中村風景

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中村風景

ゲームについて思ったことを書いています。お題目募集/連絡フォーム:https://forms.gle/kiTMJqSNLXnak1f48 ※SNS等は運用していません。 ※AI関連の用途での当アカウント内コンテンツ利用を例外なく一切禁じます。

最近の記事

山生みの親子 / 第一章:山生みの親子

山生みの親子は別に本当の親子ではない。 山生みの親子はこの日も山の中にいた。毒林檎の種を大量に携えながら。 山生みの親子は特に会話をしなかった。特段する必要がなかった。言葉が必要なら彼らは交わしただろう。それほど今日の山道は日常の一部であった。 その山を知らない者にとってその道は長く険しい物だったかもしれない。 山生みとして生まれた男は最早老人である。子供の手を引くこともなく、自分のペースで歩いてい、子供はそれについていく。 群生した広葉樹の道が開けたところで山生みの男

    • アクト・ライク・ユー・ノウ

      勝利確定bgmという単語をぼくは嫌いなのだが、それに近い感覚をあじわったことがある。ヘッダ画像をお借りしています。 というのもぼくはこの通りおたくのくせにアニメを23分じっと見てるのができないからなんだろうと思う。アニメとはbgmが命だ。25話かけてストレスをかけられまくった主役たちが悪を討ち滅ぼす。この構図は別に異世界転生じゃなかろうと起こりうる。アニメ業界のアニメであるSHIROBAKOもまさにそうだ。 カスみたいなゴミ一匹のせいで主役たちの職的な業がことごとく裏目に

      • 気持ち悪い日本語=note

        noteという単語が気持ち悪い。ヘッダ画像をお借りしています。 このニュース見てまた恥ずかしい日本語といいますか……声に出したくない日本語を思い出した。 要約すると そういえばぼくはnoteという単語がなんか知らないけど好きではないことを思い出した。別に「字を書く紙集」というメディアが嫌いなわけではない。だったらぼくはルーズリーフやバインダーも嫌わねばならない。その響きだけがなんだか気持ち悪い。なぜこのプラットフォームを今ぼくは使っているのだろう。よく使う気になった。

        • 現実でもファンタジー(リプリー)でもジュードロウが持ってくのかよ

          昨日は見終わってないリプリーの感想を話しましたが、今日は見終わったリプリーのですね。ヘッダ画像をお借りしています。 う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん何から離せばいいのか……大筋は昨日のそれで変わってないんですよね。じゃあ今日ぼくが薬屋に行って処方箋を頼んだら店内で狸が大暴れした話を…… するわけにもいかないので、リプリーの昨日話してないラス20分ぐらいについて話したほうがいいでしょうか。なぜピーターを殺さないといけなかったんだろうか……こいつに

        山生みの親子 / 第一章:山生みの親子

        マガジン

        • 五音の物語
          96本
        • 仮想世界の人々と地域性
          158本
        • 死について考える時にぼくが思うこと
          94本
        • 映画の感想
          184本
        • SNSを戦いの道具にしないために
          108本
        • ゲームの「疑似自然」的箱庭性について
          195本

        記事

          マージがうぜェ~~~~~~~~~

          魅力的なキャラクタはケイト・ブランシェットぐらいしかいなかった。ヘッダ画像をお借りしています。 つまりこれはリプリーの感想であり、ぼくが映画の感想を書く時にいつもやることだがまだ見終わっていない。 一度犯人が、自分のしたことをすべて打ち明けられたら、みたいにごちるところがあるが、それを聞くと自分のしたことを冷静に処理していってばれないように物事を片付けて、犯罪の贖罪とかとは無縁な感じに見えて別にそうではなかったのだということが露呈した瞬間でもあったのだろう。 マージがう

          マージがうぜェ~~~~~~~~~

          do hent@i anime

          とんでもなく始末に負えないしもの話をするので子供に読ませない上に公共の場で読まないでください。ヘッダ画像をお借りしています。 というのもそれは噛ませるというものです。つって痛さをどうのっていうのではない。自分の身体から離れたそれを噛ませるという行為である。 ぼくは最初意味不明だった。意味不明ということはしたこともされたこともない。限りなくそれを実現する機会があったかも知れないが、ついぞ思いつきもしなかったのだろう。 それを初めて知ったときは、噛ませて何が楽しいんや……?

          do hent@i anime

          消費対象との向き合い方について

          すーげえおもしれえ耐久的なゲーム実況を見てたけど、ちょっと生活必需品を調達しないと割と"バヤ"になりそうだったので切り上げた話をしましょう。ヘッダ画像をお借りしています。 めっちゃくちゃおもろいゲームなんですよ。でも食ったり何だったりをしなきゃならなかったのと、巻き戻し機能もつけててくれてたので中断しては1.5倍で見て追いつく、みたいな感じでやっていた。 昔のぼくだったら風呂場に携帯持ち込んで見てたんじゃないかなと思わされる。そこまでやる情熱とはなんだろう?一体型空間にで

