将来の夢を職業名で答えるのって変じゃね?
2024年4月30日(火)朝の6:00になりました。
僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえてやることなんだ。
どうも、高倉大希です。
「将来の夢は、お医者さんになることです」
将来の夢を職業名で答えることに、ずっと違和感がありました。
お医者さんになればそれで終わりなのか?という話です。
大切なのは、お医者さんになった上で何を実現したいかです。
進学も就職も、あくまでもひとつの手段でしかありません。
将来の夢は本来、名詞ではなく動詞で語られるはずです。
一体、何がしたいのか。
一体、なぜしたいのか。
この二点が整って、ようやく手段の話に入ります。
夢を叶える手段として、進学したり就職したりするわけです。
もちろん、既存の進路に進まなくてもかまいません。
新たな枠組みを自らつくり出すことだって、立派なひとつの手段です。
多くの場合において、進学先や就職先の決定を急ぎすぎているような気がします。
はじめから並んでいる選択肢を見て、どれにしようかなと考えがちです。
だからこそ、「何がしたいの?」と聞かれたときに慌てます。
だからこそ、「なぜそれがしたいの?」と聞かれたときに慌てます。
取り繕った理由なんて、簡単にバレてしまいます。
そもそもの考える順番が、大きく違っているからです。
「将来の夢は、お医者さんになることです」
こう答える子どもを大人が褒めるから、ややこしいことになってしまいます。
末端にある手段だけを、ふるいにかけても仕方がありません。
根本にある思いの解像度を上げない限り、手段ともマッチするわけがないのです。
こうして、大量の夢迷子が発生します。
やっぱり、将来の夢を職業名で答えるのって変じゃね?
サポートしたあなたには幸せが訪れます。