高倉大希

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「書くことがない」なんてことはない

2023年1月9日(月)朝の6:00になりました。 6:00は6:00です。祝日なんて関係ありません。 どうも、高倉大希です。 こうして毎日書いていると、こんな質問をされることがあります。 「書くことがなくて悩む日はないんですか?」 結論、書くことがなくて悩む日はありません。 なぜなら、自分のことを書いているわけではないからです。 自分の内側にあるものなんて、せいぜい限られています。 そもそも、数十年しか生きていないテメェのことなんて誰も興味はありません。

    • 書く人なんて暗くて当然

      2024年5月21日(火)朝の6:00になりました。 だいせんじがけだらなよさ、さかさに読むとあの人がおしえてくれた歌になる。 どうも、高倉大希です。 ペンを握って、ひとり黙々と何千字。 画面に向かって、ひとり黙々と何千字。 書くときは、いつだって孤独です。 こんな人間が、暗くないわけがありません。 書かずに済むのなら、それに越したことはないのかもしれない。 毎日書いていると、時々こんな気持ちになります。 「書くってね、自分と対話することなんだよ」 まさに

      • 修理しながら進み続ける

        2024年5月20日(月)朝の6:00になりました。 ポンコツ車と同じなんだ。何処かを修理すると別のところが目立ってくる。 どうも、高倉大希です。 走り出したら、止まれない。 企業も、教育も、医療も、国家も。 簡単に、止まることはできません。 この世の多くのシステムが、そうなのだろうなと思います。 だからこそ、修理しながら進み続けるしかありません。 故障しては修理して、修理しては故障します。 故障しないなんてことは、絶対にありえません。 世の中が変わり続け

        • 偉い人なんていない

          2024年5月19日(日)朝の6:00になりました。 エジソンは偉い人、そんなの常識。 どうも、高倉大希です。 タメ口を挟んだり、相手の言動をイジったり。 ちょっと生意気なくらいの方が、目上の人からは可愛がられます。 もちろん、相手へのリスペクトがあってこそです。 リスペクトの上に、生意気さを重ねます。 これが、昔からずっと不思議でなりませんでした。 どうして生意気な人が、好かれやすい傾向にあるのだろう。 この疑問が解消されたのは、自分が先輩になってからのこ

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          役割が人を変えてゆく

          2024年5月18日(土)朝の6:00になりました。 変化とは、自己の中に非自己を取り込むことである。 どうも、高倉大希です。 後輩が入学することで、1年生は先輩になります。 昇進することで、平社員は上司になります。 結婚することで、ひとりの男は夫になります。 子どもが生まれることで、ひとりの夫は親になります。 世界が、変わったのではありません。 役割が、変わっただけです。 自分には、向いていない。 そう思ってはいたものの、役割上やってみるしかありません。

          役割が人を変えてゆく

          今はこれが精一杯

          2024年5月17日(金)朝の6:00になりました。 おまえさんの人生は、これからはじまるんだぜ。 どうも、高倉大希です。 好きな人がいるのなら、告白しちゃいなよ。 親戚のおじさんが、甥っこに対してこう言います。 おじさんなりの、親切です。 すでに終えた身だからこそ、青春の価値がわかります。 しかし甥っこからすれば、そんなに単純な話ではありません。 今は、その人のことを遠くから眺めるだけで精一杯です。 過去に自分が書いた文章を読み返すと、とても恥ずかしい気持

          今はこれが精一杯

          諦めない人はいつだって孤独

          2024年5月16日(木)朝の6:00になりました。 名声は爆発するものではなく、徐々に滲み込むものである。 どうも、高倉大希です。 諦めない。 多くの人はこの言葉から、ポジティブな印象を受けとります。 雨ニモマケズ風ニモマケズに努力する人を、頭に思い浮かべるからです。 たしかに、諦めずに頑張っている人はとてもカッコよく映ります。 しかしここで想像されるのは決まって、「できるようになるための努力」です。 本当に根気が必要なのは、「できていることを他者に伝える努

          諦めない人はいつだって孤独

          書く人が通る道

          2024年5月15日(水)朝の6:00になりました。 孤独な者よ、君は創造者の道を行く。 どうも、高倉大希です。 毎朝投稿をはじめて、今日でちょうど501日目になりました。 レギュラーストレートの、デニムと同じ数字です。 note をはじめる前は、べつの媒体で毎朝投稿をしていました。 そのときは、400日くらい継続したかと思います。 これだけ書いていると、文体も変わります。 昔の文章を読み返すと、とても恥ずかしい気持ちになります。 ものを書く人は大抵、ちょっ