          消費対象との向き合い方について

          fuxking sweeter

          THEE MICHELLE GUN ELEPHANTにヴァレンタインという歌がある。ヘッダ画像をお借りしています。 このヴァレンタインとは普通にちばが好きなだけだったら巡り合う可能性が低い……んだろうか?とにかく収録された商品が少ないからです。ぼくの知る限り一個しかない。それは最後から2個前ぐらいのシングルのB面だったというものです。 同じような理由でデビルスキンディーヴァ(正式表記はディーバ)があるが、これは流石に解散シングルのB面なので記念碑的な扱いで当時買ったファン

          fuxking sweeter

          ミウラジュンの猛講義

          みうらじゅんの最後の講義を見ました。ヘッダ画像をお借りしています。 全部面白え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と思った。中でも比較三原則の話はぼくの生き方は正しかったんだという確かめができたことで救われた。比べちゃいけない対象とは、他人、親、過去の自分である。他人がいる時点でもう全員なわけです。 三浦については以前も触れた。その時から、いやその以前から彼に対する情動はとくに変わっていないことも面白い

          ミウラジュンの猛講義

          ハッスルがGoogle日本語入力で英字にならない理由を知らない

          アラサーOLなので末端神経が冷えまくる。嘘です。ヘッダ画像をお借りしています。 ぼくはこのように仮想空間にいるのでよくわからんメカニズムに翻弄され生きている。筋トレの日記をよく書いてますが、そのせいなのか代謝が異様に良いのか異様に悪いのか、食ってすぐ裸(La)にならないと熱くて死ぬ。 この程度の運動量のぼくでそうなるんだったら、バスケットの人らはどうなるのか?ぼくはこれまでちばゆうすけに関するありとあらゆる文を書いてきたので、当然SLAM DUNKを見たんだろと言われるか

          ハッスルがGoogle日本語入力で英字にならない理由を知らない

          キリリンキ

          樹木希林について考えます。ヘッダ画像をお借りしています。 ぼくは生前の樹木希林についてあまり知ることはなかった。本木雅弘と関係している、内田也哉子と関係があるということぐらいしか……あとは富士カラーで写す程度だったか。 ぼくが見たその演劇は映画なのかドラマなのかすらさっぱりわからないが、ある文化的な流派について指導する立場の女を演じていた。ぼくは当該流派とか文化とか、別にどうでもいいと思っている、それは申し訳ないレベルです。 そして樹木希林自身、ぼくが知る限り当該流儀の

          キリリンキ

          笑顔咲くワイ将とあじまってたい

          グラン・トリノを見終わっていろんなことを考えています。ヘッダ画像をお借りしています。 今日はウォルトというカス、タオという(周囲の悪影響で仕方なくごくごく消極的に)カスになりつつあった子供、スーという「聖人なのに世界中のカスの攻め手を一気に被害として受けさせられる女」、という結論にしようと思ってしました。 つまり、イントロではカスだったウォルトとタオがカスではなくなる話だ。そりゃ見た人ならわかると思うけど、いかにしてウォルトがカスではなくなるかといえばまさに自力でそうなっ

          笑顔咲くワイ将とあじまってたい

          グラントリノとインターネッツいきり豚の共通点

          今ぼくはグラントリノを見ているわけですが、この文には致命的な内容ばれとウォルトから受け継いだうすら汚い単語まみれがあるので見てない人は読まないでいただきたい。ヘッダ画像をお借りしています。 昨日は見てる途中で書いた。あのような終わり方をするとは思っていなかった。昨日のぼくを改めて振り返ると、 冒頭の描写: 映画は葬式のシーンから始まる。主人公が社会的、個人的苦悩に直面する。人生の転換点。だって明らかにもう救いようのない病気にかかっている キャラクターの複雑性: 主人公は

          グラントリノとインターネッツいきり豚の共通点

          一生、俺の庭で堆肥をいじっててくれ

          今ぼくはグラントリノを見ているわけですが、ヘッダ画像をお借りしています。 この映画のものすげえところは各所で薦められるわりに、開幕30分でクソがクソを呼ぶクソ展開であるところ。まず葬式という人類にとって生み出すべきではなかったクソ仕草から始まるあたりなんてもはや芸術の完成形といえる。 葬式とは、喪主が一番苦しみ悲しみ世界中を恨み憎んでいるのに、どんな宗教だろうが矢面に立たされ、目いっぱいの金を払わされ、クソみたいな人種の押し付けの悔やみを受け取る羽目になる。悔やみなんてそ

          一生、俺の庭で堆肥をいじっててくれ

          キャプテン・フィリップスとハドソン川の奇跡のトムハン

          昨日に引き続きキャプテン・フィリップスについて。別に昨日を読んでないと意味不明みたいなことはないですが、無理に読む必要なんてない。ヘッダ画像をお借りしています。 これは演劇だから実際には相手が襲ってこないというのは織り込み済みだからトムハンだってあのような果敢な演技ができるのだろうし、これは内容ばれを絶対に知らないようにしようとしているぼくが受けてしまったばれなんだけど、最後の10分間に論点があると。 論点と言いますか、評価すべきポイントがあるらしいということを事前に知っ

          キャプテン・フィリップスとハドソン川の奇跡のトムハン

          I wish you're Merry Christmas

          この前ビッグフィッシュとチャーリーとチョコレート工場を見て、通算「意識的に見た映画数」が201個になった話をしたんですけど、199個目にスポットがあたっていなかった。それはキャプテン・フィリップスでした。ヘッダ画像をお借りしています。 キャプテン・フィリップスは─────やはりこちらも200個目、201と同様、前評判を一切入れずにみたんですけどそれが良かった。恐ろしいまでのサスペンス、スリラー……?なんといえばいいのでしょうか。単純に犯罪だとすればクライムにも属すんですかね

          I wish you're Merry Christmas