したてのあわまんじゅうも最高に美味しい。 やや

          これはもはや和風カラメルポテト!丸ごとじっくり揚げて皮の香ばしさを出すのがポイント、福島の郷土料理「味噌かんぷら」

          JAあつぎ夢未市で大粒フレッシュ梅干し購入&旬の野菜や果物たっぷり、軽やかジェラート「ゆめみちゃんアイス」

          ※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年8月5日) このところ我が家は毎週のようにJAの直売所へ出掛けている。目的は野菜を中心とした買い物と、併設のジェラートショップ。JAのジェラートは地元の野菜や果物を使っていて美味しいのだ。 この週も厚木のJAあつぎ夢未市へ向かった。初めての店舗なので品揃えが新鮮。 夢未市は広さも品揃えも「ちょうど良い」感じの店舗だ。野菜も果物も冷蔵品もバランス良く配置され、広過ぎず狭過ぎず

          JAあつぎ夢未市で大粒フレッシュ梅干し購入&旬の野菜や果物たっぷり、軽やかジェラート「ゆめみちゃんアイス」

          京都の梅・風雅な城州白のジャムがとんでもなく美味しくできた!(城州白その2)

          ※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月4日) うっとりするほど良い香りの城州白。 桃のように甘く柔らかな香りがするので、少し甘さを加えて煮たら美味しそう。 梅干し用の他、表面に傷みがあるものを中心にジャム用とシロップ煮用も少しずつ取り分け、まずはジャムを煮てみた。 あんずジャムみたいな綺麗な色。 梅と杏は近い種類なので当然ではあるのだが(青森・秋田あたりでは杏を「梅」と呼んで漬けたりするし、梅の木を海外へ持ち

          京都の梅・風雅な城州白のジャムがとんでもなく美味しくできた!(城州白その2)

          気品高い香り豊かな京都の梅、城州白梅来る(城州白その1)

          ※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月3日) なお、これまで梅関連の過去記事はなるべく同品種を連続して着手〜完成をわかりやすくして来ましたが、この後の分は梅仕事繁忙期で(6月下旬〜7月中旬)複数品種を並行していたため、記事内に他品種が頻出します。 そのため、元の投稿に近い順番で投稿していきます。 とうとう買った。 買ってしまいました城州白(じょうしゅうはく)。京都府原産の梅である。 特徴はなんと言ってもその香り

          気品高い香り豊かな京都の梅、城州白梅来る(城州白その1)

          【今週の週末ごはん】#16 群馬県大泉町のブラジルパンでブラジルサンド(ビーフ&野菜)、フェジョンとビーツ、ケール炒め等野菜多めのブラジルごはん

          4月中旬、群馬県大泉町のブラジル街で、十数年探し求めた念願のパンが買えた。 それがこちら。 「フランスパン(PAO FRANCES)」と呼ばれていた。ブラジルで最も一般的なパンと思われる。なんと1本55円、信じられない価格だ。だって大きいんですよこれ。20cmくらいある。 買ったのは「焼きたてのパン TOMI」さん。ポンデケージョも買ったがやはり55円、シンプルなパンは統一価格にしているのかも。 同店の向かい側にあるブラジルコンビニやスーパーでもやはりこのパンは売られて

          【今週の週末ごはん】#16 群馬県大泉町のブラジルパンでブラジルサンド(ビーフ&野菜)、フェジョンとビーツ、ケール炒め等野菜多めのブラジルごはん