麦鷲映画ノート

備忘録として映画感想文を書いていきます。旧作中心、邦画多め。 後追い世代ですがアマプラ…

麦鷲映画ノート

備忘録として映画感想文を書いていきます。旧作中心、邦画多め。 後追い世代ですがアマプラとU-NEXTで東映と日活の名作を漁ってます。 映画館は年数回。洋画は吹き替えの方が好き。 好きな音楽:ソニック・ユース、パステルズ、スピッツ、ヨラテンゴ、銀杏BOYZなど。

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    • 五福星(1983🇭🇰)

      原題: 奇諜妙計五福星/WINNERS AND SINNERS(1983、香港、101分) ●監督:サモ・ハン・キンポー ●出演:サモ・ハン・キン、ジョン・シャム、リチャード・ン、チャールス・チン、フォン・ツイファン、チェリー・チェン、ジャッキー・チェン、フィリップ・チャン、イップ・トン、ユン・ピョウ、ムーン・リー、ジェームズ・ティエンジャック・チェン・チウ・ター、ラム・チェンイン、タイ・ポー 主要なジャッキー映画(90年代頃までの)は大半観て来た気がするが、まだまだ未見の

      • 若くて悪くて凄いこいつら(1962)

        若くて悪くて凄いこいつら(1962、日活、86分) ●監督:中平康 ●出演:高橋英樹、和泉雅子、和田浩治、山内賢、清水まゆみ、葉山良二、北林谷栄、宮城千賀子、細川ちか子、草薙幸二郎、嵯峨善兵、弘松三郎、武藤章生、小泉郁之助、野呂圭介、片桐恒男、青木富夫、星ナオミ、相馬幸子、花村典昌、高野誠二郎、久松洪介、衣笠力矢、三樹高雄、神山勝、光沢でんすけ、榎木兵衛、伊丹慶治、進千賀子、有田文子、久遠利 タイトルのインパクトで見てみたシリーズ。 これまた小学2年生が適当に考えたみたい

        • セックス喜劇 鼻血ブー(1971)

          セックス喜劇 鼻血ブー(1971、東映、83分) ●監督:高桑信 ●出演:左とん平、小松政夫、太宰久雄、桑原幸子、根岸明美、山城新伍、賀川雪絵、小池朝雄、南利明、集三枝子、村上不二夫、三角八郎、桂ルミ、由紀梨絵、英ミエ、松井康子、小林千枝、竹村清女、林家眠々、梶原真由美、松窪耕平、丹下キヨ子、萩本欽一、東光生、三原葉子、武智豊子、佐藤晟也、須賀良、五野上力、ストレートコンビ、杉本美樹、大村崑、渡辺正美 タイトルのインパクトで見てみたシリーズ。 『セックス喜劇 鼻血ブー』。

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          暴走パニック 大激突(1976)

          暴走パニック 大激突(1976、東映、85分) ●監督:深作欣二 ●出演:渡瀬恒彦、杉本美樹、渡辺やよい、風戸裕介、小林稔侍、汐路章、北村英三、志賀勝、潮建志、曽根将之、林 彰太郎、川谷拓三、室田日出男 タイトルのインパクトで見てみたシリーズ。 『暴走パニック 大激突』。 なんだろう、この大仁田厚のサンダーファイヤーパワーボム的な、勢いはあるけど意味はない的なタイトル。 冒頭から深作作品特有のカメラがグルングルンのブレッブレは相変わらず。 銀行強盗のシーンと、その事

          暴走パニック 大激突(1976)

          こころ(1955)

          こころ(1955、日活、121分) ●原作:夏目漱石 ●監督:市川崑 ●出演:森雅之、新珠三千代、三橋達也、安井昌二、北林谷栄、田村秋子、鶴丸睦彦、下元勉、下條正巳、久松晃、奈良岡朋子、山田禅二、伊丹慶治、鴨田喜由、河上信夫、山本かほる この映画の評価=夏目漱石の原作小説『こころ』の評価へとスライドしてしまわないように、極力映画の中の出来事にしぼって記していきたい。 例えば「大胆な解釈」のように原作から逃げることをせず、真っ向からこの燦然と聳え立つ名作に向き合っており、か

          網走番外地 北海篇(1965)

          網走番外地 北海篇(1965、東映、91分) ●監督:石井輝男 ●出演:高倉健、千葉真一、田中邦衛、杉浦直樹、嵐寛寿郎、大原麗子、山本麟一、藤木孝、砂塚秀夫、由利徹、安部徹、小沢栄太郎 『網走番外地』シリーズ第4弾。 今回はしっかり網走刑務所内部からスタートし、色々とひと騒動あったのちに釧路から謎の荷物を運ぶトラックと共に映画は進む。 仮出所を迎えた橘真一(高倉健)は、ムショ仲間の葉山(千葉真一)の保釈金を調達するため、とある運送会社の仕事を引き受けることになる。 王

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          プロミスト・ランド(2012🇺🇸)

          原題: PROMISED LAND(2012、アメリカ、106分) ●監督:ガス・ヴァン・サント ●出演:マット・デイモン、ジョン・クラシンスキー、フランシス・マクドーマンド、ローズマリー・デウィット、スクート・マクネイリー、タイタス・ウェリヴァー、テリー・キニー、ハル・ホルブルック いわゆる「シェールガス革命」により巻き起こったエネルギー会社による土地買収を巡る、企業側の人間と小さな町の住民との間で起こるドラマを描くガス・ヴァン・サント作品。 タイトルがクレジットされる