          書く人が通る道

          フラットに考えることの難しさ

          2024年5月14日(火)朝の6:00になりました。 多くの人たちは、見たいと欲する現実しか見ていない。 どうも、高倉大希です。 フラットに考える。 これほどまでに、言うは易く行うは難しなことはありません。 もはや何かを考えている時点で、フラットではないと思った方がよいくらいです。 このような思考の偏りを、バイアスといいます。 語源は、「傾斜」を意味するフランス語の「biais」です。 「先入観」や「思い込み」と、訳されることがほとんどです。 インターネット

          フラットに考えることの難しさ

          子どもをもつことは、死ぬ自由を失うこと

          2024年5月13日(月)朝の6:00になりました。 子どもたちの声がなくなったら、この世がどんなに単調になるか考えたことある? どうも、高倉大希です。 結婚してよかったことは、結婚について他者から言及されなくなったことだ。 作家の西加奈子さんが、こんなことをおっしゃっていました。 結婚が、人生を豊かにする。 結婚は、人生の墓場だ。 結婚については、様々な人が語っています。 そんな中でも唯一腑に落ちたのが、はじめに紹介した西さんの言葉でした。 子どもをもつこ

          子どもをもつことは、死ぬ自由を失うこと

          積んでは崩すのくりかえし

          2024年5月12日(日)朝の6:00になりました。 スクラップ&ビルドで、この国はのし上がってきた。 どうも、高倉大希です。 今の自分の上に、積み重ねていく。 わたしたちは、学ぶことに対してこのようなイメージを抱きがちです。 知識を増やしたり、スキルを身につけたり。 足し算のように、積み重なっていくイメージです。 しかし実際のところは、そうでない場合がほとんどです。 積み重ねたものが崩れるその瞬間に、学びが生まれているのです。 こう思っていたのに、実際はこ

          積んでは崩すのくりかえし

          文章を寝かせる

          2024年5月11日(土)朝の6:00になりました。 文字が、ここへ連れてきた。 どうも、高倉大希です。 深夜に稲妻が走り、すかさずメモを残します。 翌朝目覚めて確認すれば、稲妻がゴミと化しています。 昨晩の時点では、とんでもない閃きだったはずなのに。 時間が経てば、その効力が失われている。 こんなことが、よくあります。 瞬間の衝撃は、疑ってかからなければなりません。 熱が冷めたときに、残っているものはなんだろう。 上記の事実に気づいてからは、こう考えるよ

          文章を寝かせる

          所詮は自分に理解できる程度のこと

          2024年5月10日(金)朝の6:00になりました。 何が理由かはわからない、でもそれはとにかく起こりうることなのだ。 どうも、高倉大希です。 わかりやすくまとめられた資料、わかりやすく説明してくれる先生。 わかりやすく整えられた道、わかりやすく導いてくれる案内板。 わたしたちは、わかりやすさを求めます。 なぜなら、自分の頭で考えなくても済むからです。 わかりにくいものに出会ったら、自分が困ってしまいます。 そんなときは、わかりにくいのが悪いと言ってどうにかそ

          所詮は自分に理解できる程度のこと

          恥ずかしげもなく真面目な話をする会

          毎朝6:00に文章を書いています。 読みましょう。 どうも、高倉大希です。 ときには、表面的な探り合いをすっ飛ばしたってよいではないか。 ときには、考えすぎることがあったってよいではないか。 X のスペースにて20〜30分くらい、恥ずかしげもなく真面目な話をしませんか。 X の DM にご連絡いただき、そこで日時とテーマを決めましょう。 募集期間:この note が公開されているあいだ 応募条件:恥ずかしげもなく真面目な話をしようという人

          恥ずかしげもなく真面目な話をする会

          だいたいはなんでもない日

          2024年5月9日(木)朝の6:00になりました。 これが生活なのかしらん、たずねたくなるときがある。 どうも、高倉大希です。 さぞ、刺激的な日々を送っているのだろう。 毎日書いていると、こんな勘違いをされることがよくあります。 刺激的な日々を送っている → ネタが多い → 毎日書き続けられる。 きっと、こういうロジックなのでしょう。 結論、だいたいはなんでもない日です。 働いて食って寝たら、1日が終わります。 SNSの普及によって、他者の生活が目に見えるよ

          だいたいはなんでもない日

          現実世界には経験値のゲージがない

          2024年5月8日(水)朝の6:00になりました。 賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。 どうも、高倉大希です。 敵を倒すと、経験値が貯まります。 はぐれた敵を倒すと、より多くの経験値が貯まります。 経験値のゲージがいっぱいになると、レベルがひとつ上がります。 レベルが上がると、できることも多くなります。 これが、ゲームの世界の常識です。 残念ながら、現実世界ではなかなかそうもいきません。 そもそも現実世界には、経験値のゲージがありません。 あとどれくらい

          現実世界には経験値のゲージがない