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海外在住者の目に映った日本 ここが気になった

我が家はアメリカに住んでいるのですが、今年の夏は、子どもたちを連れて日本へ帰る予定にしています。ちょっと気が早いですが、いまからワクワクしています。

昨年の夏も、日本へ帰省しました。コロナ禍以来、実に4年ぶりの日本でした。海外生活は、通算すると15年くらいになりますが、4年も日本を離れたのは、このときだけです。

4年というのは、日々慌ただしく過ごすうちにあっという間に過ぎますが、そこそこまとまった時間でもあります。

実は、今日は何を書こうかと下書きを物色していたら、昨年4年ぶりの日本で感じたことをまとめようとした下書きをちょうど発掘しました。海外在住者としての視点から、日本で気になった諸点です。感じたことを好き勝手に書き散らかしていますが、この夏の再訪を前に、ちょっと整えて投稿してみようと思います。


海外在住者の目から日本で気になったこと

マグロがうまい(マグロだけじゃないけど)

いや、いきなりそれか、と突っ込まれそうですが、これは言わざるを得ません。だって、日本のマグロは本当に美味しいから。

お寿司やさんで食べるにぎりはもちろん、スーパーのお惣菜の鉄火巻きですら、しっかりマグロの味がします。日本に住む皆さんには当たり前のことでしょうが、これは、実はとても幸運なことです。

アメリカで食べるマグロは、色が薄くて味も薄い。ぐにゅぐにゅした何か、なのです。それでいて、日本の倍くらいの値段を請求されます。お寿司やさんに行っても、わたしはまず頼まないし、子どもが頼みたいと言ったら、やめておけと止めることにしています。これは鮮度の問題でしょうか、それとも部位でしょうか。

子どもが外で遊んでいない

私が子どもの頃は、夏休みは外に出て、公園で遊んだり、虫取りをしたりしたものですが、最近の子どもたちは長い休みにどうやって遊んでいるのでしょうか。そんな疑問が湧くくらい、外で遊ぶ子どもの姿をほとんど見かけませんでした

連日猛暑だったので、これではさすがの子どもも外で遊ぶのは堪えるのでしょう。かく言う私も、子どもを何度か公園に連れて行ったのですが、いつも一時間もしないうちに撤収しました。公園までの道のりを歩くだけで、汗がだらだら出るような暑さ。ベンチに座って待つのも一苦労でした。

夏なのに黒い服を着ている人が多い

これは、特に沖縄のリゾートホテルで感じたことです。日本女性の夏の服に黒が多いのが気になりました。日本にいた頃はそんな風に思ったことがなかったので、感覚がアメリカ寄りになってきたがゆえに感じることなのかもしれません。(アメリカでは、真夏に真っ黒のワンピースを着ている人は、まず見かけません。)

黒は暑そうだし、実際それで太陽の下に出たら暑いはずです。それでも黒を着る人が多いのはなぜだろう。と思って、試しに調べてみたら、暑くても黒い服を着る理由や背景は見つけられませんでしたが、代わりに、暑い夏にどうやって涼しそうに黒を着こなすか、といった内容の記事がたくさん出てきました。涼しそうにしたいなら黒じゃない色を選べばいいじゃない、というのはそもそも前提としてナシなのですね。

ルールが多すぎる

日本に滞在している間、「管理されている」と感じることが多かったです。ルールが多くて。

例えば、プールでは水泳帽をかぶることが義務付けられていたり、シュノーケリングマスク(水中眼鏡)が禁止されていました。ほかにも、実家のマンションで、ピアノの音が騒音扱いになり、昼間でも防音対策をしないと弾いてはいけない決まりになっていました。また、バスに乗ったとき、信号で止まった隙に、空いている席に移ろうと子どもの手を引いて歩きだしたら、車内では移動しないでくださいと運転手さんにきつく注意されたり。

みんなが気持ちよく過ごすために、ルールを設けることはわかります。でも、そのルールが多すぎないか。運営する側が危険や問題につながる行為を禁止したくなる気持ちはよくわかるのですが、それは利用者の不便さと表裏一体でもあります。多少のリスクを自らで引き受けることを前提に、自由に行動する余地をもう少し広げてもいいのではないかなあ、などと思いました。

回転ずしが回っていない

回転ずしが回らなくなっているのには驚きました。まだ回っている店もいくつかありましたがすっかり少数派ですね。

背景には、コロナ対策に加えて、少し前に話題になった迷惑行為を受けた対応という側面があると知りました。ほかにもフードロスを減らしたり、作りたてを提供できるなどのメリットがあって、回らないスタイルに切り替える会社が増えているのだとか。なるほど。

子どもたちにとっては、回ってくる寿司を自分で見て選んで取る方が圧倒的に楽しいようでした。でも、親としては、レーンから至近距離で、かぶりつくようにして回ってくる寿司を必死に吟味しているに子どもらに、「もう少しレーンから顔を離せ」と何度も注意しなければならないのに疲れました。レーンから取ろうと思ったのに、蓋つきのケースから外すのに手間取り、「ママ、やってー」と何度も頼まれたりして、落ち着いて食べられない

回らない回転寿司では、いちいち注文しないと出てこないので、タッチパネルを何度も操作しなければならない煩わしさはありました。でも、やれレーンから離れろだの、取れないから取ってくれだのというやりとりをしなくていい分、いいなと思いました。

というわけで、結論は、小さい子どもを持つ親の目線としては、回らない回転ずし、いいと思います


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
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33日目。折り返しだー!

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