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          ビートルジュース(1988🇺🇸)

          原題: BEETLEJUICE(1988、アメリカ、92分) ●監督:ティム・バートン ●出演:アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイヴィス、キャサリン・オハラ、グレン・シャディックス、ジェフリー・ジョーンズ、ウィノナ・ライダー、シルヴィア・シドニー、マイケル・キートン 続編が今年全米公開されるということで、この『ビートルジュース』を久しぶりに観てみた。 とっても面白く、92分があっという間に終わってしまった。 ビートルジュースがとにかく良くて、マイケル・キートンが「い

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          関東テキヤ一家(1969)

          関東テキヤ一家(1969、東映、92分) ●監督:鈴木則文 ●出演:菅原文太、待田京介、寺島達夫、桜町弘子、南利明、河津清三郎、天津敏、渡辺文雄、嵐寛寿郎、大木実 浅草のテキヤ、菊水一家の国分勝(菅原文太)を主人公にした映画。 ほぼ任侠ものと言っていいがヤクザではなくあくまで商売人という立ち位置がテキヤであり、そういった台詞が何度か出てくるし、二度と抜かないよう親分に封印の白い紐をドスに結われたりしている。 ただし見た目はほぼヤクザ。 序盤は男だらけのむさ苦しい画面の

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          県警対組織暴力(1975)

          県警対組織暴力(1975、東映、100分) ●監督:深作欣二 ●出演:菅原文太、梅宮辰夫、松方弘樹、金子信雄、山城新伍、池玲子、成田三樹夫 タイトルの直球度合いはもはやお家芸というか芸術の域である。 もちろん楔形文字みたいな恐ろしいタイトルクレジットのフォントも素晴らしい。 冒頭からラストまで一切途切れることがない緊張感。 特に関東の片田舎でぬくぬくと育った人間にとっては、怒涛の如くまくしたてる広島弁の名台詞の数々に戦慄させられるわけである。 「お前らみとうな雑魚ひ

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          瞳をとじて(2023🇪🇸)

          原題: CERRAR LOS OJOS(2023、スペイン、169分) ●監督:ビクトル・エリセ ●出演:マノロ・ソロ、ホセ・コロナド、アナ・トレント、ペトラ・マルティネス、マリア・レオン、マリオ・パルド、エレナ・ミケル、アントニオ・デチェント、ホセ・マリア・ポウ、ソレダ・ビジャミル、フアン・マルガージョ、ベネシア・フランスコ 「物語」を創作物として表現する際、小説や絵本、戯曲、舞台やミュージカル、漫画、アニメ、映画、テレビドラマ、ラジオドラマ、人形劇などさまざまな手法・形

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          オン・ザ・ミルキー・ロード(2016🇷🇸)

          原題: ON THE MILKY ROAD(2016、セルビア=イギリス=アメリカ、125分) ●脚本・監督:エミール・クストリッツァ ●出演:エミール・クストリッツァ、モニカ・ベルッチ、スロボダ・ミチャロヴィッチ、プレドラグ・"ミキ"・マノイロヴィッチ 『ON THE MILKY ROAD』というタイトルは、戦時中とある村のミルク運びの男コスタ(クストリッツァ)が義兄の花嫁(ベルッチ)と決死の逃避行を行うというストーリーに加えて、”ここではないどこか”を目指したケルアック

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          爆裂都市 BURST CITY(1982)

          爆裂都市 BURST CITY(1982、ダイナマイト・プロダクション、116分) ●監督:石井聰亙 ●出演:陣内孝則、大江慎也、戸井十月、町田町蔵、泉谷しげる タイトルやクレジットのフォントに80年代の戦隊モノみたいな雰囲気を感じた。 その後登場したバンドも戦隊ヒーローのようなアクの強いカッコよさだった。 ビートルズのチラシを踏みつけていたけど、演奏はいたってオーソドックスなロックンロールだった。 ストーリーはあるようで、無い。 ただ、中盤から終盤にかけての暴動の

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          残酷異常虐待物語 元禄女系図(1969)

          残酷異常虐待物語 元禄女系図(1969、東映、93分) ●監督:石井輝男 ●出演:橘ますみ、葵三津子、賀川雪絵、カルーセル麻紀、小池朝雄、吉田輝雄 土方巽による舞踊から始まるタイトルバック。 エログロのショーケースのような異常な世界観は、これから始まる映画は凡百の時代劇とは全く違うということを示している。 吉田輝男演じる町医者がストーリーテラー的ポジションで、三つの話を幕間なくつなげていくオムニバス形式というのは『徳川女刑罰史』等と同じ構成。 明示はないが、第一話が残

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          月曜日のユカ(1964)

          月曜日のユカ(1964、日活、94分) ●原作:安川実 ●監督:中平康 ●出演:加賀まりこ、加藤武、中尾彬、北林谷栄、波多野憲 加賀まりこ演じるユカという自由奔放な小悪魔的な少女が主人公の映画。 冒頭の、走る車の窓からのカットを連続的に素早く繋ぎ合わせ、道を歩いていたユカで一瞬止まるシーンは良かった。 そこからそのままユカが服を脱ぎ捨てて着替えるタイトルバックへ移る。 ヌーヴェルヴァーグが引き合いに出されることが多いようだが、奇抜な編集やら、ナレーション代わりの群衆の

          月曜日のユカ(1964)